トサカ | 事業責任者の研究家

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トサカ | 事業責任者の研究家

事業責任者のナレッジを学び、実践し、発信しています | 総合商社→戦略コンサル→スタートアップ役員 & 副業で業務委託COO | @仙台でフルリモート役員 | 本とnoteとXを読み漁る人 | 3児の子育てと仕事とサッカー

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【全11章】BtoBエンプラ向けスタートアップ事業責任者の「攻略本」

事業責任者「攻略本」の概要本noteは「デジタル領域の事業責任者として、事業(売上・利益)を成長させるために必要なナレッジ」を、私のスタートアップ役員としての実践経験・コンサルタントとしてのスタートアップ支援経験を元に体系化したものです。 総合商社→戦略コンサルタントから転職し、スタートアップで事業開発・事業責任者を始めてちょうど4年になるこのタイミングで、「当時に戻れるなら絶対に知っておきたかった・そうすれば失敗せずにもっと事業成長させられた」と思うナレッジを、改めて言語

    • 【前編 | 10,000字】エンプラ向けBtoBマーケティングと、”引き算”の「ABM」「THE PODS」

      マーケティング戦略を考えるって?【収益戦略】の章で解説した「事業計画」を実現するための機能戦略として、まずは「マーケティング」を見ていきます。「マーケティング」という言葉はあらゆるところで使われていますが、その「戦略」を決めるために具体的に何を考えるべきか、クリアにイメージが湧かない人も多いと思います。 この「攻略本」では、マーケティング戦略=以下の「4要素」を決めていくことと定義しています。 書き始めたら半分で10,000字超とすごく長くなってしまったので、前編・後編の

      • 戦略を”絵餅”にしない「KPI設計」と「モニタリング」

        事業戦略も収益戦略も「実行」がすべてここまでの章で中期的な「実行戦略」と、短期的な「収益戦略」を策定してきました。ここまででもかなりのボリュームがありましたが、ここで気を抜いてはダメです。なぜなら、戦略は「実行」が伴ってはじめて事業成長につながるからです。 そのため次に取り組むのが「実行戦略」を立てることです。成果を出すための2大ファクターである「戦略」と「実行」ですが、この「実行」が戦略以上に成果に大きく影響します。なぜなら、CyberACEの新さんが解説している通り、大

        • レベニュー組織を貫く「収益戦略」と「ストレッチ指標」

          各組織の戦略の前に「収益戦略」を立てる前章で3年後を見据えた「事業の勝ち筋」と1年後までの「戦略」アクションを明確にしました。次に取り組むべきは、マーケティング・セールス・カスタマーサクセス・カスタマーセールスといったレベニュー組織を貫く「事業計画」を立て、「ストレッチ指標」を決めることです。 「レベニュー戦略」とは具体的に以下と定義しています。 この「売上づくりの地図」となるレベニュー戦略を組織として設計し、各機能組織と「理解を揃えながら」役割分担できるかが、事業内の組

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        【全11章】BtoBエンプラ向けスタートアップ事業責任者の「攻略本」

          将来から逆算した「事業戦略」と「戦略アクション」

          最初にやるべき「事業の勝ち筋」の言語化事業責任者になったら、まず最初に取り組むことを強くオススメするのが「事業の勝ち筋」の言語化です。事業責任者になるまで、「事業戦略」を「中長期」の時間軸でじっくり考える機会はあまりなかった方の方が多いと思いますので、ぜひ最初に時間を取って取り組みましょう。 勝ち筋は事業戦略のコアであり、ロジカルな購買決定が行われるBtoBエンプラ事業において、「なぜ自社を選んでもらえるか?」は絶対に言語化しておく必要があります。 事業の勝ち筋とは具体的

          将来から逆算した「事業戦略」と「戦略アクション」