『薬屋のひとりごと』六話はAbemaTVで観られたから、
こちらの本放送前には書くつもりですけど、そろそろ記して
おきたいかな、と思える作品が「誰得シリアス鬱モード」に
なりかかっているので、そちらを無碍に書くのも良くない。
ひとまず「猫猫のひとりごと」六話は来てた。
それからほどなくして若干鬱気味に起き抜けたら、日付を
越えたら投下しよう、ってネタはどうやら見えてきた。
それでは、といふことでこちらの感想へと参りましょう。
アレルギーと言わずに説明しきれるこの勁(つよ)さ。
なかなか難しい上に根性論とかまだくすぶってて、かつ
居残り給食のチャイルドアビュース(児童虐待)もまだ
ブスブスしてる中で直球を放り込めるのがこの作品の
強(したた)かさ。
このチャイルドアビュース(児童虐待)は「残さず食べる」
の強要がPTSDを引き起こす、ってあたりに問題の深さが
伺えるわけですけどね。
(あと互助会寄り合いと配給食からスタートした日本の
戦後の給食は地域性と地域的排他性及び性癖が如実に出
やすい一面がある(だからこそこの御時世でも給食ルート
以外での道が少ない牛乳セーブエイドが多分に出てくる。
それは飼料以外における牛乳生産はほぼ国産であるが故)、
とかつて転勤族の子供だった私なんかだと基礎知識なので
あまりにも偏ってると『変な給食』とかのあげつらいにも
なりやすいと)
幕内秀夫「変な給食」
まあそのあたりにあえて突っ込んでた「あたりのキッチン」に同調したい一面もあるのですが。
工藤美桜の演じる医学生の桜が栄養バー暮らしをしてる原因
は「早く食べなさい」の強要を母親から受けていたことに基づく、って筋立てではあるんだっけ。
まあ「孤独のグルメ」もチャンスがあったのに拾えず、
こちらも共同テレビ制作で東海テレビが拾ってる形になった
笠原将弘料理監修の「あたりのキッチン」のハナシはこのくらいにして。
【薬屋のひとりごと】第6話 感想 人によっては毒になる
最初のぬこぬこじゃれじゃれ諍いシーンから入るのがイイ。
そしてやはりしんちゃん笑いもアオイちゃんはよく似合う。
https://livedoor.blogimg.jp/anico_bin/imgs/f/0/f0ce27f2.jpg
で、件のアレルギーと言わずに説明しきれる(まあ毒の混濁使用は
別の問題を孕むけど、注意喚起の原則としては正しい)あたりはここか。
「食べられるよう努力しても、人によっては食べられない、
の原則」を簡潔に説明出来ているのが素晴らしい。
(意思以前の不可能、に関しては一切の無知を許さず素早く
注意喚起が原則、ってことも含めて)
まあそれはそれとしてミステリーの部分はなお続く、が
ストーリーとしてもうまいなと。
んで、ギャグめいた「毒です」パートは作画に宍戸久美子
がいる手癖もあるのかな、と思うくらいぬるぬるしていて
こちらはこちらで楽しい。
MVやらPVでさんざ擦ってたこの「毒です」シーンは
効果的に使われとったなあ、と。
まあこれでほぼ過不足はない感じかな。
『薬屋のひとりごと』六話「園遊会」感想でした。