見出し画像

記憶は身体に蓄積される


身体を緩めるって本当はとても怖いことで。

なぜって今まで必死に隠してきた記憶と向き合うことになるから。


感情は身体に記憶されていて、その時受け止めきれなかった感情は未完了のまま蓋をして身体の中にぎゅーっと押し込めてある。

それらは事あるごとに出てこようとするから、私たちは押し込めることに必死になっている。



マッサージで身体が緩むと、そんな記憶の蓋が開いてしまう。

身体の中に押し込めているのは、例えば幼いころ怖くて怖くて感じられなかった感情。

それらは身体の中に押し込めても消えて無くなることはなくて、私たちに気付いてもらえるのをずっと静かに(時に暴れだしながら)待っている。

気付いて優しく抱きしめてもらうのをただひたすら待っている。

だから私たちは身体を緩めて、心を緩めて、身体の中に眠っている感情を一つ一つ取り出していく。

一つ一つ大切に抱きしめてあげる。
ちゃんと見て気付いてあげれば、その記憶たちは私の一部になって溶けていく。もう悪さはしない。

本当は何も怖くない。だって私の一部だから。
恐れなくて大丈夫。

身体を緩めて、心を緩めて。
少しずつ安心を増やしていこう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?