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変わらないもの

新年をいかがお迎えでしょうか。
本年もよろしくお願い申し上げます。

毎年新年を迎えるにあたり、力強く一歩を踏み出すような決意は何かと考えます。

その為には昨年の出来事を振り返って、思い出すとコロナ禍の影響も大分落ち着いて人々の反応も馴れて来たように思われます。

でも、印象として個人個人の格差と、人の考え方が割と自分本位になって来た印象が強いのです。

お寺で生活していますと、お寺の持つ役割が「日本の文化」を継いでいく役目を果たしていると感じる部分が多いものです。

「聖と俗」「日常と非日常」 「伝統と現代」仏道、花道、茶道、香道、等いわゆる○○道といった精神世界…。

自分にとって日本人として大切なものを考えた時、自分が周囲の方々と繋がっているその部分に出来るだけ光をあてていこうと思うわけです。それが「一隅を照らす」であったり、毎日のささやかな行動であったり・・・。自分が出来ることは限られており、小さな事でも積み重ねて大きな意味をもつことを知ります。

明るく元気で感謝し、宗教者の責務を意識しつつ足元を踏みしめて歩んでいきたいと思うのです。

(住職 記)

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