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ちょっとだけブツ撮りは多めにして、ようやく折り返しに入りつつの「銀英伝参り」、解説を書いてた吉岡平(ひとし)を偲びつつ初期の著作に関してとっかかりだけですが(林明美のアイドル本含めて)語ってみんとてするなり。

初期吉岡平の3作に関してはブツ撮りしたので、
そろそろ使いたい辺りですが。

初期吉岡平の3作

ちょうど中区切りで吉岡平の解説に触れた写経ノートを
探すもすぐに見つからず。
 逆に周辺視野の部分にもあたる本の写経ノートが発見
出来たのでそれを援用しつつ、折り返しまでは読もうと。

と重ねてきましたが、纏まった文章に固めていなかったか。


と、待てよとここで思ったみたらなるほど。
こっちで文章固めてたか、ってことで、じゃあまあそろまぜ
しますかね。

後半、怒った衣(池田のせいじゃない)によって0点にされる。
その場は咲が池田に振り込んだことで辛うじて窮地を脱した。

そして、数え役満で息をふきかえす。

「そろそろまぜろよ」

ちなみに0点になった時は目から光が失われていた。

ま、池田ァ、は愛されてますからね。リード文も
ところどころ容赦がない。

ま、ここでのそろまぜはむしろ「そろりそろりと混ぜていく」
のニュアンスですが。念の為。


まあここはそんなに急ぎはしないけれど、文章はほどほどに。

しかしまあおいおいと先伸ばしにしていたら、
ここまでぐずたらと来てしまった。
ようやく20日間をかけてようやく折り返しの「銀英伝参り」である。

それでも今回の趣向としてはやはり徳間文庫版で読んで、解説も
そこそこ楽しんでみよう、である。

倒錯した感慨こそが、私をも含めた熱心な田中芳樹作品の読者が、
心の奥底に共通して抱いているある種『くすぐったい気持ち』の正体
ではないだろうか。

田中芳樹『銀河英雄伝説』(5.風雲編)
(解説-わたしの『銀英伝』,吉岡平(ひとし))p388

 まあ田中芳樹の歴史物及び『銀英伝』に関しての様式美と醍醐味は
ほぼそこに依拠するものだと思ってはいるので。
(そして適切なタイミングで新作が世に出ることがない、までもが
様式美でお約束と)


この夏までの間にいろいろダンボールに眠っていたダンジョンを
幾つか掘り返して、その中には古本屋にママチャリ乗ってほうぼう
出掛けていた頃の戦利品も出て来た。
 吉岡平(ひとし)は源流の方まで遡っていたから、これらの初期
作品の珍品にも出逢っている。

そして、当時あまりガラが良くない上に癒着バリバリのイベントを
してた時代の東宝系のイベントもたまには覗いていたから、琴似
くんだりまで来てアイドル防衛隊ハミングバードのイベントなんか
にも当時行ってたわけである。
(まだ玉光堂が強くて、売り場の端にちょっとしたイベントが
開けるモニター付きのブースがあったパトス以前の地下鉄琴似駅
周辺の状況ね)


こっちは琴似パトスの入り口と曰く付きのエレベーター

 そんなアイドルオタクの書くアイドル物がるーあるからには、
吉岡平(ひとし)のそっちのルーツとして、そっちのペンネーム
(林明美)があったわけで。

『ハミバ』はまた何度か目のぶり返しがあってTOTOベンキが
迷曲としてリバイバルしてたなんて話も聴きますが、まだ服部街宇
(はっとりまちう)がイベント廻してユーメックスやってる頃は、
あまり気味のいい感じではなかった記憶がこびりついている。

 他方、初期三部作はこの頃の講談社や双葉社のとっ散らかり具合を
示すようなモノで、『コータローまかりとおる』は漫画のノベライズ、
『香港国際警察』は映画のノベライズ、ルパン本は確かゲームブック
だったかと。

なお、林明美のアイドル本が出た出版社はJICC出版局。後の宝島社
ですね。一応1989(平成元)年なので「平成版」なのよ。

レビューで言ってる小出広美のダンバイン挿入歌って
この「水色の輝き」か。

ダンバインなんだからトミノはいるだろうし、ガンダムの
サントラがでっこんでーでで売れたからかつての前期スタチャ
(スターチャイルド)があったんでこれもスターチャイルドの
楽曲になるけど、そうした番記者とアイドルヲタ気質が絡んだ
ところにいたからこそ書けた部分があるだけで自慢でも何でも
ないと思うけど。

中身は辞典体なのでこの項目があるのも興味深い。

ルリール体【るりーるたい】
①おニャン子クラブの永田ルリ子の筆跡をもとに作られた
写植の新字体。要するに写植になった変態少女丸文字。
②虎は死すとも革残し、おニャン子死すとも字を残す。

林明美『C調アイドル大語解―アイドル用語の基礎知識〈平成版〉』
(1989.12,JICC出版局)一四九頁

写研に残る「少女民俗学」における極北の1つルリール体
とはこのことね。

まあこの本の表紙ブツ撮りはあと一手間要るから後で附随する
予定なのでここを少しだけ開けておきますが。






ちょっとだけブツ撮りは多めにして、ようやく折り返しに入りつつの
「銀英伝参り」の中、吉岡平(ひとし)を偲ぶ初期の著作に関して
とっかかりだけですが語ってみました。

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