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言葉にすること

「産休・育休について」の記事に、たくさんの方からスキをいただいている。
昔から思ったことをiPhoneのメモに書き連ね考えや気持ちを整理する癖のあった私。
一番活用していたSNSはfacebookだったが、リアルタイムのつながりに限らず言葉を書いてみたいと思い、
noteで発信することを意識し始めて約1年。
自分の言葉が誰かに届くことの喜びや緊張感を改めて感じる。お読みいただいた方々、ありがとうございます。

私はデビュー時から宇多田ヒカルが好きなのだが、彼女の歌詞がすごいなと思うのは、
パーソナルな体験をユニバーサルな経験に転化する力が圧倒的なことだと思う。
あ、私もこういう気持ちになったことある、と思わせてくれる瞬間が彼女の歌には詰まっている。
曲自体は、発表された時期の彼女自身の人生における変動やイベントがテーマになっていることは明らかなのに、
また曲によってはドラマの主題歌で確立された世界観があったりするのに、
本当に不思議な感覚だ。

自分の中に留めて置くうちは、文字通りあくまで個人的なことなのだけど、
言葉で表現することによって人と人をつなげる共通事項になり得るのだから、やはり言葉は力を持っている。
もちろん共感だけを呼ぶのではなく、反論や批判も招くことはあるのだけれど、
だからこそ言葉を発することには責任がある。その緊張感が言葉を生み出す難しさであり、楽しいところだ。

日記とはまた違うnoteという媒体を用いて定期的に文章を書くことで、
自分自身の中期的な変化や気持ちの揺らぎに気付きやすくなる発見があった。
今まではインスピレーションを得たら書くということが多かった。
また逆に日常体験が飽和状態になると一切書かなくなるということもよくあった。
もう少し書くことそのものに向き合うことを癖づけていき、ライフワークと言えるものにしていけたらと思う。

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