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【本好きの備忘録】読書感想と紹介4章:新しいビジネスを生み出すデジタライゼーション~「いちばんやさしいDXの教本」

ニューズウィークでもDXの特集をしていました。
Amazonのレジなし店舗の発想、eコマースとリアル店舗を
近づける手法。

郵送によるDVDレンタルを行っていた企業が、毎日発送する
DVDの量が220万枚を超え、積み重ねると3日で富士山の高さに。
「もう破綻する」と考え、定額映像配信に切り替え大きな成功
を収めました。

そして記事の中で、こう問いかけています。
あなたの会社は、DXする上でどこまで「聖域なき改革」が
できるだろうか?


4章では、実際の開発にあたってDX時代の開発手法を解説します。

目次の紹介

CHAPTER4 新しいビジネスを生み出すデジタライゼーション
39 データを活用してビジネスをデータドリブンに
40 データ分析の基本的な考え方を理解する
41 データ分析を体験しよう
42 データを活用する会社に変わる
43 AIで分析や意思決定を自動化する
44 QCDからDXを考える①「品質を高める」
45 QCDからDXを考える②「コストを下げる」
46 QCDからDXを考える③「納期を早める」
47 QCDを高める2つの着眼点
48 デジタライゼーションの次のステップへ

データを主軸にビジネスを回す

DXがデータにこだわる3つの理由をあげ、データを
ビジネスの主軸にする「データドリブン」の重要性を
説明していきます。

ビッグデータの活用

ビッグデータとは、単純化した説明ではexcelで扱えない
ほど大量のデータです。

データをビジネスの主軸にし、データをもとに意思決定を
行う中で、判断材料になるデータが増えれば、ビジネスの
精度があがり、可能性が広がります。

データ分析の基本的な考え方

「最低限これだけは押さえておけばよいデータ分析」の
3つのポイントを解説しています。

そのポイント押さえながらデータ分析の体験を例示します。

また、データ分析の一般的な手法もざっと解説してます。
・度数分析
・標準偏差
・正規分布
・標本調査
・相関係数
・回帰分析
・重回帰分析
・テキストマイニング


データ分析を題材にしたアメリカのTVドラマがあります。
数学者がFBIの捜査に関わり、捜査データを活用し数学的
手法で犯人を割り出していくという話です。
PrimeVideoで視聴可能です。
面白いし、データの欠落、切り口が違うと、誤った推論
にたどり着くというのもよくわかります。

データを活用する会社に変わる

データを活用できる組織の3つの能力
・データ分析の企画スキル
・データサイエンススキル
・データエンジニアリングスキル

初期は外部パートナーを活用しつつ、人材を集め、
データを活用できる組織に変わっていくようにする。

数年前のDX初期には、データサイエンティストが不足し、
自社で育てたあげくどんどん転職していくということも
ありました。
入社数年で規定の給料か、転職して数倍+支度金であれば
転職してしまう気持ちはわかります。

新入社員採用でも一流の人材を獲得するために、GAFAなど
では3,4千万円の契約金を支払い、実際に一つの部門を
一人で立ち上げ会社に利益を還元しています。
有能な人材は、トップ企業群のなかで能力と対価により
その才能を発揮させているそうです。

QCDからDXを考える

Quality 品質
Cost コスト
Delivery 納期

サービス業から製造業まで、ほぼすべての業種で使える
このQCDという指標に着目して企業価値を高めます。

分かりやすい例で解説し、着眼点も説明しています。

この本はDXの全体像をイメージするための「教本」なので、
この本だけでDX改革を実践するのはハードルが高いと思い
ますが、初心者が正しくDXのみちのりを理解するには最適
だと思います。
※自分が初心者なので、そう実感してます。


次につづく


【本好きの備忘録】
読書中毒なので、忘れないようにと読んだ本の記録を兼ねて、こんな本が
あるんだという本の紹介と、コミッとした感想(有料部分)をあげてます。
※1記事は100円ですが、定期購読だと300円/月となっています。
 月5本以上の記事を上げる予定ですので、定期購読がお得です。
ここまで記事です。
有料マガジン内で紹介してますが、多くの人にしってほしいので無料記事としています。

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