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#86 坂本龍馬よりも長生きしてしまったぼくらは…

先日、保険外交員の方に「今はもう人生百年時代なので、保険の見直しを…」のようなことを言われました。正直人生100年なんてピンと来ません。

この「人生百年時代」と言う言葉。最近のCMでもよく使われています。でもやはり平均年齢が延びているとは言え、今の段階で自分が100歳まで生きることを前提に諸々手を打っていくような考えには至りません。もちろん自分の老後を考えないと言うことではなく、「100歳まで生きる」ことは考えられないということです。

歴史好きな私は、日本の歴史上の人物の享年と自分の年齢を時々照らし合わせてしまいます。自分の今の年齢のころには、この歴史上の人物はこんなことまで成していたのだなぁと、自己嫌悪に陥ることがほとんどなわけですが、「頑張らねば」と前向きになるのにも役立ちます。


ここで一度、ざっと自分が気になる歴史上の人物の享年をまとめてみました。やはり戦国と幕末の頃の方が多くなってしまいます。

森蘭丸 17歳
天草四郎 17歳
小早川秀秋 20歳
豊臣秀頼 23歳
藤堂平助 23歳
久坂玄瑞 24歳
沖田総司 24歳
高杉晋作 28歳
原田佐之助 28歳
吉田松陰 29歳
中岡慎太郎 29歳
坂本龍馬 31歳
源義経 31歳
山南敬助 32歳
伊東甲子太郎 33歳
近藤勇 33歳
土方歳三 34歳
竹中半兵衛 35歳
芹沢鴨 36歳
石田三成 40歳
井伊直政 41歳
今川義元 41歳
大谷吉継 41歳
楠正成 42歳
桂小五郎 45歳
織田信長 47歳
大久保利通 47歳
聖徳太子 48歳
真田幸村 48歳
上杉謙信 48歳
加藤清正 49歳
西郷隆盛 49歳
武田信玄 51歳
源頼朝 52歳
明智光秀 54歳
黒田官兵衛 58歳
岩倉具視 58歳
直江兼続 59歳
前田利家 60歳
島左近 60歳
空海 61歳
豊臣秀吉 61歳
宮本武蔵 61歳
藤原道長 62歳
斉藤道三 62歳
本多忠勝 63歳
平清盛 64歳
上杉景勝 67歳
伊達政宗 68歳
松永久秀 68歳
伊藤博文 68歳
千利休 69歳
斉藤一 71歳
毛利元就 74歳
徳川家康 75歳
勝海舟 76歳
永倉新八 76歳
板垣退助 82歳
北条早雲 87歳
渋沢栄一 91歳
真田信之 93歳

これを見て色々と思うところはあります。小早川秀秋は散々関ヶ原の戦いの裏切り者と言われますが、享年二十歳と聞くとそこまで悪く言うのも不憫だなぁと思います。吉田松陰は松下村塾を開いて幕末の志士に影響を与えた印象があるので、20代で若くして死んでいるのも驚きです。豊臣秀吉は晩年は奇行が増えるほど老いてしまった印象があるので、享年61歳は意外と若いなと感じてしまいます。

絶賛40代を邁進している私としては、過去を振り返ると坂本龍馬と土方歳三の2人については、彼らよりも長生きしてしまったときに、ちょっと感慨深かったのを思い出します。「彼らはもう私と同い年の頃には、命を散らしていたのだなぁ」と。

とりあえずは、織田信長の47歳を目指してみましょうか。そのあとは上杉謙信&真田幸村の48歳、西郷隆盛の49歳、武田信玄の51歳、明智光秀の54歳という風に、その時々に振り返ってみれば、これからも自分は頑張れているのか考えるいい機会となるのではないでしょうか。


PS.今回のイラストは織田信長が本能寺の変の時に100歳を越えていたら「敦盛」はどうなっていたのかをイメージして描きました。50年ならともかく100年なら「夢幻の如く」と言えないのではないかな。

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