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目標のない世界

前回は学ぶことについてお話しました。
今回は目標のない世界についてです。

相互循環には目標がない?

大会、売り上げ、ダイエット。
行動を起こそうとする時って、未来にちょっとした目標を立てる事が多い気がします。それが力強く進むためには大切だと教わったり、そういった行動は、やった感が持てて一見進んでいる感覚にもなります。

相互循環の大きな特徴は、想定のできない変化や可能性との出会いです。でも、想定できる目標を設定してしまうと、その変化を見落としてしまうことがあります。

やった感=摩擦や抵抗

相互循環と別の施術を行なっての違いの1つが「やった感」だと思います。

相互循環はその人の動きたい場所から動きたい方向に関わっていきます。まるで小川に木の葉が流れる様子です。
そこには小川にとっての「流してやった感」も、木の葉にとっての「流れてやった感」も存在しないと思います。でも、その風景には、なんとも言えない心地よさがある。自然な働きなんでしょうね。

一方やった感は、何らかの流れに逆らって進んでいる時に得られる感覚です。これもある意味のコミュニケーションになるので、摩擦や抵抗は、生きている実感に感じる場合も多いと思います。やった感がある時もない時にも、生きていることには全く変わりがないんですけどね。


流れに身を任せるだけ?

でも私たちは何かをしたいと感じます。私もたくさん。その何かをしたいという部分に対して、相互循環は関われないかというと、全くそういう事ではありません。むしろ、今までの自分や経験では想定できない可能性に出会えます。

次回は続きです。

豊田玲子(遊びたい、身体大好き)
理学療法士 パーソナルトレーナー
2012 IFBB World Chanpionship Body Fitness 日本代表

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