管理職は手を動かしてはいけない

こんにちは。今日は私のサラリーマン人生の中で学んだ大切な教訓についてお話ししたいと思います。私は40代男性で、大手企業の管理職を務めております。

私がこれまでの20年以上のキャリアで学んだことは、管理職として「手を動かさない」ということの重要性です。出世していく過程で、部下の仕事の粗を見つけることが増え、時には「自分がやった方が早い」と感じることもあります。しかし、それは管理職としての役割を誤解している証拠なのです。

管理職の本質は、部下が自らの仕事を通じて成長する機会を提供することにあります。私が直接手を動かすことは、部下の学習機会を奪うことに他なりません。また、私が手を動かしてしまうと、部下は私の間違いを指摘することができなくなります。これは、チーム全体の成長を妨げる行為です。

良いアウトプットを出すためには、まず部下に任せ、その後でダブルチェックを行うことが重要です。これにより、部下は自分の仕事に責任を持ち、私は監督者としての役割を果たすことができます。岡目八目という言葉があるように、第三者の視点から物事を見ることで、より良い結果を導き出すことができるのです。それは私が優れているとか、そういうことではなく、常に仕事は第三者のチェックにさらされるプロセスが常に必要だということなのです。

だから、上司から常にダメ出しされていて、自分は仕事ができないんだと思っている若い人がいたら、「それって上司が自分でやったからうまくいくという意味ではないよ。あなたがゼロから『たたき台』を作るから、上司も「岡目八目」でアドバイスできているわけで、あなたの仕事は非常に意味があるものなのだよ。上司はダメ出しが仕事なんだから、それが普通で、あなたが悪いわけではない。」と言ってあげたいと思います。

私の経験が、皆さんの仕事や人生に少しでも役立つことを願っています。

以下の著作は上記内容と全く関係ないですが、題名が似ているので(笑


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