読書記録(2024年4月)

積読の解消を目指してコツコツ読んでます。


『悪魔の孤独と水銀糖の少女Ⅱ』

積読歴:約5年
孤独の悪魔を背負う男と死霊術師の少女シュガーリアの物語。シュガーリアは紅玉いづきさんらしいキャラクターで、その可愛らしさと、作中では覚悟を決める姿に魅了された。

『世界でいちばん透きとおった物語』

「電子書籍化不可」と帯にも書いてあるとおり、確かに紙の本でしか出会えない感動。
だが、この感動は例えるなら手品を見た時のような感動である。物語それ自体もそこそこ面白いが、泣けるとかそういうのではなく、びっくり芸に対する面白さだった。

『安達としまむら』

タイトル通り、安達としまむらという女子高生たちの物語。
特に何か急展開があるわけでも、すごい秘密を抱えていたりするわけでもないが、彼女らの心情描写が細かくて面白い作品だった。

『客観性の落とし穴』

客観性による単なるデメリットを挙げ連ねるだけの本ではない。
この本の主張は私の中に存在する考え方と対立することがあり、よく考えさせられた。
是非一度読んでみるべきである。

『アルジャーノンに花束を』

言わずと知れた古典文学の名作。
私たちはチャーリーの人生の一部を「経過報告」を通して見る。
1冊の中で私の心は何度も揺さぶられたが、このnoteでは私が最もハッとした瞬間を記録として残しておこうと思う。

「ぼくは実験を後悔していない」
「あたしもよ、でもあなたは以前持っていたものを失ってしまった」

アルジャーノンに花束を

このセリフは、この物語ででチャーリーに起こったすべてを表していると思う。

さいごに

積読の解消を目指しているとは言っていますが、今月読んだ5冊の内3冊は今月購入したものです笑

読みたいものを読みたいときに読むのが幸せだと思います。

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