鳥居くん

人生観を掘り下げるのが好きな29歳です。好きな作家は江國香織さん、山田詠美さん。バイブ…

鳥居くん

人生観を掘り下げるのが好きな29歳です。好きな作家は江國香織さん、山田詠美さん。バイブルは山田詠美さんの 僕は勉強ができない

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性悪説という心の色眼鏡を剥ぎ取った話

心の色眼鏡ヒトと他の動物との違い ニンゲンという生き物の他の動物との 最大の差は、考えること即ち思考ができる、 できてしまうという点だと思う。 それ故ときに自分を守る手段として、 無自覚のうちに思考力を固定化してしまうことがままある。 その状態で、固定化された思考=色眼鏡を心にかけているにも関わらず、 自分はクリアなレンズの 眼鏡をかけているのだという勘違いが生じる。 色眼鏡の不可視化 自分が色眼鏡ごしに見ている世界は 他人の見るそれと同じに違いないと誤認する。 なぜ

    • ちょっとした夢が叶った話

      なぜ文章を書くことが好きなのか私の場合は自分の価値観/思想、それから世界の見かたを共有共感してもらうことを目的としている気がします。あるいは映画『インセプション』のように植え付けたいのかもしれません。 言葉で語るのも素敵ですが、文章の場合は自分も相手もあとからいつでも読み返すことができる点で有利だと思っています。このnoteもそうです。 読書家なら一度は思い描くことそれは作家になるということ。読書好きなら「自分も面白い物語やエッセイを書いてそれを本にしてみたい。あわよく

      • 将来躁になって結婚して欲しい

        自分は本当に躁鬱なのだろうかこの疑問が躁鬱と診断を受けてから常に頭から離れない。 躁鬱の診断はとても難しい。加えて、私が躁鬱と診断されるに至った躁エピソードが弱いからだ。鬱診断を受けて休職開始して数ヵ月目に、初めて当時の婚約者に対して怒鳴ってしまった。そのエピソードだけで診断がうつ病から躁うつ病(双極性感情障害Ⅱ型/以下躁うつ病と記載)に覆った。 ただ、躁うつ病の診断が覆るのは怖い躁うつ病とうつ病では仕組みも効く薬も全く異なる。私の場合、うつ状態の谷から精神が這い上がってき

        • 思想を語ること、愛を語ること。

          はじめに先日ご縁があり、1時間の講演を行いました。これまで私がnoteに書いた思想や哲学をテーマにしました。具体的内容はこちら(https://note.com/toriikunn/n/n0b3faaa2b693)です。登壇した結果、臆することなく堂々と振舞うことができる自分を発見しました。その態度は、愛を語る態度と極めて近いものでした。 構想3年、実質準備期間1ヵ月と万全の状態で講演会に臨みました。発表早々に噛んでしまい、さらにはその直後に発表内容を飛ばしてしまいました。

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        性悪説という心の色眼鏡を剥ぎ取った話

          2023/06/24発表内容まとめ

          0.初めに誰かを愛していますか?あるいは愛した経験はありますか? おそらく、多くの人が愛した経験があると思います。 では、自分自身を愛することはできていますか? 今回は自己肯定感のトリセツ 平たく言うと自分を愛する方法をメインにお伝えいたします。 1.発表内容内容は図1の通りです。 盛りだくさんとなっておりますが、 メインテーマは自分を愛することについてです。 そして、それを達成するために 自己肯定感やプライドをうまく扱いましょうといった 内容となっております。 また

          2023/06/24発表内容まとめ

          自己肯定感・自尊感情と承認

          自己肯定感や自尊感情と上手に付き合えずにいた私が、これらと向きあって発見した考え方についてまとめてみました。 1. 自己肯定感/自尊感情を他者評価≒承認によって高めてもらう  人は仕事、家庭内、そして恋人や友人と接して評価してもらう、もしくは愛情表現を受け取り、承認を得ることで自己肯定感や自尊感情を満たしています。これはヒトが群れの生き物である以上必然なことです。しかしながら、他者評価のみによって承認を得て自己肯定感/自尊感情を満たす場合には”評価されない=承認を得ること

          自己肯定感・自尊感情と承認

          救済の技法―自己受容と自分を愛するということ―

          障害の発覚と受容 24歳で躁うつ病(双極性感情障害Ⅱ型)—以下躁鬱と表記—と診断され、 25歳で知能検査WAIS-Ⅲを受けた結果、発達障害と判明しました。  診断され病名というレッテルが貼られたところで、私の生きにくさが 変化するわけではないと思っていました。しかしながら、病名がついたことによって、似た状態の先人たちの叡智を利用できるのではないか。そしてそれとは別に、自力で内省を行い自分自身で障害も私を構成する一部分であると受容したいと考えました。主な手段として、我流の哲

          救済の技法―自己受容と自分を愛するということ―

          一匙の勇気 "今年発見した新しい自分"

          2022年を振り返ると、 これまで28年間の人生において、 稀に見る激動の1年でした。 サナギから蝶に変態したと言っても 過言ではないかもしれません。 思考、行動、そして心の在り方全てに 変化が起きました。 そして自分の内面に新たな発見がありました。 要因は内的要因と外的要因がありました。 内的要因は今年の抱負を 「好奇心が芽生えたら 勇気を出して飛び込んでみる」   と設定したことが 最も大きな変化をもたらしました。 外的要因は大きく3つあります。  1番目は、ずっと

          一匙の勇気 "今年発見した新しい自分"

          障害者手帳を受給したこと

          結論。ずっと抱えていた"生きにくさ"に障害者というレッテルを貼られることで、ある種の救済を感じた。 プロフィール固定記事に詳しく書いてあるので割愛しますが、物心がつく頃から衝突や周りと同じように振る舞ったりするいわゆる「普通にやりなさい」が苦手な子でした。  当時は発達障害というものが存在するとはしらずに、みんな私と同じ位の生きにくさを抱えながら一生懸命に生きているのだと思っていました。だからなるべく背伸びをして「普通の人」に擬態―マスキングとも言えます―して生きてきまし

          障害者手帳を受給したこと

          性悪説という心の色眼鏡を剥ぎ取った話

          ニンゲンという生き物の他の動物との 最大の差は、考えること即ち思考ができる、 できてしまうという点だと思う。 それ故ときに自分を守る手段として、無自覚のうちに思考力を固定化してしまうことがままある。 その状態で、固定化された思考という 色眼鏡を心にかけているにも関わらず、 自分はクリアなレンズの 眼鏡をかけているのだという勘違いが生じる。 自分が色眼鏡ごしに見ている世界は 他人の見るそれと同じに違いないと誤認する。 なぜならばどう工夫しても他人が見る世界を 見ることは叶わず

          性悪説という心の色眼鏡を剥ぎ取った話