話は簡単だ


俺はなにがしたいんだろう

俺はなにがやりたかったんだろう

自分が勝つことへのこだわりはもう余りない

勝ったところで気持ちのいいもんじゃない

そんな気分にさせてくれるような相手じゃない

じゃー何故そんなに向きになってやるのか

なぜなんだろう

それが敗ける?

いやいやそれが敗けるわけがない

ただそれが踏みにじられ蹂躙されるのが見ていられない

ろくでもない連中にそれがそのように無様に嘲笑されるのが見ていられない

それに力がないわけじゃない

それが弱いからじゃない

それを唱え表向きは崇め奉っている連中が

偽りのインチキだからそうなっているだけだ

だから簡単にそいつら自身の弱点を突かれて簡単に腰砕けになって篭絡されてしまう

だからあたかもそれがその程度のものであるかのようになってしまっている

そいつが許せないだけだ

何に対して許せないのか

踏みにじる連中 偽る連中 無力な自分 突き付けられる現実 ・・・

多分 これだろうな

許せない から 許せない

俺が許せないと感じているのは確かだが

他の生物も大地も海も天も皆同じだと感じる

だからこれだけ煮えたぎり迸るような感情が抑えられないんだと思う

そして多分全ての人間も心の底ではそう感じているんだろう

だから声を上げなければならない

本当に許せないんだよ

でもわかってほしい

本当は許したいんだ

そしてわかっているんだ

本当はみんなおなじなんだと

ただ成り行きこれまでのストーリーが悪過ぎる

悪過ぎるし酷すぎるし気持ち悪い

だからそのナラティブを皆が認知することが出来さえすれば

必然的に当然の様にそいつらはもう存在できなくなる

バンパイアが太陽のもとで生きられないのと同じように







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