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夏,朽ちる -Twitterコメンタリー3

大学に行く道の途中に咲いていたあじさいを写した.機材はPENTAX K-1 + TAMRON SP 90mm F2.8 172E.

1枚目

あじさいが色あせると,ついに夏が来たのだなあと実感する.この花はきれいに退色している.もしかすると,朽ちるよりも褪せるのほうが正しい表現だったかもしれない.この花は色素を失いながらも,腐らずに機能を果たしているのである.

2枚目

 使った機材は名玉タムキューである.しかし,デジタル設計になる前の古いレンズ.なんとキタムラで7500円であった.流石に現代の中望遠マクロレンズと比較してしまうと,解像感に不満があるのは事実である.天神のソニーストアでα7iii + FE 90mm F2.8 Macro Gの組み合わせと写りを比較したのだけれど,ソニーのほうが繊細に解像していた.α7iiiよりもK-1のほうが画素数が高いのにである.しかし,タムキューの美味しいところはこのボケ味にある.解像感を重視するならはなからシグマのカミソリマクロやDFAを使っている.このレンズをを使う際はどうこのボケを活かすかを考えなければならない.

3枚目

 今年は異様に梅雨が短かったせいであじさいの写真があまり撮れなかった…とても残念だ.この花もしおれてきている.


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