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【イベントレポート】ステルスマーケティング規制に関するメディア・インフルエンサー勉強会を開催しました!(前編)

こんにちは!株式会社トリドリ・インターンのリです。

先日、報道メディアの皆様と、toridoriのサービスを日々ご利用いただくインフルエンサーの方々を渋谷オフィスへご招待し、『ステルスマーケティング規制に関するメディア・インフルエンサー勉強会』を開催しました!

この勉強会は、第一部の「メディア向け勉強会」と第二部の「インフルエンサー向け説明会」の二部に分けて、具体的なガイドラインやベストプラクティスについて解説しました。

勉強会後は質疑応答の時間も設け、ご参加いただいた皆様からいただいた疑問点や具体的なケースに関する相談にも応じながら、メディアの皆様、インフルエンサーの方々、toridoriの三者で健全なPR環境の構築を目指す場となりました。

実に、今回の勉強会はtoridoriの広報チームとして初めての対面イベントでして、私も受付など細かい仕事を手伝いさせて頂きました!
今まではインフルエンサー交流会などのイベントをお手伝いしたことありますが、色んなメディアの記者さんのいらっしゃる初めてのイベントに参加し、とても楽しい経験でした!

前編となる今回は、第一部・メディア向け勉強会の様子をご紹介したいと思います!

▼これまでのイベントレポートはこちら



◆ステルスマーケティング&景品表示法とは

まず、今回のイベントレポートをご覧いただく皆さんがより内容を理解しやすくなるよう、「ステルスマーケティング」「景品表示法」、この2つの概念を紹介したいと思います!

💡ステルスマーケティングとは…?

広告であるにもかかわらず、広告であることを隠して表示する行為のことを「ステルスマーケティング」と言います!

当社勉強会資料より

では、なぜステルスマーケティング規制が必要なのでしょうか?

例えば、ある食べ物のPRを考えてみましょう。
通常、インフルエンサーさんがSNSでPRをする場合、#PR、#タイアップなどのハッシュタグを付けて、企業から依頼されたPRだとわかる形で「この食べ物はすごく美味しくておすすめです!」と投稿します。
しかしステルスマーケティングの場合、インフルエンサーさんが本当は企業からお金をもらってPRしているのに、ブログやSNSで、#PRなどのタグもつけず、「自分の子供はこの食べ物ばかり食べています」「冷蔵庫にもこの食品ばかり」という内容を自発的な口コミのように投稿します。
そうすることで、投稿を見る人たちは、投稿が実は宣伝であることに気づかないようになっているのです。このようなステルスマーケティングが多いと、消費者が商品やサービスについて正しい情報を得て判断することが難しくなります。

なので、消費者が正確な情報を得て、理解して商品を選択できるようにするために、ステルスマーケティング規制が必要となりました。

💡景品表示法の法改正

昨今SNSの普及により増加しているステルスマーケティングを抑止し、一般消費者を保護するため、景品表示法の法改正が令和5年10月1日に施行されました。

当社勉強会資料より

景品表示法を改正することで、ステルスマーケティングに対する規制を強化し、企業が広告で正確な情報を提供するように促すことが目的です。これにより、消費者は広告を信じて商品を買ったりサービスを利用したりする際に、安心して正しい情報を得ることができるようになります

◆第一部・メディア向け勉強会

第一部のメディア向け勉強会では、代表の中山と経営管理部の古川が、メディアの方々に対し、下記の4項目をご説明いたしました。

・ステルスマーケティング規制
・景品表示法の改正
・toridoriの取り組み
・PR投稿との向き合い方

📌toridoriの取り組み

toridoriはインフルエンサープラットフォーマーとして、システム制御と専門部署の設置により価値の最大化と市場の健全な発展に注力しています。

PR投稿の品質や透明性を確保するために、システム制御により、広告ガイドラインに沿った投稿以外は投稿出来ない仕組みを作りました。
インフルエンサーの投稿の表記を、管理画面で自動的にチェックし、誤った表記がされていたり、必要な内容が入っていない場合はエラーを表示し投稿できないようにしています。

また、定期的に有資格者による投稿審査とインフルエンサーPR投稿管理を行い、システム制御と人的チェックの両面で、インフルエンサーと企業が安心して活動できる環境を構築しています。

このような取り組みにより、今では、月平均約2万件のPRが行われている中で、ステルスマーケティングに関する問い合わせはほとんどない状態となっているそうです。
toridoriは、これからも、インフルエンサーマーケティング市場において、世界基準で最適なPRリテラシーを持てるよう、広告主の企業の方々およびインフルエンサーの方々に対して継続的な啓発活動を行っていく予定です。

📌質疑応答

続いての質疑応答コーナーでは、ご来場頂いたメディアの記者さんよりたくさんの質問を頂きました!

”PR案件の適切なハッシュタグ”や”ステルスマーケティングとギフティングの違い”など様々なテーマの質問が寄せられ、有意義な交流の場となったんです✨
この中で、特に印象的だった質問を二つをご紹介します。

Q1:「ギフティング」、「インフルエンサーさんが本当に好きな物の紹介」と「ステルスマーケティング」の限界が曖昧ですので、toridoriはどのように対応していますか?
A:勉強会の中にもご紹介頂いたように、toridoriでは信頼性がある環境を維持するためにシステム制御と専門部署の設置により投稿を定期的にチェックしています。また、toridoriではアドバイスとして、#PR、#商品名などのハッシュタグを付けることで、ステマと思われないように関係性を明示するのがおすすめです。
インフルエンサーさんにとっても、ステルスマーケティングと判断されたら炎上のリスクがありますので、toridoriはインフルエンサー交流会や勉強会などのイベントを通じてインフルエンサーにステルスマーケティングの定義をしっかり理解してもらうように努力しています。

Q2:景品表示法の法改正に対応して、toridoriのステルスマーケティング対策に新たな取り組みがありますか?
A:toridoriでは今までも、PR投稿の場合の#PR表記などを義務付けていましたが、今回の法規制を踏まえて、より投稿の認知しやすい場所への#PR記載を義務付けました。
具体的にはInstagramであればハッシュタグの一番最初に#PRをつけることで、「PR」または「広告」である旨を明示することをインフルエンサーに依頼しています。また、動画の場合は、最初の5秒で明確にPRを表示するよう求めています。
そして、契約書および利用規約において、ステルスマーケティングが発生した場合、報酬の支払いを行わない等の具体的な取り決めを新たに条項として導入しました。


後日、勉強会にご参加いただいたメディアの方々に、記事としてもお取り上げいただきました!

▼『日本経済新聞』様

https://toridori.co.jp/news/nikkei-toridori-231005

▼NHK『サイカルジャーナル』様

https://toridori.co.jp/news/nhk_scicul_20231110

▼『NHK NEWS おはよう日本』様

https://toridori.co.jp/news/nhk-toridori-20231001

記事を取り上げていただき、ありがとうございました🙇‍♀️✨


以上、ステルスマーケティング規制に関するメディア・インフルエンサー勉強会(前編)でした!
来週公開予定の後編では、第二部のインフルエンサー向け勉強会についてイベントの様子をお伝えいたします!ぜひ引き続きご覧ください!

最後までご覧いただき、ありがとうございます。 




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