見出し画像

来日公演も再開!そして、コロナ休演のない世界希望:観劇懺悔2022

年が変わる前に2022年観劇懺悔。と思ったら越してしまった。あけましておめでとうございます。

劇場で観られたのはたった20本。
配信が3本、映画館で1本。

コロナ原因で5本中止。自分がコロナで3本行けず。

とはいえ、全てがクローズした2020年の絶望の一年から考えると、3年ぶりに来日公演(アダムクーパーの雨に唄えば)で、わー!アメリカ人がやっとやってきてくれた!みたいな喜びがあったり、2020年に全公演中止になったミスサイゴンやエリザベートが上演されたりと、少しずつ回復しつつあるのも嬉しい一年でした。

また、コロナ禍で始まったライブ配信の恩恵を大いに受けたのもこの一年でした。昔に比べて勘が鈍ったのか、もう人気公演を悉くチケット入手失敗するという一年で(千と千尋の神隠し、ヘアスプレイ、宝塚月組グレード・ギャツビー、三谷幸喜のショーマストゴーオン、市村さんエンジニアのミスサイゴンなどなど)、配信に助けられました。配信なら観られる、もしくはよかった作品をもう一回観られる(ダディロングレッグス)のもとても嬉しく。きっと興行側にも利益になっているはず、と信じて、可能な範囲で継続していただけたらなぁと思ってます。

さて、2022年に観たのは以下の通りでした。来年は関係者コロナでも極力公演中止にならない体制が組まれることを心より願います。観客もつらいけど、なによりも出ている人、公演関係者がいちばんお辛いはず。

●1月
オペラ座の怪人
リトルプリンス

※中止 
 宝塚花組
 笑う男


終演したら雪。

新年早々の花組中止は結構精神的に辛かった。
久しぶりに見たオペラ座の怪人は、別物のように演出が変わってた。怪人がすごく人間らしい。
リトルプリンス。土井裕子さんのプリンスは初演から30年近く経っているなんておもえないくらいリトルプリンス。心洗われました。飛行士の井上くんも絶好調。


●2月
雨に唄えば
笑う男

来日公演戻った!!がなにより嬉しかった雨に唄えば。


●3月
ブラッドブラザーズ

なんとも言えない展開のストーリーの作品でした。アフタートークでの吉田鋼太郎演出ばなしが可笑しくて可笑しくて。再演あったらまた見たい。そしてこの公演のあとにやっとゆっくりビール飲みながら語れたのも嬉しかった。

●4月
メリーポピンズ

※コロナで行けず
 メリーポピンズ
 Next to Normal
 宝塚月組 Never Say Goodbye 



自分が感染して、3公演を飛ばすという失態…。Next to Normalも、ネバセイも本当に悔しい。そしてなぜか海宝直人くんの公演に縁がなくてまだ一度も拝見できてない。
でも自宅療養明けにチケット取ってみたメリーポピンズは心に沁みました。

●5月
RENT

こちらも来日。この作品も1990年台の作品とは思えないほど問題意識が今と変わらない。というか、世界は進化していないってことなのか。

●6月
ガイズ&ドールズ
リプシンカ〜ヒールを履いた男!?たち〜

※中止
 ガイズ&ドールズ


もちろん井上芳雄くん狙いで行ったガイズで、望海風斗さん(だいもん)にすっかり目を持って行かれる。1回しかみららなくて残念。
リプシンカはもうたぶん10年以上ぶりの博品館劇場。ドラァグクイーンが主役のお話。これも数十年前初演の話とは思えないくらい取り上げているお題が今も新鮮。やはり世界は進歩してないのか。やっとやっとエスムラルダさんがメンバーの八方不美人を生で拝見できて満足。

●7月
映画館
ナショナル・ライブ・シアター
リーマンズトリロジー

配信
千と千尋の神隠し

映画館で見た一本と配信の一本。
リーマンズトリロジーは今年のベストかも。リーマンブラザーズの話を3人だけでつづるお芝居。演出も話も面白く、かつ、俳優さんたちも素晴らしい。また絶対観たい。
千と千尋の神隠しは、よく映画の世界を劇場で再現したなぁ、というのがいちばんの感想。上白石萌音ちゃんは完全に千尋だった。とはいえ生で観たかった。

●8月
ミスサイゴン(伊礼彼方エンジニア、高畑充希キム、チョサンウンクリス)
ダディロングレッグス
ミスサイゴン(伊礼彼方エンジニア、昆夏美キム、チョサンウンクリス)

配信
ダディロングレッグス



サイゴンとダディロングレッグス月間。
ミスサイゴンは、ほんと話が嫌いなんだけど、曲が大好き。伊礼彼方くんのエンジニアは若くて無駄にキムに偉そうでやな奴全開でむしろ滑稽で哀しさがより際立つエンジニアでした。
ダディロングレッグス、坂本真綾ちゃん以外のジュディはない!と思っていたけど、上白石萌音ちゃんもまた違った魅力満載で初々しくて、でもちょっと態度大きい感じが愛らしくて最高でした。井上くんダディはより安定。ずっと再演し続けてほしい。

●9月

※中止
 ピピン

妖しい世界、そしてフォッシースタイルのダンスを楽しみにしてたんだけど、休演…。前回の公演は自分の腰痛で少し集中力がなくて、なんだかとても縁がなくて残念…。次こそぜひ。

●10月
ハリーポッター 
望海風斗25周年 Look at Me

番外
ベルサイユのばら 50周年展

ハリーポッターは演劇ですが、なんとも重いストーリー展開に何気に2週間くらい引きずりました…。また観たい、けど怖い。石丸さんのハリーポッターでした。
ガイズ&ドールズで魅了されたダイモンの25周年公演へ。いやー、宝塚のトップスターってパワフル。次のドリームガールズも楽しみ。ピラティス友達のゆみさんのダンサー姿が見られたのも満足。

そして、ベルばら展も。私のミュージカル好きの原点。

●11月
エリザベート(古川雄大トート、花總まりエリザベート)
エリザベート(山崎育三郎トート、花總まりエリザベート)

※中止
 エリザベート(山崎トート、愛希エリザベート)



エリザベート月間。古川トートは蛇みたいでストーカーぽく。育三郎トートはナルシストがすぎて山口祐一郎トートみたい笑。絶対黄泉の世界で幸せになれませんよ。お花シシィはさすがの貫禄でした。年々1幕最後のドレス姿が美しくなる。初演宝塚のシシィの時の衝撃が今もまだ。

●12月

中嶋彰子&Friends オーストリアよりMerry Christmas
Guests:マテ・カマラス、姿月あさと、純名里沙

新・劇団ぺんぺん

配信
ショーマストゴーオン

中嶋彰子さんのライブは世界オリジナルトートのマテと、純名里沙さん目当てで。マテはお茶目なのにトートの曲になると眼光鋭くなるのがさすが。ロックなトート、心惹かれる。
このライブきっかけで、純名里沙さんのお母様=私の中学時代の恩師と久しぶりにお話できたのも嬉しい出来事でした。

ぺんぺんはもうこれが来ないと年を越せない!

ショーマストゴーオンは、鈴木京香さんの代役を三谷幸喜さんが、という公演に。でもまあ、配信でも存分に笑いました。鎌倉殿の13人で怖い顔してた人たちが変なことばっかしてるんだもん笑 新納くん、尾上松也くん、シルビア最高。藤本隆宏さんの謎の客も変すぎてさすがの三谷ワールド。

2022年は後半、時間とお金をピラティスに捧げてました。2023年はもう少し舞台を増やしたい!そして、コロナ休演が少しでも減りますように!

この記事が参加している募集

舞台感想

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?