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子どもへの声掛け(不審者対策)

私の二人の息子たち。
不審者対策も私なりに色々考えて、小さいころから行いました。

言葉が話せるようになる3歳くらいの頃。

「お名前は?」
「たちかわ◯◯」

「何歳ですか?」
「◯さい」

「どこから来たの?」
「◯◯市◯◯」

これを全部聞かれたら答えられるようにトレーニングを重ねました。

なぜこんなことをしたかと言うと、ショッピングセンターで迷子になった時に、確実に帰ってこられるようにする対策をしました。

よく迷子の放送を聞くと、泣いていて、名前も言えず、衣服の特徴しか放送することができないことが多いと感じています。

でも、日頃答えるトレーニングをしていれば、反射的に言えると思いました。

二人とも言えるようになりました。

そして最後に。

「名札をつけてるようなお店の人や警備員さんに『迷子になった、呼び出して欲しい』と助けを求めなさい。名札をつけている人は悪いことがしづらいからね。本当の怖い人は、優しそうな顔をして近づいてくるからね。」

そう教えました。

それだけでなく、親側も対策をしました。

とにかく一人にしないこと。

子どもが一人になった隙をねらってくるからです。

身体が大人並みに大きくなる中学生未満までは、トイレには必ずついて行き、トイレの外で見張るように待ちました。男の子であろうとも、一人の時に性犯罪者に狙われるからです。

小学生になると自宅の電話番号を言えるようにしました。

気を付けていても、ふとした瞬間に迷子になることがありました。

長男は祖父母とショッピングセンターに買い物に行った時に迷子になり、祖父の名前も言えるようにしていたので、名指しで呼び出しをかけたそうです(笑)

次男は3歳くらいの頃に迷子になり、お店の人のところに助けを求めに行こうとしていたところを見つけました。

小学生になったら、帰り道はなるべく一人にならないように、一人になるところまで祖父母に散歩がてら歩きで迎えに行ってもらっていました。

息子たちには、
「例え知っている人であっても、お母さんの許可なく車に乗っては行けないよ。知ってる人であっても裏切ることがあるから。乗っていいのはお母さんが『◯◯さんにお願いしたからね』と言った時だけだよ。」

と教えました。

そこまでする?

ってことをしました。
でも、何も防犯対策しないでいて、何かあってからでは遅いと思ったからです。

こうした防犯教育は、世の中にはいい人ばかりじゃない、と言う本人の警戒心を育てました。
ショッピングセンターでは、一人になることをとても怖がりました。

「怖い人はどこにひそんでいるかわからない。常に隙をねらっているよ。」

って教えていたからです。
そのくらい怖がっていた方が簡単に甘い言葉には従いません。

ネットやスマホを使う今でも、その警戒心は役に立っています。ネット上のあらゆる怪しい情報には疑ってかかっています。

うまい話ほど危険だと。

「インターネットには、さらに巧妙に悪い人が隠れているし、簡単に危ないサイトや人に繋がってしまうから、さらに気をつけて使いなさい。」

と伝えています。

防犯は、大人が守るばかりではなく、子どもたち自身も意識を持たないと守りきれないと私は考えて、このように育ててきました。

ご参考になれば、幸いです。

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