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8月9日 選手にゃ恨みはないが、政権批判したいからオリンピックを批判していた人々

 先日、オリンピックが無事に終了した。
 オリンピックの前にさんざん何か起きる、オリンピックが始まれば日本が滅ぶ、東京が滅ぶ……なんて言われていたけれど、案の定、なーんにも起きなかった。まあそうなるだろうな、とは思ってたけれども。

 オリンピックが開催される前から、最中も「選手にゃ恨みはないが、政権批判したいからオリンピックを批判する人々」が大騒ぎだった。大手マスコミに、野党に、それにつられちゃったうっかりな人々……。
 こういう人達はオリンピックや選手になにか恨みがあるかと言えばなーんにもなし。単に政権批判したいから、そのネタにしていただけ。だから実際にオリンピックが始まると金メダルを獲ったことに喜んじゃったりする。
 特にマスコミと野党は、意見に一貫性が保てていないじゃないかと、それで非難される。そういう結果になるのは目に見えてるんだから、だったら余計なこと最初から言わなきゃいいじゃない……。オリンピックを批判するなら、選手が金メダルを獲っても沈黙する。その程度の一貫性を持たないと、周りから非難されるのは当たり前。と指摘してもマスコミと野党は後先考えて発言していないから、こういうことになる。

 あとはこういう潮流にうっかり騙されて流されちゃった人々だね。やっぱりたくさんいるなぁ……とは感じていた。そういう人達の中には、選手に直接「オリンピック反対に声を上げてください」と言いに行く人まで現れてしまう。
 選手にとってオリンピックは一生に一度の祭典なんだよ。中には2回、3回と出場できる人もいるけど、ほとんどの選手にとって一度きり。その一度きりのものに向けて鍛えて調整しているのに、「反対に声を上げましょう」というのは無神経の極み。

 そもそも「オリンピック反対!」の意見ってのは、別に「オリンピックや選手にゃ恨みはないけど政権批判のネタにしたかっただけ」に過ぎないもので、それを見抜けず、それが「今の時代の正義」だと思い込んで流されちゃった……。そういう人がまだこんなにいたんだ、という現状を見て、やっぱり世の中そういうものか、という気がしていた。

 その中には温度差はきっとあるんだ。
 野党の人々や朝日新聞がオリンピック反対していたのは、完全に政権批判のネタのため。野党の連中は別になんとかウイルスの拡大とか、オリンピックの意義がどうとか何も興味がないんだ。オリンピックを攻撃すれば与党にダメージを与えられると思っているからやっている。それだけ。
 だから野党の人々がオリンピックを批判しながら金メダルを獲った選手を祝福するのは、別に二枚舌でもないんだ(本人達にとっては)。最初からそこまで本気じゃなかったから。ただのポジショントークだよね。

 朝日新聞は甲子園の主催者の一人にもなっていて、こちらは特に反対していない。なぜなら、甲子園を批判しても、政権批判に繋げられないから。オリンピックは政権批判に繋げられるから批判する。政権批判につながらないから、甲子園は批判しない。朝日新聞なんかはこういうスタンスなんだよ。
(オリンピック反対を唱え続けていた人は、ぜひ一貫性を持って甲子園の反対も唱えてほしいものだ)

 でも一方で、本気で「オリンピック反対」と言っていた人々がいる。野党やマスコミの裏の意図に気付かず、うっかり(それが今時代の)正義と思い込んでオリンピックそのものを憎くなって「反対! 反対!」と叫び続けちゃった人々。こういう人は流されやすい人、騙されやすい人だね。
 あれだけネットでいろいろ言われているのに、マスコミに騙されやすい人ってそれだけいるんだ。
 どうしてそこまで流されちゃったのかというと、それが「正義」だと思ったから。正しいことをしていると盲信したから。人は自分の行動を「正義」だと信じた途端、どうしようもない行動をとりがちになっちゃう。
 気を付けなくちゃダメだよ。新聞の中には国民を騙そうとか扇動してやろうとか考えているところもあるんだから。

 まあ、なんにしても、マスコミが大騒ぎしていることは大抵、たいしたことでもなければろくでもないこと。マスコミが大騒ぎすることには裏がある。そこに気付いて冷静でいることが大切だね。


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