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「切り絵で世界旅」摩天楼(ニューヨーク/アメリカ)エンパイヤも世界貿易センタービルも上がったのに‥


ビルの間から見える高層ビル

  1992年のこと。ニューヨークに来たからには、102階建てのエンパイアステートビル(443m)に上がらねばならない。特撮映画「キングコング」で、コングがよじ登ったビルとして有名だが、私にはスーパーマンのイメージの方が強い。小学生の頃、TVで見ていた「スーパーマン」の冒頭のナレーションは「弾丸(たま)よりも速く、力は機関車よりも強く、高いビルディングもひとっ跳び!」。そのビルとはエンパイアステートビルであり、クラーク・ケントが勤めるデイリープラネット新聞社もここだと勝手に思い込んでいた。

 ともあれ地下の売り場で展望台チケットを買い、エレベーターに乗る。80階で乗り換えて86階にあるメイン展望台へ。屋外から林立して聳える摩天楼群はもちろんはもちろん、セントラルパーク、ハドソン川、ブルックリン橋などマンハッタンを360度見渡すことができる。ため息をつきながら眺めたが、肝心の写真を撮り忘れた。

 同日の夜、当時世界一高かった世界貿易センタービル(527m)にも上がったが、あいにくの曇りで、視界ゼロ。これまた写真なし(2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ事件で崩壊した)。

 というわけで切り絵は街中の摩天楼の一角。ビル群の間のどこからでも高層ビルが見られる。これも、まさにニューヨークである。

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