第1回「大麻等の薬物対策のあり方検討会」 議事録が、医薬・生活衛生局より公開されました。


令和3年1月20日 第1回「大麻等の薬物対策のあり方検討会」 議事録が、医薬・生活衛生局より公開されました。

令和3年1月20日(水)13:00~15:00
TKP新橋カンファレンスセンター ホール15E
(東京都千代田区内幸町1丁目3-1 幸ビルディング)
「薬物対策の現状と課題」議事録

検討会資料
「薬物対策の現状と課題」(厚生労働省医薬・生活衛生局監視指導・麻薬対策課)

大麻等の薬物対策のあり方検討会 構成員

「大麻検討会の議事録に「我が国の薬物の生涯経験率は2%程度であり、諸外国が20%~40%であることと比較して著しく低くなっていることなど、薬物対策として高い成果を上げているということでございます。」

「薬物対策として高い成果を上げている」そんなエビデンスがどこにある?

薬物政策が効果的なら、どうしてここ数年大麻検挙者が増えている!
思うに、アルコールに対して超寛大なお国柄だし、島国で密輸がしにくい。外国語をほとんど話せない国民だし特に反社会的な人たちの語学力はそう高くないと思われるので密輸におけるコミュニケーションのむつかしさが密輸のやりにくさにも影響している。また、まじめなで勤勉な国民性と道徳感の高さのわりにギャンブル大国。最近では、覚せい剤使用における一定数で依存症を引き起こし、その治療や回復に苦労する事を伝えている当事者のメッセージも近年増えつつありそういったもろもろが、薬物使用に関して抑制的に働いているように思うのであって、取締りで抑制できていたわけではない。

覚せい剤検挙者も近年減りだしている。これも、再犯を繰り返す高齢者世代が亡くなり出している事と覚せい剤を使わない若者たちがゆえに減っているのであって、決して当局の取り締まりが功を奏しているとは考え難い。

40年前、シンナー使っていた多くの若者(年間検挙者35,000人程度)がシンナーやめるため、覚せい剤に移行した時代が昭和60年代付近。その人たちの中に覚せい剤がやめられず再犯を繰り返して受刑していた平成の時代。実際、断続的無期懲役刑ではないかというような幾度となく受刑を重ねた者もいる。最近受け入れた人に11回刑務所に行った人もいる。現在60歳。少なからず刑務所で死んでいく受刑者も増えていると思う。受刑を重ねれば重ねるほど再入所率が高くなっていく。薬物犯罪政策のひとつの時代が終わろうとしている。

もう刑罰におけるメリットよりデメリットが大きくなりだしている。刑罰における効果が上限限界値を超えている。物事には適正や適度ってものがあると思う。

覚せい剤受刑者に刑務所経費1人年間300万円、年間9,000人平均2年受刑するとして、覚せい剤受刑者経費年間総額540億円、これに警察の逮捕のための経費、裁判の経費がかかる。執行猶予の人が四割ほどいるから300億円ぐらいか?

これが高いのか安いのか?!
皆さんはどう思われるだろうか?

精神科病院や刑務所に長期間閉じ込め断薬が出来たとしても、問題の半分も解決しないでしょう。
薬物を使わずに生きる―スピリチュアルな健康を取り戻すことが必要で私たちは、この身体的、精神的、社会的、霊的(スピリチュアリティ)な回復と健康を取り戻すことに「今日一日」最善を尽くしている。

社会内処遇のほうがコストも安く効果も高めることができる。今もって効果が低いのは社会資源の少なさと差別や偏見が強いからだと思う。
新しい薬物問題の解決の在り方を変えていきましょう。

I can't We can !
私にはできないが私たちならできる!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?