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一生質問することをやめないで! Never stop asking questions!

聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥

“The art and science of asking questions is the source of all knowledge.” Thomas Berger quotes

質問と言えば、ドラマ相棒の右京さんが、会話が終わったかのように思わせてから「あと、ひとつだけよろしいでしょうか?」と質問し相手から本音や重要な情報を聞きだしたりするシーンをおもいだします。  

それほど質問するということは、聞き方によっては凄いパワーを持つということだと思います。

最近、質問(他者に対しても自分自身に対しても)することの大事さを忘れかけていたので、以前に訳した次の記事をシェアしたいと思います。

この記事でも述べているように答えそのものより、質問し答えを得ようとする過程で大きな気づきが得られるということが大事だと思います。学校やサイエンスだけでなくすべてのことに当てはまることですね。

Ask Questions
http://www.lifehack.org/articles/communication/ask-questions.html


子供、生徒は質問して学ぶ。それはもっとも簡単に学ぶ方法である。何でも知っていると思う人は質問しなくなる。聡明な人はより深い知恵を得る方法だと知っているので、決して質問することをやめない。

グーグルのCEOであるEric Schmidtは「質問によってこの会社を動かしている。答えではなく」と言っている。彼はそれがよりよい答えを得る方法であると知っているのである。

Greg Dykeが2000年にBBCのDirector-Generalに就任した時、すべての支社に行ってスタッフを集めた。スタッフらは長々としたプレゼンを予想していた。だがGreg Dykeは彼らと座って単に質問しただけであった。「あなた達の利益になることで、私ができることひとつはなんでしょうか?」 彼は耳を傾けた。そして次の質問をした。「我々の視聴者にとってもっと有益になること、私がしうること1つはなんでしょうか?」 彼はこの段階で雇用者が彼から学べることより彼が雇用者から学べることの方が多いと知っていたのである。BBCの職員にはたくさんのすばらしいアイデアがあったのである。このようにボスが尋ね、耳を傾けることで職員からの多大な尊敬を勝ち取ったのである。

コロンボや他の多くの探偵はたくさんの質問をすることで実際の人生であれ物語の中であれミステリーを解決している。偉大な発明家や科学者もそうである。ニュートンはなぜりんごが木から落ちるのかと、そして月はなせ地球に落ちてこないのか質問した。ダーウィンはガラパゴス島には他にはない珍しい生き物がいるのはなぜかと質問した。アインシュタインはもし光のビームに乗ったら宇宙はどのように見えるのかと質問した。このような基本的な質問をすることで、彼らは偉大な発見への道を開いたのである。

偉大な哲学者は、人生の意味や道徳、真実などについて深い質問を生涯し続けたのである。我々はそれほど思索深くなくてもいいが、直面していることに関して深い質問をすべきである。それが意思決定に必要な情報を得るベストな方法である。

質問をすることがそれほど強力な学びの方法なら、なぜそれをやめるのであろうか? ある人達は単になまけものなのであろう。彼らは知るべきことはすでに知っていると考え、更に聞く努力をしないのであろう。自分の考えに固執し、自分の想像に確信を持っているのである。しかしそれらはばかげているように時にはみえる。他の例では、弱く見られ、無知をさらすのを怖がっているのであろう。そのような人達は断固としていて支配力があるという印象を与えたいのであろう。質問することは確信のなさを表し、弱さをさらけ出すと恐れている。実際は、質問することは強さと知性の証拠である。弱さや確信のなさではない。偉大なリーダーは質問し、それらすべてに回答があるというわけではないともよく知っている。ある人達は急いでいるために質問することに時間をさかない。質問するとスローダウンする可能性があるからである。間違った行動へと急いでいる危険性があるにもかかわらず。

学校で、家で、仕事で、友人や家族や仕事仲間や、お客さんに、まず質問することで自分の憶測をチェックし、問題の正しい評価が可能となる。まず基本的で開かれた質問からはじめ、さらにつめた質問をし理解を深めなさい。 オープンクエスチョン*はすばらしい。それらは他の人に広い答えを与える機会を与え、問題を開示することになる。例としては、

• どのような事業をするのか、どのような価値を加えるか?
• それが実現したらどう思うか?
• この問題を引き起こすことすべてはなんでしょうか?
• 消費者のクレームを減らすには何ができるか?
• 他にどんな可能性を考えるべきか?

回答を注意深く聞くことで、更に質問が生まれる。答えが与えられた時、しばしば「なぜ」と聞く。我々の意見、反応、推測、提案を押し出ししたくなる。より良い方法は質問し続け、決める前に問題の理解を深める。重要な点を絞れたら、クローズドクエスチョン*をして特定の情報を得る。クローズドクエスチョンは答える人に限られた反応をさせる。時にはイエスかノーだけ。閉ざされた質問の例は

• いつそれが起こったの?
• 彼は怒ったか?
• 小包は今どこか?
• あなたが支払いを承認したの?
• 土曜日の夜映画に行きませんが?

限られた答えを得る質問をすることで、特定の情報が得られ、会話をある方向へ意図的に導ける。

たくさん質問をすることはとても有益であるが、尋問官のような印象を与え押し付けがましく思われるかもしれない。フレンドリーに脅さずに聞くことが大事である。詰問するような質問はしてはいけない。「これが起きたことどう思うか」と聞く方が、「このことにあなたは責任があるのか」と聞くより良い反応をもらえるだろう。ひとつひとつの質問の間に一息入れ、身体がリラックスし友好的か確かめる。要求しているかのように指を突き出したり前屈みにならない。

毎日の会話の中で、もっと質問する練習をする。相手に何かを伝えるのではなく、質問する。知的な質問は刺激的で、引き出し鼓舞する。質問は学ぶことと共に教えるものである。

注)クローズドクエスチョンとは、相手にYES/NOで答えてもらう質問のこと。反対に、自由な回答を求めるのがオープンクエスチョン

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