前回は相互循環セッションの可能性についてお話しました。
今回は最近の出来事から感じた、学ぶことについてです。

なんでも手に入る

情報、食べ物、楽しい時間、学び。
お金と時間をつくれれば、比較的何でも手に入ります。
情報なんて、無料で手に入るものがいっぱい。

奥にあるもの

人の文章、人の作品、人の料理。
そこには目的に加えて、人の人生があります。その物の奥にはたくさんの時間があります。

その人の、悲しいも嬉しいも、全部つまった、1秒たりとも止まっていない生命と大切な人たちとの時間があります。

お金で交換

その物の対価としてお金を払うことで、自分のものとなる感覚にもなります。たくさん学んで自分のものにして、自分が頑張ろうとしてしていた気がします。

でも本当にそうなのかな。

1つの料理をいただいた時、その人の人生そのものを頂いた感覚になる料理があります。ある人の話を聞くと、会ったこともない方に思いを馳せる時があります。

その人の人生にはお金や時間では測れないものがある気がします。

その一片を、分けていただいている気がします。
だからこそ、自分の手元にいただいた後も、大切に大切にしたい。

今は、そう感じられるものを、自分が無理なく、大切にできるだけ関わりたいと思います。

使われてなんぼ

自分がこのnoteをはじめ、誰かにいただいたモノと自分の感覚を言葉で発信をするようになって、発信した後は自分のものではなくなっていく事に気づきました。

自分が受け継いだものは、誰かが共有してくれて、誰かの人生に使ってもらえるから、世界に溶けていくのだろうと思います。

本当に大切にしたいもの

学ばせていただく側でも、提供する側でも、その人の大切なものや、背景までを含めて尊重したい。そうし合える関係を育んでいきたいです。

まだまだそうできない部分、自分で気づいていない部分はたくさんありますが、そんな生き方をしていきたいです。

豊田玲子（遊びたい、身体大好き）
理学療法士　パーソナルトレーナー
2012 IFBB World Chanpionship Body Fitness 日本代表