【episode8】馴染みすぎてる男 Part2

さて、前回のすごい波長が合う彼との続き。

2回目に会う約束をした日の、はるか前にLINEが途絶え、2回目の会合が本当に開催されるのか不安を抱えていたところから。

連絡は、こなかった。(笑)
やっぱり、ね。

今日の20時30分までは可能性を信じて連絡を待つ！って思って、粘ったんだけどね〜

LINEの返信が来なくなった状態で、こちらから2週間ぶりの追いLINEするのも気が引けた。

彼のことはまだ全然知らないし、こだわっているわけではないけれど。

勝手にだけど、進展の予感がしてたから
純粋に切ない、ね。

本当は明日お散歩デートする予定だったのにな。
久しぶりでちょっと緊張しながら合流して、最初は不自然な敬語になったりして、でも、気づけばやっぱり学生時代の友達みたいにおしゃべりしてたかったな。
あ〜桜散っちゃってるね〜って言いながら新宿御苑一緒に歩きたかったな。
レジャーシート敷いて、のーんびりしたかったな。
その時は、こんなに近いのに外が明るいからか手も繋げなかったりしてね。
出張先で買ったお土産を見せて、どこに行ってたでしょう〜？てクイズ出して、そのあと一緒に食べたかったな。
コーヒー飲みたくなって、男気じゃんけんしたかったな。

アプリやってて良かったって思いたかったな。

運命の人ってやっぱりいるんだなって思いたかったな。

どっちが悪いとかじゃなくて、単純に縁がなかっただけ。

分かってはいるけれど、意中の相手からそっぽ向かれた時の虚しさたるや。

連絡こなくても受け入れられると思えるくらいには気持ちを保ってるつもりだった。
強がるのをやめたら一気に落ち込みそうだったから。

それでも、
今日1日は、LINEの通知来るたびにチェックして、肩落としてたなあ。

明日、彼がよく行くって言ってた岩盤浴行ってやろうかな(笑)

今日だけは小さく落ち込んで、また、イチから頑張ればいい、よね？

恋愛したい、彼氏がほしい、結婚したいという想いで、とにかく何があっても前向きに出会いの場に足を運んできたけど。

人に出会えば出会うほど、心が疲弊していくのはなぜだろう。

初対面の男性と楽しくおしゃべりすることが苦じゃなくなってきたのに、自己肯定感が下がっていく感覚があるのはなぜだろう。

ちやほやされるのは気持ちがいいものだけれど、
もう、誰にでもされたいわけじゃない。

こうなると、

私を選んでくれる人を、
こちらが先に選んでいるのだな〜と気付かされる。

あと2日。

もうすぐ私はジムと契約を結ぶことになる。

悔しいから、ジムを検索するのはまだやめておく。