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単語を覚えるコツ - 辞書と友達になる (その1)

Hello, everyone.  Thanks for visiting my note!

先週は英文を読む時のコツの第一弾として、について書きました。ちょっと力技な部分もありますが、大枠を捉える力がなければ、細かい品詞までたどり着くことも難しいので、まずは基本の構造を繰り返し意識する事は大切だと思います。


さて、文の大枠を理解する、と言っても、まずは単語の意味が分からないとどうにもこうにもいきませんよね。

分からない単語に出会ったとき、皆さんはどの様にして対処しますか?
話している相手に聞く、文脈からおおよその意味を推測してみる、すぐに調べる、後で調べる、放っておく…?
単語の調べ方で、何よりも一番頻度が高いのは、言うまでもなく辞書で調べるという方法だと思います。

我が家の父の言葉を借りますと、「辞書は読み物」です。
小さいころは、意味不明!あんな物読んでいられるか!!と思ったものですが、留学に出てみてから、この言葉に納得するようになりました。
むしろ今では、分からない言葉をたくさん教えてくれる辞書は私の友達です。

辞書の使い方というのは、実はちょっとコツが必要です。
他の人の辞書の使い方を見て、それって間違っているなぁ…もったいないなぁ…と思うことがあるので、ここで辞書の使い方、いえ、読み方を紹介したいと思います。

日本語→英語を調べる時と、英語→日本語で調べる時ではマインドセットが違うので、まずは英語→日本語のパターンを紹介します。

辞書は複数使いしよう

① 英和辞典
② 英英辞典
③ 類語辞典

私は時間のある時は辞書を三段構えで使います。
たいていの場合、まずは英和、その次に英英、最後に類語を引きます。
調べている目的によっては一部だけ使ったり、順番が入れ替わったりすることもありますが、なんとなくこのルーティーンができあがっています。
よく、英和辞典を使う前に英英辞典で調べてみるべき、と言いますが、私は英和を先に使う方が好きです。理由は後ほどお話ししますね。


①英和辞典

まず、根本的に読み方を間違えている人が多いのが、英和辞典です!
たいていの場合、一つの単語に対して、いくつかの日本語の単語が記載されていますよね。みなさん、その日本語の単語それぞれがその英単語の意味だと思っていませんか?

例えば "root" という単語で考えてみましょう。
辞書を引くとこんなに沢山の日本語が出てきます。

(植物の)根、根菜類
(舌・耳・翼・指などの)付け根、根元
(歯・毛・つめなどの)根
根源、根本、核心、基礎、ルーツ
https://ejje.weblio.jp/content/root

例は私の大親友のweblioから拝借しました。

上記だけでも10個の日本語の単語がありますが、果たして英単語の root にはそんなにたくさんの独立した意味があるのでしょうか?
いえ、そうではないはずです。

これは root という言葉が英語では色々なシーンで活躍できるのに対し、日本語では異なる単語がそれぞれのシーンで適切な役割をはたしている為、様々な訳出例を挙げているだけなんです。

もう少し平たく言うと、root の意味は一つだけれど、日本語では** ひと単語でroot と同じだけたくさんのシーンで活躍できる単語がないので、色んな単語を使ってシーンごとに root の意味を言い表している**、ということなんです。

そこを理解したうえで、訳が必要であれば、訳出例を全て見て、どれがその時最適なのか候補を選びます

きっとここまが多くの人がなんとなく行っている辞書の引き方ですよね。
でもこれは、英和辞典で行う第一ステップです。
まだこれで終わりじゃありません(笑)

さて、第一ステップで大体の見当をつけた後は、さらにその単語の意味を理解するために、複数ある訳出例の単語から共通点を探し出し、その単語の根本的な意味を想像、理解します

root でいえば、とある物体(植物だったり、体の一部だったり、人物だったり…)の元になる部分へ辿っていった先にあるもの、というイメージでしょうか。

これが第二ステップ。第一ステップで選択しておいた候補訳と、追加で理解した根本的な意味を総合してより良い訳出ができないかも考えます

さてそして、第三ステップです(笑)
次に行うのは例文の確認です。辞書を選ぶときは例文の多いものを選ぶのがいいとよく言いますが、例文は本当に大切なので、ぜひぜひ、例文の多い辞書を使ってくださいね。(ちなみに私のお勧めはweblioです)

実際にその単語が使われている他の文章を読むことで、今直面している単語の用法と似た例文から第一ステップでの訳出候補が正しいかどうか確認すると同時に、第二ステップでの解釈に誤りがないかも考えます

ここまでがメインです。第四ステップはその単語の用法の確認(文章の中で他の単語とどういう組み合わせで使われるのか)ですが、これは日英の時の方が大切かもしれません。

ここまでを英和辞典で調べたら、②の英英辞典に移ります。
英英辞典、類語では和英で行ったことの確認をします。

が、だんだん長くなってきたので、今回はいったんここまでとして、続きは別の記事にして書きたいと思います。


Thanks for reading to the end!

 

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