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毒になるポジティブ⑤ ストラテラ服用日記1042日目

今日でこのシリーズも一旦終わりです。

これまで4回にわたって書いてきた内容のまとめというより、ポジティブ万歳主義的とも言える風潮に対する私見を述べていきたいと思います。

何はともあれ、自分の考えを人に押し付けてはいけないなと。
これは自戒も込めてなのですが、人はついつい自分が大正義だと盲信しているものがあってそれを無意識・意識的に相手に押し付けてしまうことがあります。
多分、私も無意識にやっていると思います。

ポジティブに限らず、他人に自分の考えを押し付けるのは、相手の境界線を越えることになります。そうならないように十分注意しましょう(これも突き詰めると、自他境界線は超えてはいけないという自分の中の正義に準じた言葉です)。

続いて、社会通念や常識、慣習、モラルなどを盲信してしまうことをやめてみましょうという思いもあります。
ついつい自分が当たり前だと思っているものを他人も当たり前だと思っていることは、往々にしてあります。
でも、それが相手の常識とか限らないし、常識が必ずしも正しいとは限りません。
歴史や社会通念は、あっという間にひっくり返ったりします。
なので、周りの判断や雰囲気に惑わされず、自分の価値基準で物事を押しはかる癖をつけることはとても重要だと思っています。

また、ポジティブな考えの押し付けは、相手を傷つける危険性が高い。(だからこそ「毒」という言葉を使っています)
ポジティブであらねばならないというのは、かなりの負担になります。前向きに考えることはとても重要ですが、それが100%良いものだとは限りません。
また、その風潮を背景にして相手に押し付けると、それに従えない自分を責めたりもしてしまいます。
それが傷になったり、自己肯定感の低下にもつながります。

言葉というのは繊細なものだし、とても気をつけて扱わねばならないものだと思います。(繰り返しますが、これも私の正義から出ている言葉です。あくまで一意見として読んでいただければと思います)
自分が何を意図して言葉を発したかよりも、相手がどう受け止めるかが問題なのです。

なので、相手のことを尊重し、自分と同一視しないで、丁寧に言葉を選ぶということが大切なのかなと思います。

毒ポジに侵されてる方は、一度、自分の常識を疑ってみて下さい。


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