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本気で豊かなおいしいお酒のアテのつくりかた。

料理という本気のあそび。

素材を下ごしらえして、調理、盛り付ける、食べる空間を整え、人と向かい合って、会話しながら美味しく食べる、原始的な人間の行為ではありますが、シンプルにクリエイティブな行為だと思います。
段取りの部分は特にプロデュースやディレクションの仕事にも通ずるところもあり。遊びの要素がとても大事な料理の世界。一生続けていこうと思っているものの一つです。


そんな本気の料理を紹介する「豊かな本気のあそび」シリーズの料理、前回の豚モモロースのスパイスマリネからのクルミで燻製の記事が大変好評で、そのマリネの保存食を使ったお酒のアテの作り方を紹介します。


お酒のアテの考え方、ペアリングの大事さ。

今回は、お酒のアテについて。ゆっくりとした食事をしながらのお酒の時間は豊かな時間の一つ。お酒は、ワイン、日本酒、ビールを中心に楽しむことが多いですが、ワイン、日本酒、ビールの中でも特徴のある味があるのでその味に合わせて料理をペアリングする楽しみもあります。

おでんの2日目の大根に黒コショウをするだけで立派なワインのあてになりますw

基本的にすっきり系の味わいのお酒に様々な味わいの料理を合わせていくのが好みです。今回は、前回作った豚モモロースのマリネも使いながら、いくつか紹介します。

ドイツのベアビアーの味わいもすっきり系で美味しい
クラフトビールはつまみ系にピッタリ。こちらは大分県豊後大野市藤井醸造さんのIDA
かなりおススメです。

今回は、白ワイン(すっきり系)にあうペアリングを意識した料理を紹介します。

豚モモロースのスパイスマリネからのクルミで燻製を使ったサラダ。


こちらは美味しい葉物が手に入ったらぜひおすすめ。ルッコラなど春に向けて少しずつ葉物がおいしくなる季節。こちらにピッタリなのが、このシンプルなサラダ。
前回作ったスパイスマリネした肉があるととてもスパイシーなサラダに。作り方はほんとうにシンプルすぎるのですが、肉を食べやすい小さいサイズにカットして、フライパンで軽くソテー。そこにバターとバルサミコ酢を加えて水分が飛ばないように弱火でソースを絡めてあげるだけです。あとは、葉物の上にのせてあげればシンプルでスパイシーなサラダに。辛みのある葉物のほうが相性抜群です。

虹鱒のマスタード。


虹鱒とマスタードを合えたつまみにピンクペッパー、ナッツをふりかけただけ。

こちらも前回紹介した虹鱒を使った1品。虹鱒をバターソテーしたものの身をほぐして、塩、粒マスタードオリーブオイルをまぜあわせることで、保存食に。

お好みで、ピンクペッパーや白こしょうをして、ナッツがあればつぶして、それを振りかけます。クラフトビールのIPA系、白ワインのすっきり系がすごく合うアテになります。

牡蛎と長ネギのソテー


牡蛎も美味しい季節。小さめの牡蛎であれば、ソテーにしてしまいます。長ネギとの相性がいいです。長ネギを焼き付けて日本酒と醤油を入れて牡蛎を軽く煮る感じで、ソテーします。仕上げにこちらも好みで黒コショウを。牡蛎の味が立ち上がってくる感じになります。


パスタではなく、シンプルビーフン


こちらも豚のマリネからの一品。最近はパスタではなく、お米からつくられているビーフンにはまっています。ビーフンは手ごろに使えるのと、つまみにもなることがわかり、かなり応用ができる麺です。

使い方はパスタと同じように茹でるのみですが、茹でたあと、水で締めてつかいます。

茹でたビーフンを、フライパンでマリネ肉とあえて、塩、こしょうで味を整えるのみというこちらも短時間でさっとできるので、つまみにぴったり。

今回紹介したものは、肉、魚の調理工程がマリネして一度火を入れた素材を使うことでかなりシンプルにアテにまで持っていくことができる料理。週末にいくつかマリネ肉やマリネ魚を仕込んで置き、冷蔵に入れておくことで本気で豊かなお酒のアテが作ることができると思います!

本気でアテを愉しむには昼から飲むこと!さらに豊かさ倍増しますw


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