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【118】お金と笑顔の価値:真の幸せを見つめ直す

お金は私たちの生活に欠かせないものです。お金があれば、欲しい物を手に入れたり、様々な体験をしたりすることができます。多くの人が、お金を稼ぐことに一生懸命になります。確かに、お金があればできることは増えますし、生活が豊かになる面もあります。しかし、本当の幸せはお金だけで得られるものではないということを、忘れてはいけません。

世界には、お金がほとんどないにも関わらず、幸せに暮らしている人々がたくさんいます。彼らは、自給自足の生活を営んだり、家族や友人との絆を大切にしたりしながら、日々を満足して過ごしています。彼らにとって、幸せはお金の量ではなく、心の豊かさや人間関係の温かさから来るものです。

このことから学べるのは、お金は生活を支える手段の一つに過ぎず、それ自体が幸せの源泉ではないということです。私はよく、「お金」=「ダイナマイト」に喩えて話をします。ダイナマイトは、ビルの解体やトンネル工事などに使われる優れたエネルギーです。でも、これが戦争で使われるとなると恐ろしい兵器になってしまいます。つまり、ダイナマイト自体は「純粋なエネルギー」に過ぎず、要はそれを使う人が「どのような目的で使うのか」によって、まるっきり変わってしまうということです。

これは当然、お金にも言えることです。お金自体は純粋なエネルギーであり、それをどのような目的で使うかによって、お金に対する解釈がまるっきり変わってしまうのです。これはお金に限らず、地球上のあらゆるモノに対して言えることです。

とは言っても、やはり生きていくためにはお金が必要ですね。なぜなら、我が国の日本は「資本主義国」だからです。しかし同時に、日本はお金が無い人を見殺しにするような国ではありません。自己破産や生活保護など、必ず何らかの救済措置があります。

私も債務整理をして、大切なものをたくさん失って今に至っていますので、お金に困っている人の気持ちを百も承知で言います。お金が無くても「生き方」を工夫する術は必ずあります。大切なのは、お金があっても無くても「笑顔」でいられるかどうか、なのです。

また、自分と周りを比較しないことも大切です。例えば、年収300万円の人が、年収100万円の人と比べると「私の方が多い」と安心するかもしれません。しかし、年収1000万円の人と比べると「私の方が少なすぎる」と感じるのではないでしょうか。これは何もあなただけの話ではなく、年収1000万円の人にも、年収1億円の人にも当てはまることです。どこまで行っても、上には上がいます。私も、お金は無限に欲しいと思っています。でも、お金だけを追い求める人生は、はっきり言ってキリがないとも思っています。だったら、その時間やパワーを他に向けられないものかを考えます。

人は、お金では買えない価値あるものをたくさん持っています。それは、家族や友人とのかけがえのない時間、自然の美しさに感動する心、人と助け合う喜びなど、数え切れないほどです。これを機に、「お金では買えない価値」にフォーカスしてみませんか。そして、それらを大切にすることが心の豊かさにつながります。

★ワンポイント

お金が全てではないことを忘れずに、心の豊かさを大切にすることが、真の幸せへの鍵です。自分は自分。人は人。お金があってもなくても、笑顔でいられる日々を送ることが、私たちにとって最も価値のあることかもしれません。

★夢をかなえるゾウ2(水野敬也著)の一節

お金で買える喜びはすべて、素敵な服も、おいしい料理も、優雅な部屋も、豪華な旅行も、他人が作ったものです。
でも、どんなにつらい状況でも、それを楽しもうとする気持ちさえあれば、人は自らの手で喜びを作り出すことが出来ます。
お金がなくても、人は幸せになることができるんです。

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