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観たって不毛なものはまずスルーするスキルを使いながら、ちゃんと輝いて見えるものを率直に書けるかが「批評(クリティーク)」なるもんである、みたいなことを久世光彦は言っていた、から始まる今宵の雑記。

ってことで、上の纏め方は私なりの翻案だけど、じゃあ
具体的に久世光彦はどう記していたか、といふと。

 谷崎(潤一郎)も川端康成も三島由紀夫も、あれはみんな
目が書いた文章なのだ。だから、目は怖い。目が感じたものを
話したり、書いたりすると、すぐにその目の賢さや愚かさが
露見してしまう。

久世光彦『私があなたに惚れたのは』
(主婦の友社,2002.05,914/ク)p227-228

をふまえた上で。

私はすべての《批評》の本質は、光るものをそのまま率直に
書くことにある、と思っている。

あるいは見てもしかたのないものは、平気で見過ごすことだと思う。

つまりは、目の問題なのである。

久世光彦『私があなたに惚れたのは』
(主婦の友社,2002.05,914/ク)p229

と結んでいると。

 まあ写経ノートの濫読って作業をしていたから、まあこの
くらいのコトバの虫干しは必要かな、と。

 といふことで今宵の話題は少しだけテレビウォッチングを
挟んで主に棘(toggetter)からのネタを二つで。


 まあそんな久世光彦さんが長く勤めてた豚局の
番組の話から少し(a little)。
まあ広島のアンテナショップ舞台なのにしっかり「進行」と
クレジットされた見取り図盛山が「広島焼き」の罠に嵌まる
地獄絵図はある意味痛快だったので、まあそこに対しての
気分は晴れ晴れだったけど。

なぜ私は広島式お好み焼きを「リスペクトベース」に置き、
細もやしうどん玉派で混ぜ焼きの成れの果てを歯牙にも
かけないのか。 |torov|note

あとラスト近くにギャル曽根が紹介して値段も
ピタリ(一個160円)と当てていたやまだ屋の
桐葉菓(とうようか)がなんか美味そうだった。



そういやさ、で始めるのは棘に池澤春菜発の話が混入して来たからでも
あるのだけど。
(これが1つ目の棘話)

「小学校で必修科目にして頂きたい」サインにはプロッキー一択。ケバケバせず、長く書けて、何より裏移りしない→注意点などの情報も - Togetter

まずプロッキーのイメージが沸かなかったけど、学園祭の
準備とかでよく観た「PROCKEY」のことかー。

紙にはやっぱりプロッキー、のコピー通り、裏移りしない
ので紙に書くサインであればプロッキー一択なのだろう。
(ただ水性だから紙以外に書かなきゃいけないときは他の
選択肢が必要になる)

で、水性顔料インクを使った「紙用マッキー」も存在している、
ってのがこれになるのか。

用途別に開発されたペンは日本だからあるので、用法と用途
に応じた使い分けを心掛けるのがいいのでしょう、と。


 で、2つ目が香ばしい方か。
これはまたバロック様式のトラディショナルな破家野郎が
闇雲に同意を求めてくる展開で、カウンターで殴りかかりつつ、
時にかつての「アメトーーク勉強大好き芸人」を思い出す展開なのが
ある意味秀逸。

『「ノートを取る」って、無駄じゃないですか』…なんで先生が
言ったこと、板書したことをノートに書かきゃいけないんですか? - Togetter

オリラジ中田の授業でフランス革命についてサカバカサンキューとロザン宇治原がノート板書をする番組は「アメトーーク勉強大好き芸人」の授業
だったかと。

ってことでかつてのnoteに的確な画像を含めた記事があった
ようで。

アメトーーク勉強大好き芸人のノートのとり方で差がつく【学生必見】

要点もかなり綺麗に纏まっている。
黒板に書いていない先生の発言(重要な説明)をメモする、
が授業においては大事だし、だからこそ授業を受ける意味がある。

こちらもなかなか的確なところを突いてる。
ストーリーを理解し把握することは大切。

まあこの話題についてはこのあたりで。

久世光彦は言っていた、から始まる今宵の雑記は
まあ大体これぎり、で。

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