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【強烈仕事術】 なめた仕事をすると死ぬ。論理強者には、サボりはバレる。

はいどうも~。
「仕事術」関係で2本連続記事を書こうと思いました、仕事できるマン、優しく温厚な上司、頼れる部下、元東京大学非常勤講師でエンジニアや草むしり、穴掘り等をしているとつげき東北です。
今回は短めだけど内容を濃くして、ちょっとお安くしてあります!

先日の記事はこちら。

次の記事はこちら。

いつものような「優しい優しいとつげきさん」ではなくて、必要な時に、きちんと相手を「叱る」ことのできる側面を見せておきたいと思います。「叱る」というのは、上下関係に依存しません。対等の相手でも、「それやっちゃダメだろ!」てな局面があるし、相手が格上の役職でも「その整理ですと、最終責任はそちら側となりますが、本当に問題ありませんか?」という状況もあり、そこでビシッとできないと無能ですから、これは立派な「仕事術」です。

ペットだってそうですよね。
あなたがライオンを飼っていたとして、ライオンが自分の手を食いちぎった時には、
「コラ~! 手を食いちぎったらダメだゾ!」
としつけておかなければ、そのうち取り返しがつかなくなります。罰として1週間、エサを一切与えない、くらいはやらないと、何をしてくるかわかりません。

ハチもですね。スズメバチ。
あいつら山とか歩いていたら、別にこちらにはハチの巣を壊すメリットなど何もないのに、急に集団で襲い掛かってくるじゃないですか。毎年被害者が出ています。
彼ら(ハチバチ)の悪いところは、まったく交渉に乗ってくれないところです。
「待って刺さないで! 違うんです!! 巣を壊すつもりはないし、ていうかマジで考えてみ。巣を壊して、俺本当に得する? ないでしょ。なんならエサとかいっぱい持ってくるし! お金もあげる! ほんま刺さないで!」
といくら説得しても、容赦なく刺してきます。
いや、Win-Win考えてよ。
みんなが損じゃないですかそれ。
あれ、この例、「叱る」とか関係ねえな……大変申し訳ないです、可能でしたら、刺さないでください。

人間というのはずるいもので、「職場ですごくデキる人」がいると、「あの人がやってくれるから、いいや」みたいになりがちです。
とりわけ、「年功序列」と呼ばれる(実際には「年功制」であり、日本には「年功序列」は存在していません)仕組みの中では、「頑張ったら頑張るほど相対的に損」になり、「サボったもん勝ち」になってしまいます。
ここまでの無料部分を読んで
「よっしゃ! 明日からサボりまくろう!」
と思ったあなた! 向いてない向いてない! 何にも向いてない! 違うから! スズメバチ並やないか!

ではでは、ここから私が「仕事上で相手を叱った」ケースを具体的に挙げていきます。
他人を「叱る」ことでうまく組織を回す、その「叱り方」のちょっとしたコツ、ポイントなどを抑えていきたいです。

役人時代、システム開発の請負事業者を叱った例

生々しいですが、相当昔、システム開発をする業者さんにお叱りのメールを入れたことがあります。
私は小学生の頃から機械語でプログラミングをしていたオタクなので、一般に、役人のシステム開発業者のレベルがひたすら低いことは知っていました。
なので、「一般競争入札」という、業者さんが「うちがその仕事やりたい!」という入札の説明会で、堂々と宣言しました。

「唐突ですが、私はプログラミングが非常に得意で、この程度のシステムなら2か月あれば自分で作れます。ただ、もろもろの事情で、今回事業者さんに約1年間弱で作ってもらう運びとなりました。私は監督職員で全権委任されています。間違っても、そこらのぬるい官庁入札と同じと思わないでください。私が2か月で作ることが可能なレベル以下の納品物は、決して受け取りません。機能的には簡単ですから、UIにも徹底的にこだわります。私が事業者なら、今回の件は絶対に受注しません。割に合いません。私の美学に反する汚いソースコードは全部直させます。1年間の瑕疵担保期間も含めて直せない場合、その情報は、各機関と共有します」

こんだけ脅しておけば「まともな」事業者が来るだろう、と思っていました。実際、説明会に来ていた事業者さんのいくつかは、
「……どの程度のレベルですか?」
といったことを恐る恐る聞いてきたので、「最低でもプログラミング経験20年以上の方とか、自分で簡単なOSを作ることができる程度のメンバーを3人貼り付けるくらいは必要じゃないですか? まあ、それに見合う対価は全然ないと思いますけど」みたいに言ったら、「またぜひ次の機会に……」的になりました。

でもね、世の中うまくいかないんっすよ。
とある事業者が、ものすごーく安い値段で落札してしまった。
もう完全に赤字確定。
「中央省庁でシステム開発やったことあります」
という看板だけが欲しいような企業。
あるんですよこういうの……。

開発はウォーターフォール方式ではなくアジャイル方式で(意味わからなかったら無視してください)、いくつかの機能ができるごとに私がソースコードを見て、動作確認したりUIチェックして、仕様を固めたりちょっと方針変更していくという方式です。
まあ、システムの細かい話は完全に飛ばしますが、本当に開発当初に出したメールが以下です。

「データ一括ダウンロードツール」の機能を少し確認しました。
範囲検索で、「2001年から2005年まで」を指定しようとして、「月」までの入力が必須だと判明し、なんともいたたまれない、絶望的な気持ちになりました。
なぜ、「年のみ指定」「月も含めて指定」の両方の使い方があって、自動判別可能なように作らないのか、私にはどのようにしても理解ができませんでした。ことによると、何らか思慮深いお考えがあってのことでしょうか。それでしたらご教示ください。

また、システム内で使われている「会社番号」は、コードでの指定だけではなく、会社名(部分一致を含む)でも指定できるようにしてください(誰もが、自分に割り振られた「マイナンバー」を必ずしも暗記しているわけではないことを考慮すると、誰しもが御社のシステム内で使われている、各企業に対応する数字を記憶しているとする仮定は、強すぎると思います)

こんなメール来たら泣きますよね。
メールの相手は副社長さんです。

あれだけ「ちゃんとしろよ!」と念を押しておいて、開発当初から、日本の伝統的IT企業が作りがちな「ユーザーのことを全く考えていない仕組み」を出してきたんですよ。それはアカンやろと。スズメバチ派遣して刺すぞと。

ここは「叱りどころ」です。今後1年弱、なめた仕事をさせてはいけません。
開発最初で「こういうレベル感なんですよ、頼むよ、なんなら担当変えさせるよ」くらいの勢いでやらないと、「この程度でいいのか」とだらけさせることになり、死にます。みんなが。

ちなみに、私の部署内では私は「おもろキャラ」でしたので、この事業者に対する、
「今回は議事録を送付していただき、まことにありがとうございました」
という旨の「やさしいお礼メール」の直後に上記メールを発出したことで、みんな爆笑していました。趣味が悪い、とかの問題じゃない。自分の会社の新人さんならともかく、こちらは「対等のプロ」として仕事をしているのに、甘えた仕事をされては困る、ということです。事前にも言っておいたしね。

上司を変えたメール

会社内のほぼ全員に名が轟いているほどに、あまりにも無能で評判だった上司がいました。私の直属の上司でした。いつも判断を間違うし手順がダメなので、「まあ私が他人の20倍くらいやればいいや、邪魔さえしなければ」、と許していたんです。だいたい間違いそうになったら「私がやってきまーす」とすぐに解決してなんとかなっていました。

だけどある時、すごく急ぎの案件が生じました。
これを解決するには、X部署に仕事を頼まなければいけません。至急で。
しかし、X部署の担当は、「基本的に仕事を断り、怒鳴り散らす」というこれまた社内的に有名な「ヤバめの人」でした。
急ぐことなので、まず私が、X部署の「ヤバめ担当」と交渉に入りました。
X部署といえど、私とは、
「上司の無能さでいつも迷惑かけてますー!」
という感じで仲良くしているので、かなり丁寧に接すれば、色々と文句をつけられながらも、きちんと対応してくれます。
ですので、今回のお願いはどうしたらやってくれるか、そっと裏で交渉したところ、
「(上司)から、ちゃんとメールで頭下げて依頼がきたらやってやる」
という譲歩を引き出しました。
「承知しましたー! ウチのバカ上司から、お礼と、お願いのメールが飛ぶから、どうかよろしくお願いしますー! ありがとうございます!! いつも助かっております!」
と調整しました。
上司からメールを出させないといけませんから、「どうせまともなメール書けないだろうな」と、私がメールの文案までつけて、
「X部署にこれを出してください」
と上司に送りました。昼に。

上司さま、出さずにシレッと帰宅。

はい、行動を変えさせなきゃヤバイ案件!

上司さま

おつかれさまです。

今回の件につきましては、X部署のご協力なしでは、まったく先が見えない状況です。
本日私から、テンプレも差し上げたうえで、X部署に対するご協力のお願いをしているところ、どうしてご対応されないのかが想像できません。

本件は急ぎだと思いますし、申し訳ないですけれど公平に見て、X部署の方々は、これまでしっかりと、お願いした業務をこなしてくれています。
先日の件でも、あんなにも早くご対応いただけると思っていませんでした。
なぜお礼のメールを出されないのか、理解に苦しみます。

私からお願いしたら「うまくいく」というのは何となくわかります。
それを私に任せてばかり、部下の里岡さんも、急ぎで対応を頑張ってくれているのに、里岡さんに下らない質問ばかりして邪魔していては、動きようがないじゃないですか。

私がこの時間までY部署の畠山さまと認識合わせをしている意味をご理解いただけていますか?
表面で取り繕っても、みんなわかっていますよ。

これ、私からの報告じゃなければ、所長は詰めてきますよ。
私がご報告しているからなんとか止めているのであって、そうでなけれ
ば、まずいですよ。
私が来週の定例会で、仮に本音でお話するなら、「X部署が急ぎでやっていただきました。あとはウチの対応待ちです」と報告しますよ。
私が以前に休暇を取った時、上司さんが定例会報告したら、「凸さんがいないと何もできないのか!!」と怒鳴られていましたよね。

仕事をたくさんやってとは言いません。
ただ、せめて誰が何を担当するか決めるくらい、そろそろちゃんとやった方がいいと思いますよ。
私がこんな時間にずっと調整しているのおかしいと思いますよ。
私が彼の分の仕事もすべて自らやっているのに、その仕事ぶりの些末なミスなどに評論ばかりしている頭のおかしな〇〇さん、なんとかして1日15分でも仕事させてはいかがですか。
誰が何をしているのか、すべきなのか、整理してください。
指示してください。

私は仕事が大好きだからやっていますけど、里岡さんが頑張っていて、
ただ、これはしょうがないことで、里岡さんは私ほどは上手ではなくて、今回は急ぎだから残業しますって言っていただいて、それにX部署が本当に頑張ってくださっていて。里岡さん、上司さんからの指示には「無理です!」と言っていたけど、私が「超過勤務対応は、可能ですか? 里岡さんにしかできない仕事です」と聞いたら、嬉しそうに「3時間ほどで終わらせられると思います!」と答えてくれました。
もっとどうにかしませんか。

お願いします。

私にとって、この程度の業務は、10%だけれども、ちゃんとかじ取りしてください。

そのために必要な協力はすべてします。
私は他の職員の20倍は簡単にできます。
しかし、皆様のご協力がいただけないのなら、やりません。

ちゃんと動いていただけますか。
里岡さんやX部署の頑張りを見ていて、何か感じることありませんか。X部署が1日でできたこと、こちらができない理由を説明できますか。私にはできません。人、余ってませんか。

私がなぜ0時過ぎまで超過勤務しているかわかりますか。
今後、私は論文の査読とか、他部署の業務、色々とあります。
これまでと違って、あまりウチの業務に携われないことがあります。

お願いします。

こんな部下いる!?
クソサイコパスみたいやないか!

しかし、翌日、「ご指摘いただきまして、恐縮です」といったメールが来たうえで、いくつかの案件をキチンと進めてくれたので、謝罪とお礼を出す。

おつかれさまです。

昨日は、きつくお話ししていまい、大変申し訳ありませんでした。
出過ぎたまねでした。

しかし、本日はすごく動いていただいており、大変心強く思っています。
X部署さんとは裏で調整してあったので、
「(上司)さんからちゃんとお礼と、依頼が行くから、受けてね」
と言ってありました。
(上司)さんに、失敗させたくありません。

……

上司さん、行動が変わりました。
ダメなりに、色々と私に方法を聞いてくれるようになり、私が適切な判断を出して、なんとか「少し使える」ようになりました。
ってか私が上司で良くね?

このように、「ある程度まではこちらで協力し、かなりの裁量を持ち、周囲の関係者から相当な信頼を得てから、注意する」という形になれば、「上司のプライド」で無駄に「部下のくせに!」などとはならなくなります
私が協力しなければ、毎週毎週定例会で怒られてしまい、仕事も一切進まないわけですからね……。

愚かにも私を論破しようとしてきたゴミを撃退したとき

私を仕事上で「論破」する?
いや、それは無理だろう。

何十年私は物事を厳密に考え続けてると思っているんだ。
相手は女性で、同じランクの役職の方でした。

なんかやたら長文メールを私に送ってきます。
いつも1つのメールに10個くらい「質問」が入っていて、業務上大事なことならともかく、
「どうでもええやんそんなん! マジでどうでもええやん!」
となるゲンナリする内容で、まあ、面倒なのでいつも
「承知しました」「はい、失礼しました」
という風に対応していました。
たとえば、別に日付が少々間違っていても、誰も「ああ、間違いだね」で済ませられるような「内部のちょっとしたメモ」の日付が、
「3月10日(月)」
となるべきところ、
「3月10日(火)」
となっている時に、こう聞いてくるんです。
「3月10日(火)とは、どういうことですか? ご確認ください」

いや単なる日付(曜日)ミスやがな。
わからへんか?
そのメモの日付、直す必要あるか?
最悪、なんか神経質で気になってて聞くにしても、
「こちら、3月10日(月)のことですよね、直しておきたいので、念のためお伺いします」
なら、
「はい、ありがとうございます」
で済みますよね。
(私なら「直していただいて結構です」としますけどね。相手側の勘違いかもしれないけれど、結局どうでもいいので、私がいちいち「3月10日は月曜だったか」を確認する時間、他の超重要な案件に時間を割けますからね)

完全な「デバフ人間(他人と協力してどんどん進む代わりに、人の足を引っ張ることが最適解になる人間)」です。
※デバフ人間については、非常に大事なので、以下記事もご参考に。

そういうメールに、ビッシリと20人くらいCCつけてるんですよ。
そんな下らないものを、いちいち20名がざっと目を通す時間、もったいなくないですかね。

割と実は、周囲の声は伝え聞いていて(私は周囲と大抵うまくやっていますからね)、「あの人のあの質問、なんの意味があるんですか?w」みたいになってはいました。

しかし、調子に乗ってくるんですよね。

「部署で一番仕事のできる凸を20人が見ている中、謝罪させている自分スゲー!」

とか思ったんでしょうか。そんなゴミの行動の動機なんて知らんけど、とにかく仕事の邪魔です。
全部私の方が劣っていると思っていてもらって平気だから、メールをしてくるな、と。
クッソ忙しくて、システムのサービスが停止するという超緊急案件が入っている時に、しょうもない「形式」にこだわって話を進めようとしない。

とつげき 様
お世話になっております。

ご回答ありがとうございます。
A部署を含めた打ち合わせにおいて、決定したことと、異なっている箇所がございますので、再度、ご連絡申し上げます。

……

>そちらに開発期限も記載いただく事になり、また、開発完了文書に
>添付する必要があると思います。
>受領されているようであれば、当方にも展開願います。

に対して、

>一部機能の修正、という位置づけであり、B部署からの正式な文書連絡にも期日が書かれていません。
>同様にバグがあってサービス停止、修正後にサービス再開を行った際の平成19年10月1日付文書を踏襲したものと推測され、これ自体は前例踏襲という程度で、問題ではないのかという気もいたします(確かに本日、希望日を4月中旬ごろ、と調整したのですが、既に過去分踏襲の文書どおりで先日に受け取ってしまっていることから、特段の問題がないならば、「可能な限り早期の対応」といった扱いと捉えるのは自然で、これで良いのでは、と感じました。問題ありますでしょうか)。

とおっしゃられましたが、全体計画に記載されていない新規業務扱いとなりますので、全体計画における記載事項については、網羅されている必要があります。
厳密な担保が必要です。

(その他10個ほどしょうもない指摘が続く)

ハハッ!

ごちゃごちゃうるせえよ、緊急案件だぜ?
あんたの発言のどこに「厳密な担保」が存在しないか指摘してあげようか?

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