私はいつも、いつのまにか完璧であろうとする。
たいそう不思議なもので、完璧主義とは自覚していなくても、完璧主義に陥っていることに、ふとしたときに気づく。
私はまだ、「気づく」ことができるという段階にいるだけ、救われると思っている。
というのも、自分のことなんて自分が一番よくわからないと言うし、その状態では、他人からもわかるわけがない。
だからこそ、まずは自分が自分を理解してあげて受け止めるプロセスが大事なのに、なぜか人はそこをおざなりにして、今日も目の前にあるタスクをせっせとこなす。
そしていつのまにか、生涯を終え