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SDGsと職業の関係を考えると見えてくるこれから求められる事とは

3連休の初日は最高気温5℃という冬の気温になりました。
天気予報に雪マークがあり、思わず二度見しました。

季節の変わり目は体調にも気を付けたい所です。


魚の代用食

そんなある日、刺し身をコンニャク粉から作るという記事を見つけました。

そこには三重県にある食品会社「あづまフーズ株式会社」が販売している、魚の代用食が紹介されていました。

SDGsを意識し、海産物の持続的利用に繋がるとして開発されたそうです。
またベジタリアンやビーガンの方々にも好評ともあり、確かに原材料が植物であれば問題ないなと納得しました。

まるでマグロ

コンニャク粉から作られているとは思えない見栄え。
味も遜色ないそうで、これは確かに代用食になると思います。

漁師が要らなくなる?

こうした持続可能な食品が浸透する事で、本物の動物が乱獲される事もなくなり、安定供給がされるのであれば価格も下がると思います。

良い事ばかりの様に感じる一方、生活に影響が出る職業もあります。
漁師や市場の方々です。
代用食が一般家庭の普通になった場合、恐らく本物の魚は「高級品」に位置されるでしょう。
レプリカのダイヤと本物のダイヤでは価格が違うのと同じです。

その場合、本物の魚を食べられるのは基本はお店となり、値段も今より高くなります。
そうすると消費量は下がる為、お店側も買い付け量を下げます。
結果、市場や漁師の方々にとっては卸先す量が減る為、収入に影響してきます。

収入が見込めない仕事は後継者がいません。
後継者不足、収入減少となると、「これではやっていけない」という事で、廃業を選択される方も出てきます。
実際に時代の変化によって、従事される方が減少した仕事は数多くあります。

SDGsとそこに生きる為の信念

SDGsは絶対に大切です。
後世に綺麗な地球を残す事は人類の生存に直結しているからです。

しかし、残していきたい文化、職業、伝統が存在する事も事実です。
科学技術の進歩や企業の努力により、代用食や代替え品が生まれ
生命を残す事は喜ばしい事です。

この相反する事実にどうバランスを付けるかが、今後の重要なポイントになると感じます。
仕事としてだけでなく、伝統や文化として「漁」を残す時代も来るかもしれません。

これは他の職業にも当てはまる事です。
いまある仕事が10年後、20年後には無いかもしれない。

そうなった時に慌てない為にも、常に自分自身が成長し、
新しい事に挑戦していく必要があります。

今までの常識や「普通」という概念そのものが変わろうとしているのかもしれません。
そこに適応していくか、流されてしまうかで送れる生活も変わっていきそうです。

新しい事に挑戦する機会は逃す事なく摑んでいく。
それこそが、持続していく社会に暮らす人間が求められていく信念だと思うのです。

ではでは☆

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