見出し画像

渡辺美里のマイナーな「三曲で三題噺」。

といふことで幼少期において西武球場の
ある街の近くに住んでいたことがあった
もので、お蔭で声優のなり損ないになる
前の一時期を除いては「東京に憧れる病」
にかからずに済んだのですが、逆に
あの頃西武球場で輝いていた渡辺美里に
対する情熱と憧れはそれなりに積もって
いたわけで。

といふことで渡辺美里のマイナーな三曲
からセレクトして「三曲で三題噺」を
やってみようかと。

1.嵐ヶ丘(アルバムLovin' you所収)

二曲はスパッと決まっていたけど、最も
難航したのがここの選考で、三曲浮かんだ
中ではこの曲からスタートするのが
妥当かなと。

最初の選択肢がTMだとどっちにするか。
木根ちゃんだと桜の花の咲く頃に、
だけどこの御時世桜の曲を選ぶのは、
だし(アルバムribbon所収、なので
固まるのも避けたい)いずれにしても
今度の予定は平松愛理の、でとなりそう
なので清水信之を避けることは出来ない
から、そちらで少し触れることになる
でしょう、と。

 で、手元にあったのはLovin' youだった
ので(でも改めて観るとこんなにも大村
雅朗アレンジで固まってるとは全然思わ
なかった)、シングルカットされた
Teenage Walkを振り降ろしてこの曲に。

ライブ版は気持ちが更に載っている感じ。
オリジナルのふつふつと秘めた歌いぶりも
好きですが。
 屋根がない頃の西武球場しか行って
ないのでやはりこんな光景になるよな、
って感じが素敵。

作詞は渡辺美里でこの曲だけ作編曲が
小室哲哉(編曲には大村雅朗も参加)。

2.Tokyo Calling(アルバムribbon所収)

ribbonは買うのが遅かったので、
(ちょうどレコードからCDに移行
しつつある時代)情報図書館の視聴
ブースで聴き込んでいた一曲。
 東京のはしくれから北海道に帰って
来た頃の警鐘曲だっただけにやけに
心に響いた印象が強かった。

作曲が後にSPEEDの曲を数多く手掛けた
伊秩弘将。編曲が別名「松の夫」でも
ある佐橋佳幸だったっけ。

森高千里の「この街」と並ぶホーム
タウンソングの名曲ではないかと。

3.さえない20代(アルバムBIG WAVE所収)

でやはりトリオチはうちらの世代で
渡辺美里を聴いていると、一番の
トラップになってしまうトラウマ曲。

なので歌詞はここだけ引かないわけ
ですが、やはりクレジットを観ると
作曲が岡村靖幸なわけだ。

岡村靖幸で渡辺美里の曲で蔦屋好位置が
「Just a Two of Us」進行と見抜いた
(丸の内サディスティックや愛を
伝えたいだとかで使われるコードが
メインの曲)、といえば虹をみたかい
ですが、こっちはやはり「幸せつかむ
アンテナ 錆びてさえない20代」が
就職難の世間の中で、やけにトラウマの
ごとく刺さるのがこの曲なのでした。

今でもここのエアポケットに陥りやすい
人の向きを見つけてしまうたびに、
ここにハマらない、と自分を見つめ
直すための一曲にもなってはいるの
ですけどね。

といふことで渡辺美里編の「三曲で
三題噺」はここまでかなと。

この記事が参加している募集

思い出の曲

私のプレイリスト