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人が「ちゃんと知る」為のお手伝いが正確に出来る、ってのがレファレンスの基本姿勢ではあるし、それに対する正当な対価が支払われていないから大概にして「この国はおかしいの」。

ああ。
確かにそんなタイトルも考えてたけど、この文章と繋ぐと
まあ確かにしっくりと来る話でもあるかな、といふことで。

ま、元図書館司書で、そこで稼いだものをベースに無認可校という
名ばかりの大部屋に入ったのは確かですが、それでも
まだ千葉繁がいろんな声優さんに色んな本を紹介して、
いろんな人に本をあげてるなんてエピソードだとか、「声遊倶楽部」にも
出てた橘ひかりが図書館司書資格持ちの声優だったとかで、
「これも一つのルート」と思ってた節はあったのですけどねえ。

でも最終的にはEテレパワーが強くて、代表作がスプーに
なってしまうのか、橘ひかり。


ってことで本題になるのはこれ。


まあこの記事の帰結が『声優ラジオのウラオモテ』なのも
また奇妙な話なんですが。

「声優」のよろずぶりとオールマイティな感じは、何よりも
黒柳徹子と野沢雅子といふ二大看板がテレビとアニメで君臨
していることで確立している向きがまあ強い。

 で、ここで語られていることを加味すると、ここを抑えるのがまず第一。

104: 名無しさん@恐縮です 2024/03/13(水) 08:51:54.71
ID:Vb1GKXkR0
ほなら昔から継続的に声優のためのラジオ番組があったかというと
200: 名無しさん@恐縮です 2024/03/13(水) 09:20:54.11 ID:O1EEXfFr0
>>104
前段階としてラジオドラマ声優がいたからね
タラちゃんアクビちゃんの堂家貴子さんはラジオ声優出身で舞台あがりではない

森川智之など勝田塾の塾長でお茶の水博士とかやってた勝田久が
ラジオ声優出身。後年はTBSのラジオ番組もやってた
若山弦蔵はNHK放送劇団で札幌からキャリアをスタートさせた
放送劇団声優。

「子供が寝たあとで」主題歌槇原敬之の「もう恋なんてしない」を聞きながら、「歯医者に行ってきます」文学を少しリライトしてみる。|torov


日本声優界における重鎮の一人で『鉄腕アトム』におけるお茶の水博士
といえばこの人。

『サスケ』ではナレーションを担当し、「光あるところに影がある」で
始まる名調子を披露していたことでも知られる。『闘将ダイモス』では和泉振一郎博士、『六三四の剣』では上田先生。

もとよりラジオドラマの時代から活躍している声優の第一人者にあたる
一人で、鎌倉アカデミア演劇科時代の同級生が前田武彦、いずみたく、
といふ人でもあった。

舞台『鐘の鳴る丘』に出演していた東宝演劇部時代を経てNHK東京放送劇団の公募に合格し3期生に。
同期で養成所入りしたのは名古屋章、高橋和枝ら、
といった世代になる。

1948~1954の7年間はNHK東京放送劇団に所属し、
(デビュー作が水滸伝の九紋竜史進役)以降の身の振り方としては
森の会を振り出しにフリーベースで転々とするが(この頃の代表作が
1955年にニッポン放送でオンエアされた少年探偵団の明智小五郎役)、
大体してから俳協所属に落ち着く。

 そして俳協時代に附属の養成機関の講師から、勝田話法研究所附属の
声優教室を開き(1982年開設の「勝田声優教室」。1期生に伊藤美紀、岡本麻弥、南央美、2期生に鷹森淑乃や脚本家に転向した福田靖、3期生に
天野由梨、時代ラストの5期生に森川智之、根谷美智子、三石琴乃、
横山智佐と、主にその後ぷろだくしょんバオバブか、
アーツビジョンに所属していった声優を輩出)、1987年からは
勝田声優学院と改称し、2015年の閉校に至るまで多くの声優を育成するに
至ったと。

 この中間にあたる1984年に俳協のマネージャーで「さすがの猿飛」の
キャスティングマネージャー(当時の表記に即せば演技事務、だっけ)
やってた松田咲實(後に淫行で逮捕)が独立してアーツビジョンを
設立する。

 だから、そこから亡くなるまで勝田久はアーツビジョン
所属だった、ってことか(日ナレ研が確立するまで勝田出身のアーツ
ビジョン所属声優が多数いて、横山智佐は岡本麻弥を引き連れるように
してバンビーナを作って独立し、森川智之はおまえらの相方で
東京アナウンス学院からアーツビジョン入りしてた檜山修之を
引き連れずに円満退社してアクセルワンを設立し、松田咲實が淫行で
逮捕されてから三石琴乃などもフリーになった、といふ経緯の綾は
ここからも観て取れるわけか)。

 因みに勝田声優学院の卒業生は6期生以降となるわけですが、
シグマ・セブンに行った陶山章央やアーツに今も生き残っている
千葉一伸らが6期生、桜井智関連のオフィス薫に行くものの
オフィス薫が解散してからはフリーで活動している遊佐浩二が7期生。

関智一、長沢美樹、島涼香が8期生で、室園丈裕や内川藍維が9期生。
個性やクセが強いのは10期生でアーツビジョン入りするも一旦辞めて
紙芝居師になったり、復帰してアクティヴレイド -機動強襲室第八係-の
山吹凛役以降は81プロデュース入りした倉田雅世や、色々あった
初代おじゃる丸の小西寛子、2017年に引退した今井由香とか俳協
ボイスアクターズスタジオで地道に声優の基礎を固めた俳協の遠近孝一、
山田みほに改名した旧名山田美穂、オフィス薫から大沢事務所へ転進
した本田貴子なんかがこの世代。

平川大輔、荻原秀樹、コニタンこと小西克幸が11期生で、
大原さやかのタカシ(実弟)こと◆大原崇[賢プロ]は19期生になるわけか。

死因は老衰。後進指導に多大なる功績と道筋を遺してくれた先人に対して御冥福をお祈り致します。

ひとまずこの時期に書き留めておくべき事項としては(2020.03)


 で、一部の時代背景だけで勘違いを引き起こしやすくなっているのは、「かつてしがなく業界を掠め取っていた新劇俳優という名の貧乏武士が
いたから」ってことで大概の説明が付く。

 その痕跡を如実に辿ったから山寺宏一は三度結婚する、
だと理解するのがキーポイントで。


新劇俳優という名の貧乏武士が権威を喪っていくのが西田敏行による
「大政奉還」と考えると、その御祝儀で山寺宏一が
かないみかと結婚する、ってのは合点が実は行く話。
(文学座にいた西田敏行が、恩義のあったかないみかの父の死と共に文学座を辞めて三谷幸喜作品に参加するようになる
(に加えてナイトスクープのMCになる)が一連の「大政奉還」なので)

「喰らっちゃったな、悔しいな」があったので、今度こそ勝つために旗幟ははっきりさせて、これもまた持ちネタにする(ただサヨウナラとはしたくないので、逃げないと)。|torov

寝て起きたらあっという間だったもので。2023年夏アニメ(8週目)から3本、と参ります。本日もまたこのフォーマットで。まあそれでもここに来ていいエピソードか舞い込みました。|torov


混濁要素としては切り分けが必要なところなのに一緒くたで
でっかい釣り針だけは付けてる話をするから、提起したまま
放置されるヨタヨタ話に陥りがち、なトコなんですが要は。

309: 名無しさん@恐縮です 2024/03/13(水) 09:50:24.70
ID:VZNAjXt50
70年代に声優の顔出し活動の萌芽があったという話と
今の声優業界の話をイコールみたいに語るのもなんだかなって
感じするけどな

言いたいのは「最近は変わってしまった」の否定なんだろうけどさ

まあ普遍的で地続きな話を一部だけあげつらってやらかす
話には飽き飽き、なんでそこは上手く切り分けて糺したい
ところがやっぱりあんのよ。
 愛川欽也が声優から顔出し、ラジオ、映画進出を
決断したのは覚悟があったからだし、声優養成の為
に声優学校が確立したのは麻上洋子以降の1970年代
からで、深夜ラジオが若者向けに開放されたのも、
実質的には1970年代なので。

「この人を悼む」シリーズ・1回目は愛川欽也氏から。
(2015年4月15日没)|torov

NHK放送劇団からの主だった流れはひところ河の会に集約
するんだけど、そこからの主な系譜もここにある。


といふことで今宵は人が「ちゃんと知る」為のお手伝いが正確に出来る、ってのがレファレンスの基本姿勢ではあるし、それに対する正当な対価が支払われていないから大概にして「この国はおかしいの」、って話をつらつらと述べてみました。


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