[読書記録]マカン・マラン 〜二十三時の夜食カフェ〜 (古内一絵) / 腸がしゃんとする
ここのところ家のことでバタバタしていました。一緒に住んでいた姪が一人立ちするため引越ししたこと、長いこと任されていた子供関係の学校の云々の諸々が高校卒業を前に終了したこと、重ねて夫の祖母(100歳になります)が他界したこと。これが全てこの1週間のうちに起こった出来事だったので、わりと息つく暇もなし、という感じでした。
ようやく腰を据えて自分の時間を確保できるかな、と思っています。
マカン・マラン、こういったカフェやレストランなどの短編集は、流行りなのかあちこちでいろいろ見かけますが、マカン・マランは一話ずつがわりと深く掘り下げられていて、心に響く言葉もたくさんあり、とても良かったです。
この種類の短編集の中で今のところ一番好きかもしれません。
身体が喜びそうな飲み物、お料理、デザートもたくさん。かぼちゃともち麦のスフレは私も是非作って食べてみたいし、シャールの作り置きサラダ、
も完全に美味しそう(酸っぱめが多そうだけど)です!ポタージュもだけれど、イチジクのバルサミコ、山芋とアボカドの山葵和えに胡桃のローストは特に美味しそう!と思って「今私も欲しています、食べたい、シャール!!」となりました。思わず紅茶にソイミルクとシナモンシュガーをすぐに入れて飲みました。
ここのところバタバタしたのでお料理熱がぐーんと低くなっていたのを、腸がきゅっと引き締まって、美味しいものを作りたい、という気持ちがまた少し湧いてきました。ありがたいことです。
お話からやる気をいただくことって、私は多々あります。だから本を読むことを止められないのだろうな。
ドラマ化するならシャールは内野聖陽さん、ジャダは横浜流星さんあたりがいいなあ、なんて想像を膨らませています。
図書館で借りましたが、これは買うな。そしてシリーズの他の三冊も買うな。
ありがとうございます!