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2023総集編:1年間を振り返る

今年も残り2週間ほどとなった。
とりあえず、何か今年を振り返るようなことを書こうと思うが、今回はとにかく書くことだけに専念したいので、読みやすさとかそういったことは重視せず、ただただ書き殴ることにする。

今年はいったいどんな1年だっただろうか。
私にとっては、とにかく仕事をし、お金を稼いだ1年間であった。
1月から3月末までは短期アルバイト、3月末以降はフリーランスとして活動した。

短期アルバイトで稼いだ金額は、今年の収入の数十分の一程度なのだが、それでも学ぶことは多かったように思う。
ASD(自閉スペクトラム症)を抱え、友達が10年以上もおらず、碌に社会経験もない私を受け入れてくれた、バイト先の方々には感謝しかない。

おそらくバイトが続かず、途中で辞めるようなことがあれば、私は働く気力を完全に失い、地元でニート・引きこもり状態に陥っていたことだろう。
所詮短期アルバイトで、責任の少ない仕事だからというのもあるだろうが、
社会性や協調性、主体性に乏しく、凡そ社会ではまともな社会人として認められることなど全く考えられないような私でも、組織の一員として扱ってくれ、まともな仕事を与えていただいた。

私としても、正直言って途中まではバイトを無断で辞めてしまおうかと思うことはあったが、何とか通い続けることができ、無欠勤でバイトの契約期間が終了した。
バイト先の人たちとの人間関係について言うと、私と同じ班の上長だった方には、とりわけ世話になった。
私の社会経験が乏しいがゆえに、色々とお叱りを受けることもあり、時には頭にくることもあったのだが、振り返ればそれはだいたいが正論であった。
アルバイト最終日にも、私が仕事の細かい部分を上長に聞かず、自分の判断で作業を進めた結果、それが間違いだったと分かり、
「(他の人にちゃんと聞くのは)どの仕事でも重要だから」と言われた。

バイト最終日ということは、明日になれば赤の他人になるという状況だ。
それにもかかわらず、私に対して適切な忠告をしてくれたことに対しては、感謝しなければならないと思っている。

さて、アルバイトが終わった3月末以降、私はフリーランスとしての活動をスタートしている。
といっても、フリーランスで仕事をするための伝手があったからではなく、大学生時代からインターネットを使った仕事で小銭(月数万円程度)を稼ぐことがあり、その延長線上として始めたに過ぎない。

当時は正直なところ、就労移行支援に通うのが嫌で、とりあえず社会人として活動していることを自称するために、「フリーランス」という肩書を用いただけであった。

しかし、すぐにとあるサイトから仕事が舞い込んできた。
4月になると、また別の仕事のお誘いが来て、応募試験にも何とか突破。

試験に合格した時は本当に嬉しくて、ほぼ毎日陰鬱な気分だった私の頭の中が、まるで雲一つない空のようにすっきりとした気分になったことを覚えている。

フリーランスの仕事は忙しく、1日中仕事をし続けることもあった。
外出する時間も少なくなり、ひたすらパソコンの前で作業をする毎日。

お金は稼げているのだが、どうも精神的に調子が悪くなってくる。
アルバイトをしていた時よりも精神的に殺気立ち、些細なことでイライラが沸き起こってくる。
そんな不安定な精神と付き合いつつ、何とか仕事をこなしていた。

7月になると、また別の仕事が入ってきた。
それは今までのものとは異なり、時給制の仕事で、ただ稼働しているだけでまとまったお金が入ってくるという代物であった。

稼働すれば稼働するほどお金になるのだから、当然外に出ることは少なくし、とにかく稼働時間を増やすことに努めた。
最低でも1日10時間、多いときは14時間稼働したこともあった。
休みはなく、1日10時間以上の稼働を週7日間続けるという日々を、およそ1か月以上継続して行った。

長時間稼働の結果、お金をたくさん稼ぐことには成功したが、やはり精神面での不調はさらに悪くなっていった。
一番悪かったのは8月から9月頃で、その時はとにかく苦しいという気持ちしかなかった。
おそらく、過労で自分の命を絶ってしまう人もまた、とにかくこの苦しみから逃れたいと思った結果、そういった行為に至ってしまうのだろうと思った。

別にノルマがあるわけでもない、お金を稼がなければ食っていけないというわけでもない。
なのに、なぜかお金を稼ぎ続けなければという気持ちに襲われる。
稼げる余地があるのなら、それを最大限追求しなければならないと。

9月中旬頃からは、私の年間収入を大きく跳ね上げることにつながった1つの案件があった。
それは時給制ではなく、作業した分だけお金になる仕事で、私は他の人とは比較にならないほどの驚異的なスピードで作業を進めた。
その結果、1日で稼いだ金額が10万円を超えるという、普通の仕事ではまずあり得ないような稼ぎをたたき出した。しかもそれが2週間ほど続いた。

この仕事をしている間、私の中の「稼いだと判断できる金額」の尺度は、当然ながら一般的な常識とは大きくかけ離れることになったわけだが、買い物における金銭感覚は大学生時代と同様のままだった。

いくら稼いでも、結果的に税金や保険料に取られるし、私は貯金をしてやりたいことがあったので、散財をすることはなかった。

10月上旬以降は仕事も少なくなり、比較的落ち着いた日々となった。
毎日ほどほどに仕事をしつつ、たまには電車やバスでどこかに出かけたり、ウォーキングをしたりと、健康にも気を遣った。

11月中旬には、4月から続けていた案件が終了し、さらに仕事が少なくなる。
今後のフリーランス生活への不安を覚えることもあったが、とりあえず今は激務をしないようにと、今ある案件だけに集中した。

長時間労働や苦手なマルチタスクをなるべく避け、自分のこなせる範囲内で仕事をするようになると、夏の時のような精神的不調はなくなった。

しかし、仕事に割くリソースが少なくなり、暇を持て余してしまうと、どうも余計なことに頭を使ってしまう。

例えば、私の住む札幌における運転マナーや、歩きタバコなど。
私の住んでいるエリアだけが特殊なのかは分からないが、出かけるたびに変な運転をする車や、歩きタバコをしている人を見かける。

このような人や車を目撃するたびに、瞬間湯沸かし器のように頭に血が上るということがしょっちゅうあって、それが悩みの種になっていた。

また、インターネットを使って色々と情報を集めていると、それがもとで気分を害することもある。
時には他人の書き込みがどうしても気に入らず、長文でそれをまくし立ててしまったりと、くだらないことでイラつきを覚えてしまう日々である。

これはもはや、肉体的健康(血圧とか)にも何らかの悪影響が及んでくるレベルだと思うので、これが続くようなら精神科や心療内科に診てもらった方が良いだろう。

さて、こうして1年が終わるわけだが、この1年間で学んだことは何だろう。
それを適当に挙げてみると、

  1. 長時間にわたる労働や、複数の仕事を同時並行に進めるといった状況が続くと、精神的な不調が起こりやすいこと。

  2. 在宅フリーランスとしてどのように仕事を受け、それをこなすかという一連のプロセス。

  3. ウォーキングをするなどして、定期的に気晴らしをすると、仕事の能率も上がる。

  4. 贅沢をしなければ、1か月10万円で生活できること。

  5. 仕事をする際には、「報連相」に気を付け、気になったことはすぐに聞いてみることが必要ということ。

  6. 年金の追納を使った所得控除といった節税知識や、簡単な金融、確定申告についての知識。

  7. 個人事業主の税金、保険料(国民健康保険料)の高さ。

とりあえず、色々なことを学べたと思う。

来年はどんな1年になるかは、まだ全く見当がつかない。
まず、確定申告という大イベントをくぐり抜けなければならないのは確かだ。
それから発生してくるのは、所得税、住民税、国民健康保険料、予定納税といった、怒涛の税金負担。これもまた確定的だ。

来年の仕事についても、全く見通しがついていない。
今年と同様、コンスタントに仕事が入ってくるかもしれないし、全くないかもしれない。
いずれにしても、今年の経験を糧にして、来年はあまり精神的不調に陥らないよう気を付けていきたい。

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