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私は非国民かもしれない

いま、世の中は選挙ムード一色だ。
昔、選挙活動に携わっていた頃を思いだすことがある。
投票率は右肩下がりで低くなる現実に当時は憤りを隠せなかった。
なぜ国民の権利を行使しないのだろうか。
票を投じる簡単な行為をなぜしないのか。
そして世の中の人はこんなにもなぜ政治に関心が薄いのだろうか…と。

しかし、今のわたしなら過去の私へ1つの答えを示すだろう。
「行かない意思はそこにはない、関心がないわけでもない、ただ行けない事情があるかもしれない。」

私は現在妊娠初期でつわりも酷い。
動きたくて外出するも結局つわりが酷く、思考すらおぼつかない。夫と日常生活をまわすので精一杯になってしまう。
それでも手抜きできる部分は手抜きをしているが、きもちは毎日しっちゃかめっちゃかだ。
数分前まで「ハッピー」と思っていたとて数十分後には「憂鬱」と感じる。
きもちもこれだけ変動を激しく繰り返している、そこに追い討ちをかけるように吐き気や腰痛といった身体の変化が加わるのだ。
40歳、初産婦、高齢出産だ。
今の私にとっては「授かった生命を守りたい」と強く思ってしまう。
そして投票は期日前とて会場に行かねばならない。その力すら今の私にはない。
調子のいい日に行けばいいのかもしれない。
身体も心もさきが読めないのだ。
調子のいい日が存在しない。
今も布団にくるまりながら、文字を打っている。
政治に関心がないわけではない。
選挙というのは唯一国民が意思を示せる時だとも思う。それが民意なのだから。民主主義の根だ。

授かった生命を大切にしたい、まもりたい。
そのために私が示せる民意とは何なのか?
まだ1円位にしか育っていない我が子が投票権を得たとき、私はこの気持ちを伝えてもよいのだろうか?産まれるわが子が投票権を得るころ日本、世界はどうなっているだろうか。
少しでも先の未来を歩く人に幸あれと願ってしまう。それは世の中の尺度でははかれない、あなたの価値で決めていい。
他人との比較ではなく、どうかあなたが感じた「幸せ」を大切に生きてほしい。

#選挙

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