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岡谷工業高校 工藤 大和選手

木下:よろしくお願いします!
工藤:よろしくお願いします!
木下:卒業おめでとうございます。 高校3年間終えた率直な感想聞かせてください!
工藤:ありがとうございます。まずいちばんは最高の仲間と自分たちの夢の舞台でバレーができたことが嬉しいです。そこまでの道のりの中で先生方や保護者の方、OBの方々など様々な人の支えのおかげで春高に出れたと思うのでとても感謝しています。
木下:ありがとうございます。 松本国際という壁があった中でチームとしてどういう気持ちや取り組みで1年間してきたのでしょうか?
工藤:自分達が全国に出るためには全国大会の初回戦目で松本国際という相手に必ずあたるし絶対に倒さなければいけない相手という共通認識はあったと思います。 正直自分たちの代は松国には勝って絶対全国大会にいけると思っていました。ですが数え切れないほど決勝の舞台で敗れてきて、どうしていつもあと一歩で勝てないのかと悩みました。 そこでいつも負けるのは松国に何かされたからではなく自分達が勝手に松国を勝たせてしまっているという事に気づき相手をどうこうする前に自分たちを変えようと思いました。準優勝という結果を変えるために一人一人が自分と向き合って自分を変えようとやってきた1年だったと思います。
木下:深いです。自分達が勝手に松本国際を勝たせてしまってる。それに気づけたことが何より大きいように感じます。たくさんミーティングしたのでしょうか? 自分達を変えるために特に意識したことや譲れない事を教えてください。
工藤:ありがとうございます。遠征の時のミーティングは行きのバスと毎回では無いですが試合と試合の間の中でも短めに話し合ったり、対戦校からホテルまでのバスの時間と夜のホテルでの時間と対戦校への向かっている時と帰りのバスなどでやってました。あとは先生がミーティングの時間を作ってくれた時にやってました。 勝てなかった時の自分達は、自分以外の誰かがやってくれるだろうや相手がミスしてくれるかもなど自分達からアクションをしようとしておらず、受け身になってしまうことが多かったのでコートの中外関係なく全員が自分がやるという気持ちで何事にも取り組んで向かっていくことを意識しました。また全国(駿台など)を基準にして自分達は他のチームと比べてどこが足りないのかを突き詰めていったり自分達は大型エースがいなかったのでとにかく落とさないように相手がやってないことや、やりたがらないことをやるようにしていました。
木下:なるほど。 ちょっとした時間を使って有効的に動いていたのですね。本当に意識が高いです。そこまで意識を高く維持できた理由はなんだったのでしょうか??
工藤:意識を維持できたのはいつも支えてくれる先生や保護者の方々への恩返ししたい気持ちが強くあったからだと思います。 やっぱり表立ってチームを引っ張ってくれてたのは大日方選手、春日選手、竹松選手の3人が引っ張ってくれてました! ミーティングでは中外関係なく全員が意見を出すようにしていました。
木下:なるほど。本当に素直で本当に良い選手達です。人の為に頑張れるからですね。 ミーティングの中外関係なくの部分で外の選手が中々言いづらかったのではなかったでしょうか?
工藤:多少は言いずらい時もありましたが、中の選手達もダメなところは言ってくれのスタンスでいてくれたのでそこまで言えないことは無かったです。
木下:なるほど。そういう雰囲気を作ってくれるのは非常にでかいですよね! コートの内外で共に同じ温度感でまとめられたことが強みだと思いますね。
工藤:はい!とてもありがたかったです。

木下:工藤選手がバレーを始めたきっかけはいつなんですか?
工藤:自分は小学校5年生の頃にハイキューを見てバレーに興味を持って地区のクラブチームの体験に行ったら思った通り楽しくて始めたのがきっかけですかね。(笑)
木下:おお! 小学校5年からなんですね!! 最初どこやったんですか?
工藤:バックセンターでレシーブをやってました。
木下:ええ!驚きです。どこやりたいとかあったんですか?
工藤:スパイカーもやってはみたかったんですが、力も身長もなかったのでレシーブを頑張りました。(笑)
木下:なるほど。 小学校の時にとてもやってた練習メニュー教えてください!
工藤:スリーメンと8の字レシーブはよくやってました。
木下:初心者の方にぜひやって欲しいですね。
工藤:はい!

木下:中学時代の部活厳しかったですか?
工藤:1年の時は未経験の先生だったので厳しいとは言えない感じです。2年と3年の時は県選の監督をしたりする先生が来てくれたのでそこからは厳しくなりました(笑)
木下:おお!! どういうところが厳しくなりましたか?(笑)
工藤:メリハリとか礼儀とかを大切にするようになりました。
木下:人間性の部分ですかね!?特に厳しく言われたことや覚えてることがあれば教えてください!
工藤:はい!そうですね 1番は自分だけの力でできることは少ないから今当たり前のようにバレーができていることに感謝するように言われてました。
木下:ありがとうございます。 深いです。自分の力で頑張ろうとする事を前提になりがちですが大切ですね。

木下:岡谷工業高校を志望した理由って何ですか?
工藤:志願した理由は県予選の決勝をみてどんな場面でもお互いに励ましあって勝ちをつかもうとする姿がかっこよく自分も岡工でバレーがしたいと思い志願しました。
木下:お互いに励ましあって勝ちをつかもうとする姿は本当にかっこいいですよね。 もっとたくさん知って欲しいです。
工藤:ありがとうございます。

木下:高校2年生からマネージャに回ったと思うのですが、監督からの指示でしょうか?
工藤:そうですね。 先生からやってくれないかという話がありました。
木下:その時はすんなりと受け入れられたのでしょうか?
工藤:やっぱりすんなりは受け入れられなかったんですけど、チームが勝つために自分が1番役に立てるのはプレーではなくサポートなんでは無いかと思いサポートを頑張ろうと思いました。
木下:そうですよね。 すんなりとは受け入れないと思います。 すぐには決断できなかったですよね。 同じ状況の高校生もいると思うのですが悩んでる選手たちにアドバイスをお願いします。
工藤:そうですね。自分がやりたいことと違う方の選択肢を取らなければいけない時はなんのためにその高校の部活に入ったのかを考えればいいと思います。その時に続ける価値がないと思ったなら辞めるのもありだと自分は思います。
木下:なるほど。 一旦原点に帰ってみて価値があるか無いかで判断するということですね。 工藤選手の場合は原点に帰ってこのメンバーとやりたいという事があったから続けたんでしょうか!?
工藤:そうですね この仲間と一緒に春高に出たいという思いがありました。
木下:なるほど。 深いです。

木下:工藤選手にとってバレーボールとはどういうスポーツですか?
工藤:ボールが繋がるだけでは勝てないスポーツだと思います 仲間との繋がりがあって周りの声があって、支えてくれる人がいてようやく勝てるスポーツだと思います。
木下:ありがとうございます! 今指導する上で中々厳しい環境になってますが、ご自身なりの考えで良いのでどういう指導の方が良いと思いますか??
工藤:自分はやっぱり暴力とかは行けないと思うんですけど、厳しさのある指導は大切だと思います。厳しさがあるなか3年間やりきったことは社会に出ても自信をもてているので厳しい指導については自分はいいと思います。
木下:ありがとうございます。本当にそうだと思います。 次のカテゴリーでは心機一転になると思いますが抱負や目標聞かせてください!
工藤:ありがとうございます。今後の目標としては周りの人を支えたり感謝される人になりたいです。
木下:ありがとうございます!最後に見てくださる方や応援してくださる皆様にお願いします!
工藤:自分たちが頑張れたのは応援してくれてる人がいたからだと思ってます。ほんとに応援が頑張るための糧になりました、ありがとうございました。
木下:ありがとうございました!
工藤:ありがとうございました!


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