阪神バスさまの路線休止絡みで訪ねた杭瀬には廃線跡もありました。バスの乗車と併せて少し探索してみましたのでご紹介します。

高架の阪神本線杭瀬駅。
ガード下には阪神バスさまの尼崎市内線の阪神杭瀬駅停留所があります。

阪神バスさまの阪神線の阪神杭瀬駅北停留所は駅から離れた国道2号線にあります。野田尼崎甲子園線は休止となりましたが、その後も杭瀬宝塚線のバスが発着しています。

野田尼崎甲子園線が代替していた軌道線の阪神国道線の北杭瀬電停は、今の阪神杭瀬駅北停留所から杭瀬交差点を挟んだ東側にあったみたいですが、路面電車の廃線なので流石に痕跡はありません。

北杭瀬電停の西隣の東長洲電停と阪神本線の杭瀬駅の間には「杭瀬連絡線」があり、阪神本線と阪神国道線とで行き来ができたそうです。阪神本線は高架となり、連絡線跡にはマンションや民家が建っていますが、緩くカーブした寿司屋の駐車場に線路の面影がありました。

阪神国道線は半世紀近く前に廃止となり、電車の代替のバス路線も姿を消してしまいましたが、こうして痕跡がうっすらと残されているのは面白いですね。