『天使のくれた時間』を見ての感想


久々に心温まるいい映画を見ました。

かつて、恋人を捨て仕事を選びニューヨークへ。
13年後、仕事をバリバリして証券会社の社長、超高級マンションに住む、テストステロン出まくりの自信たっぷり男、なんの迷いもなく自信があり 夢が何かもわかっている 怖いものなしの超スーパーエリート。

ところがクリスマスの朝、突然全てが変わった。13年前に戻り、恋人(ケイト)と結婚して子供も二人いる状況へ。新しい生活になじめないながらも、人生とは何か、幸福とは何かを少しづつ学んでいく物語。

何もかも欲しいもの全てが手に入る人生から、一転、給料の少ないタイヤ販売員へ
最近よく、ネットビジネスの話が耳に入ってきます。月収1,000万円以上の人の話を聞きながら、うらやましいなと思うこともあります。
人の使える時間は有限です。それをどのように使うかはその人次第。お金があるに越したことはないかもしれませんが、そこばかりに執着してしまうと本当に自分が幸せと思える時間が過ごせなくなる。
人のうらやむ人生ではなく、自分が幸せと思える人生。
自分自身が思う幸せって何なのだろうか。
夫婦ってなんだろう。家族ってなんだろう。

家で酒を飲みながら、何気ない会話で、子供や奥さんが笑っているとき、楽しいな、幸せだなと感じることがあります。
好きな人と一緒にいる時間に楽しく過ごすこと、当たり前かもですが、それが幸せなのかな。

この映画を見終わった後、無性に子供を奥さんを抱きしめたくなりました。
私も一度はもし今の奥さんと結婚していなかったらどんな人生を送っていただろうかと考えたこともあります。
でも、それを考えるたびと、ささやかではありますが、今ある幸せを絶対に手放したくないという想いを強くさせられます。
今の奥さん、家族と一緒にいる時間が何よりも私にとって宝物なのだと改めて実感させてもらえる映画。

私は現在41歳二児の父親ですが、主人公(ニコラスケイジ)がちょうど私と同じくらいの年代設定で、とても感情移入が出来ました。
30~60代くらい働くお父さんには、かなり楽しめる映画かと思います。

この映画を見て、自分にとっての幸せとは何かを考えてみるのも悪くないと思いますよ。
是非お勧めです。

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