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障害福祉の常識を問い直す講座season3全10回終了。。。そして

3年前からやらせていただいている「障害福祉の常識を問い直す講座」先日、今年予定されていた10回のオンライン講座が終了しました。

この講座の仕掛け人である@山口久美さんが毎月1回、ホストになってくださり、10回+新年会と、ほぼ休みなく3年続けさせていただきました。
多くの方に、参加費をお支払い(その全額を寝屋川市民たすけあいの会に寄付いただき)いただきご参加いただきました。オンラインリアルで参加できるときに参加していただき、また、アーカイブでもみていただき10回が終わりました。40人くらいの方がご参加いただいたのでしょうか。

今年は、
支援orケアor介護or看護or治療する立場で常識を見直してきた2年間。
「される」側から考えてきたか?見てきたか?やってきたか?が問われる時間に、モグモグ、もやもや、ウニウニ、ぐるぐるしてきた私たち。
2022年はLet’s think in their shoes!
他者の靴を履いて歩いてみましょう!
人の靴は履き心地が悪いものです。
でもあえて、いろいろな人の靴を履いてみようという企画。
冨田さんが探してくる靴・・・どんな靴を履くことになるのか・・・どきどき、わくわくの1年間になること間違いなし!です。

ということで、毎月1回開催してきました。


◆テーマ
1.「当事者(になるということ)~親と子という視点から」
2.「市民~自立を考える」
3.「適応~社会を考える」
4.「教育・学ぶ~特別支援教育を考える」
5.「幸せとケア~自分らしさを考える」
6.「“ありのまま”(の功罪)~行動障害を考える」
7.「エンパワメント~empowermentを考える」
8.「問題と課題~ニーズ・支援計画を考える」
9.「Empathyとsympathy~「違い」を考える」
10.「福祉~専門性を再考する」

という10個のテーマを取り上げていただきました。

今年は、障害福祉の常識というよりは、もう少し広く福祉の常識をテーマとしてとりあげたと言えるかもしれません。しかし、いまの日本の福祉や福祉制度、福祉実践の状況をみると、「障害者児福祉」の分野に、その首をかしげたくなる「常識」が集中して潜在しているのも、また事実かと思います。

この講座を3年続けさせていて、私自身もとてもたくさんのことを学びました。特に、私自身がこだわってきたのは「言葉」。その「言葉」の成り立ち。歴史、使われ方。
そこでわかってきたのは、その業界でしか通じない数々の言葉は、常識にすらならないはずなのに、さも常識として語られている現実です。

2年目、3年目は基礎編ということだったので、特にそれにこだわってきました。

常識は、だれのために、何のために作られているのでしょうか?

今年は特に、いわゆる「福祉の世界」におられない方もたくさんご参加いただきました。その人たちから見えている「福祉の世界」と、実際に「福祉の世界」にいる人たちが思っている「福祉の世界」のズレ。。。
よいとか悪いではなく、ズレがあることをみんなで共有できたこともまた、今年の講座の中でよかったと思ったことの一つでもあります。

こうして続けさせていただいてきたこの講座。
第4シリーズがあるのか?ないのか?そもそも、そのニーズはあるのか?
「一年でおなかいっぱいになった」という声もききます。

ちなみに来年度から、冨田の仕事のスタンスや位置づけが変わることになっています。

来週の月曜日、
☆2023年1月16日(月)振り返り新年会♫
これは、いままでこの講座に参加されたことのある方にご案内がいっているかとおもいます。
重大発表が、あるのか、ないのか?ではなく、ぜひ、第4シリーズについてのご意見をおききできればとおもいます。

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