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コンサルやめるってよ〜読書感想文編①極アウトプット「伝える力」で人生が決まる〜

おれ、最後に本読んだのいつだ?

 私のコンサルやめるってよシリーズを全編通して読んでくださっている方には周知だが、うつ病に片足突っ込むまでいかれた働き方をしていた私は当然のように本を読んでいなかった。土日も仕事をしているか、くたばっているかというのがデフォルトになっていたからだ。
 元気になってきたことなので、さっそく本屋に足を運んだ。電子書籍も使っているが自分のインプットにしたいものは相変わらず紙媒体のほうが良いと感じている。「こんだけ読んだんだ」という実感が見えるのが小さな成功体験のように感じているのかもしれない。また店を徘徊し、目に止まった書籍を手にとって少し読んでみて良さそうだったら買ってみるという体験は紙媒体ならではだろう。

極アウトプット「伝える力」で人生が決まる

イントロ

 本の造り手のマーケ戦略にまんまと引っかかった形でジャケット買いした。どんなにいい本でも手にとって貰えなければ意味がないので良しとしよう。この本は精神科医の先生が著者ということで実験や脳科学といったしっかりとしたエビデンスあり信ぴょう性もある上に、「伝えることのプロ」が書いたおかげもあって1時間半くらいで読破できた。
 本書の構成としては以下の様な形である。
・インプット/アウトプットの定義
・コミュ障は克服できる
・話しかた
・書きかた
・実践方法
この中から学びがあったところについていくつか取り上げてみたいと思う。

学び① アウトプットは”現実世界に影響を与えるもの”。

 アウトプットとはよく聞く言葉と思う、コンサル時代では成果物という形でよく使われていた。しかし本書においては「書く、話す、行動することによって現実世界に影響を与えること」がアウトプットとされていた。
 例えば「映画を見て感動した!!」はインプットである。それを友人と話したり、SNSに投稿することで感動を共有したり、さらに意見交換ができるといった現実世界に影響を与えれる状態になって初めてアウトプットとなる。私のnoteの読書感想文もまさにアウトプットに当てはまる。

学び② 多くの人はインプットばかりしている

 本書によるとインプットとアウトプットにかける時間は原則3:7くらいが良いと実験結果から得られた事が記載されている。(小学生など人生経験が少ない場合は前提知識が少ないため4:6くらいの割合が良いケースもある)
 そして多くの人はインプットの割合のほうが多い実態もあると書かれていてる。英単語を見るだけでは意味が覚えれなかったりスペルがかけないことは経験ないだろうか?実際に発音しながら書いてみたり、問題を解いたほうに時間をかけたほうが記憶に定着するということである。
 また運動に絡めた記憶というのはよく定着すると脳科学の観点からも書かれていた。自転車を一度乗れるようになると乗れなくなることはないのと同じで、声に出したり、文字を書くというような複雑な動作をするほうが定着するそうだ。

学び③ コミュ障は克服できる。

 コミュ障の実態は「ただの練習不足」と明言されており、合わせて「誰でも解消できる」とも書かれていた。
 コミュ障解決方法として、はじめは、話したいことを3つまでにまとめて伝えればいいとも書いてあった。脳は3つ以上のことを考えるとパンクしてしまううので思い切って絞ってしまうことで。
 例として、マクドナルドの限定ハンバーガーがジューシーで美味しかった。であれば
・マクドナルド
・限定バーガー
・ジューシーで美味しい
さえ伝わればいいのでそれだけ連想してから臨んでみればいいというようなものだ。
 応用編としては、講演会や面接、仕事のミーティングでは想定質問を最低10個〜30個程度つくればほぼなんとかなるというような事前準備の大切さも説いていた。これはまさに私が面接準備編で書いていた内容と全く同じであった。(リンクを貼っているので未読の方はぜひとも飛んでほしい)

学び④ 成長するには行動が全て

 インプットをして、気づきを得た(=アウトプットのToDoリストができる)ことを実践していかないと結局はすこし賢くなっただけで現実世界にはなにもメリットを受けることができない。しかしなかなか人はそれができないようだ。それは人間の脳が「未知の世界に足を踏み入れず、知っている世界の中で安全にくらしたいという防衛本能を持っている」からだそうだ。この本能に従っている限りは安全だがなにも成長しないが、裏を返せば「一歩踏み出して行動すればいつでも自己成長ができる」というのが筆者のキーメッセージであった。たまにテレビで見かける定年を過ぎてから筋トレに励んでムキムキとなったおじいさんが取り上げられたりするがまさに行動した結果、何歳になっても自己成長できたということになる。

終わりに

 読書感想文を大人になって初めて書いた。Draftを書き上げた後に何度か推敲したが拙い部分もあると思う。それでも行動しないことには成長はないとこの本は教えてくれたのでアウトプットした次第です。
 これからもnoteの更新をしていきたいので引き続きフォローしていただき、読んでいただけると幸いです。

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