ツボってなんなん?

「ツボってなんだ?」と聞かれると、意外と分からない。
ツボってツボでしょ…のように、専門家でさえあやふやで日本においては「概念」にすぎない。
日常的にも「話のツボ」「笑いのツボ」など、核心というニュアンスでよく使われるため、あまりにも耳にしすぎてて本当の意味を考えないで過ごしているようだ。
マッサージ的なコミュニケーションの中で、人の皮膚から身体を指で押さえておいて「おお、そこはツボみたいです!」「そう、ここはツボなんです」と言い合っているシーンはよく見かけるのだが、果たしてツボって身体のどんな部位のことを表現しているのか?残念ながらやっている側も受けいている側も分かっていないようですw

東洋医学の観念が染み付いている東洋人は、むしろツボという存在を「概念」として受け入れてしまっているために、ツボがなにか?ということをあまり考えたことがないのだ。まさに核心の確信が掴めなくなってしまった状態のようだ(笑)
逆に西洋人は東洋医学を学ぶ(東洋医学や東洋哲学が好きな西洋人って意外に多いんですよ!)際に「ツボってなんだ?」という疑問からスタートしていく。となると「ツボはツボだ」と思って抽象的な概念を受け入れている東洋人よりも西洋の方が東洋医学の研究が進んでいく結果に。今やオーストラリアやヨーロッパの医大の東洋医学部では具体的な「ツボとは何か?」の理論が確立されているのです。

東洋医学は全体を見る、西洋医学は部分を見る。
このそもそも論の違いが、現代、ツボを難解にしていることは間違いない。
足ツボなどに代表されるように素人(あ、失礼、医学知識のない…と云わなければならない)が癒しを提供する手段に使われているツボ、というものを医学的に一般論的に、もう一度考え直してみてはいかがだろうか?専門家も身体に興味のある知識人の方々も共に。
少なくとも手技療法家やマッサージ、エステなど人に触れる職業の方々はもう一度「人が人に触れると何が起こるのか?」を医学的に考え直してより良いセラピストライフを構築していっていただきたい。

当研究所は古今東西の手技療法を科学的に解析して実践しております。
身体のこと健康のこと不調のこと、お気軽にご相談ください!

(株)ニューログリア脳神経科学研究所
代表取締役 小林昌彦
オーストラリア王立メルボルン理科大学医学部卒業
スリランカ国立アンパーラ病院にて神経内科医として勤務
現在自然医学の治療院として、古代インド医学アーユルヴェーダ、東洋医学、古代インディアン医学などを研究統合して実践しています。
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