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おかん留学/常識、それは大切な文化

日本の常識、素晴らしい文化

日本の常識はいいところもあれば悪いところもあります。今回はいい常識にフォーカスします。
先日、カフェにいった時に赤ちゃんを連れている若いママ(国籍不明)が隣に座っていました。彼女が帰った時、スマホを忘れていることに私は気づきました。彼女は気づかず店を出てしまったので、私は慌てて彼女を追いかけ、「スマホ忘れてますよ!」と声をかけました。

すると、彼女は驚き、とても喜んでくれました。昨日買ったばかりのスマホだと言ってました。おいおい、それを早速忘れちゃうのね😂

しかも前にもなくした事があって、でも見つかることは絶対になかったそうです。だからびっくりしてました。

私はその話を学校の授業でもしました。そしたらスペイン人のクラスメートがスマホをなくした時、誰か拾ってくれていないかと自分の電話番号に連絡をしたら、拾い主が電話に出たそうです。そして「何を言ってるの?これはずっと前から私の電話よ、あなたが間違えているのよ」と言われ、ガチャンと電話を切られたそうです。それっきり😭。海外(スペイン?)でスマホを落として戻ってくることは100%のではないかな?そんな感じでした。

日本ではそんなことはないよ、財布だって戻ってきたりもする。という話をしたら、みんな「マジで日本はすごいな、信じられないよ」という様子でした。

(100%戻ってくるわけではないだろうけど)日本はそういう面では本当に素晴らしいですよね。

海外の人たちは財布やスマホを落としたらショック、拾ったらラッキーと思うようです。おいおい、それはあかんやろ。


“来世“という考え方

その話の時に、「もし私が財布やスマホを拾って、それをそのまま盗んだら、私は心にモヤモヤしたもの(悪い気持ち)を持つことになる。でも持ち主に届けたら私は気分が良く(いい気持ち)なる。だから私は盗まない。日本人はそう考えるんじゃないかな?」というような話をしました。

すると、ウクライナ人の友達が、「あなたは素晴らしい考えの持ち主だね、あなたの考え方やその行動は来世に残るよ」と話してくれました。彼がいうには私の来世はいい人らしいです。

来世?考えたことなかったなー、来世。

そこから「人は何回人生を歩むのか」という話になりました。死んだ後もまだ人生が続くという内容になり、ますますコンヒューズ(混乱)。人生が何回あるとか、来世はどうなるのとか、宗教のこととか、考え方が違いすぎて、話しているだけで使っていなかった脳細胞をめちゃくちゃ刺激される気がします。答えは出ませんが、考えてもみなかったことを考えるのは新鮮で面白い。

日本の常識と世界の常識は全然違うんだなと改めて感じました。

戦争

ちょっと話はそれますが、ロシアがウクライナに攻撃をし始めました。来世の話をしてくれたマイコルはウクライナ人。彼に会った時「あなたの家族は大丈夫?」と聞いたら「わからない、たとえ逃げたとしても、どこに攻撃をしてくるかわからないから、逃げる場所がわからないんだ」と言われました。
え!そうなの?私は「僕の家族は大丈夫だよ、安全な場所にいるから」という返事が返ってくると勝手に思い込んでいたんだと思います。平和ボケをしている日本人の私。だから彼になんて言葉をかけていいのかわかりませんでした。戦争がこんなに身近に感じることになるとは。悲しすぎる。


南アメリカ人の常識

「私達にとって、歌とダンスは重要な文化」これはコロンビア人の友達に言われた言葉です。
南米の友達は歌やダンスが大好きです。お酒を飲んでいると、すぐに音楽を流し、サルサやバチャータを上手にみんな踊ります。日本人の私から見て、下手くそだなと思う人は1人もいません。みんなとってもかっこいいです。フツーに踊れるのが常識です。

でもなんでみんな踊れるんだろう???私は踊れないから羨ましいです。彼らが言うには、子供の頃にこのダンスを両親やおじさん・いとこなど親戚から習うそうです。そして、自分も大人になって、子供や甥っ子達に教えてずっと受け継がれているそうです。これは南米の人たちにはとても重要な文化なんだよと教えてもらいました。

お父さんやお母さんからダンスを習うと言うことは日本では考えられないことなので、私にとって、とても興味深いコメントでした。

そして歌。みんな歌も大好きです。マルタに来て、たくさんのスペイン語の歌を聴いています。いつも大合唱になります。聴いていると、明るい歌が多いなという印象で、みんな楽しそうに歌います。歌がその国の文化を作っていると言っても過言ではないかもしれません。

歌の雰囲気でその国の雰囲気がなんとなくわかります。日本で今流行っている歌がその時代を表しているのもなんだか納得。歌とその国の雰囲気(性格)が比例しているなと感じました。

今まで私はスペイン語の歌を聞いた事がなかったけど、今は大好きです。

マルタの思い出ソングNo.1「Despacito」

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こちらはマルタ島の隣にある小さな島Gozo

マルタとはまた違って素敵です。

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