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老人と自己中心的な他人

その人は、女と付き合って結婚した。

それから、ちょっと経って僕誕生。

また、ちょっと経って、家庭内別居が始まった。
これは、僕が小学三年生の時。姉は、中学2年生。
うちは兄弟3人いて、上に姉、僕、そして弟。

毎日家に帰ったら、親同士が喧嘩をしている。

ツマミだけ話すと、その人が別の女を作って、
家の金を使ってたとか…

家で鉢合わせるといつもそんなもんだから、
僕は学童保育的なとこに、行ってた。

そして、母親が兄弟を迎えに来て、
車の中でお菓子を食べたり、
好きなことを話したりしてた。

その時間は、お菓子を食べる為の時間じゃない。
その人が家から出ていくまでの時間。

僕たち兄弟は、その1件から、
その人を父親として見なくなった。

その1件から、母親は
僕の中で離婚した。

その年から、年末年始は
母方の父のところに泊まるようになった。

そこから時間が流れて、
その人の父が認知症になった。

しかし、その人は認知症の介護をするでもなく、
自分の人生を謳歌している。
キリギリスみたいなやつだ。

そして、そのツケは、その他親戚や、
僕たち家族のところにも来る。

たまったもんじゃない。
一方で、その人の父母も
認知症のような気がする。

母の方は、買い物依存みたいなやつで、
毎日通販番組を見ては、どこかに電話をしている。

僕たち家族が注意をしたって、
焼け石に水。

未だに生ゴミ漁ってる。
何度ヤメテって言ったって変わらない。
そういう人なのだと思っておけばいいんだよって、
母親から言われたって、見ていると気持ち悪くなるし、見ていなければいいんだよなんて言われても、
その結果、何かしらも病気にでもなったら、嫌なんだってこと。母親には通じているかもだけれども、
祖母には通じてない。

このままだと、この人たちが亡くなった時に、
僕は、お墓を蹴りそうで恐い。


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