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春の札幌徘徊:北大から円山公園・大通公園まで

春の札幌徘徊に出かける。
札幌市営地下鉄南北線、北18条駅からスタートする。

札幌北十八条郵便局

北18条駅は北大の最寄り駅の1つだ。
駅周辺は学生らしき若者が多い。
大学を卒業してからもう2年が経つが、未だに学生気分が抜けない。

北18条駅から北大に向かう

駅から北大札幌キャンパスに向かって進んでいると、自分を追い抜こうと早歩きで歩き続けている女性がいたので、こちらは敢えて追い抜かれないような速度で歩く。
赤信号にぶち当たると、その女性が私のすぐ前にやってきて、信号が青になるのを待っている。

少し面白くなってきた私は、青信号になると彼女を追い抜いて、再び先頭に躍り出て早歩きで進んだ。
冬の間に撒かれた滑り止めの砂が残る道路の上を、競歩のようなスピードで歩いて行く。
その人はよほど急いでいるのか、それとも私という限りなく程度の低い男に抜かれたことが気に食わないのか、必死に私を追い抜こうと距離を詰めてきた。

北大構内にて

北大構内に入ると、「いい加減にしろクソ野郎」と言わんばかりの速度で私を再び追い抜いて行ったので、私は彼女に先を譲ることにした。

北大構内にて②

北海道民は道路(特に車の流れの少ない道路)では先頭を走らないと気が済まないという人が多いようだが、この女性もそういう類の人だろうか。

北大構内にて③獣医学部

北大にはこれまで何度も来ている。
そろそろ大学図書館の学外利用申請をしようと考えていて、準備を進めているが手続きがやけに面倒なので、もう何か月も先送りをしている。
部外者でも図書館を利用できるのは貴重なので、利用申請をしてとりあえず1度くらいは図書館に入ってみたいと思う。

北大構内にて④

4月になり、雪がほとんどなくなったので、自転車の数が増えてきている。
北大は旧帝大の中でダントツでキャンパスが広く、構内を自転車で移動する学生が多い。

北大構内から環状通へと出る

しばらく構内を歩くと、「環状通」と呼ばれる大きな通りに出る。

環状通、石山通が交わる交差点にて

ここからは、ひたすら環状通沿いを進んでいく。

北大キャンパスから離れ、札幌競馬場の近くを歩いている。
歩道の道幅がかなり広く、日曜日のためランニングをする人も多い。

ジェイアール北海道バス:北16条西21丁目バス停

環状通を南下していくと、「札幌中央卸売市場」が近づいてくる。
観光客に人気の市場で、私も周辺を通ったことは何度かあるが、個人的には興味がないので寄らずに先へ進む。

札幌中央卸売市場付近

市場が近づいてくると、輸送関係のトラックが目につくようになる。
ある運送会社のトラックが、赤信号になるタイミングで止まらず、そのまま市場の敷地まで入って行ってしまった。

ある程度スピードが出ていたのなら、赤信号で止まれなくてもしょうがないと言えなくもないが、そのトラックは市場に入るためにかなり減速していたので、止まらなかったのは完全に運転手の怠慢か、不注意と言わざるを得ないだろう。

引き続き市場の近くを通っている。
この歩行者信号、おそらく市場の敷地に車が入ってくることを見越して設置されているのだろうが、この時は物理的に車が行き来できないようになっていたので、完全に意味のない存在になっている。
普段は札幌市民の赤信号無視を盛んに糾弾している私でも、こういう場合ならば赤でも渡ってしまうだろう。

さらに環状通を南の方向へと進む。
そろそろ地下鉄東西線の二十四軒駅が近くに現れてくる頃だが、まだ歩けそうなのでウォーキングを続行する。

ランナーのような出で立ちの男女が、ガヤガヤと談笑している脇を通過。
後から調べてみると、フィットネスジムか何かがある場所だったようだ。

日産自動車の見える交差点。
看板を見ると、「宮の森」と書かれている。
宮の森とは、札幌を代表する高級住宅街だ。
確かに周辺住民の雰囲気が他と異なるように感じる…と思えなくもないが、はっきり言ってよく分からない。

中央区円山北町団地付近。
ここまで来ると、地下鉄東西線の西28丁目駅はすぐ近くだ。

地下鉄東西線:西28丁目駅

西28丁目駅に到着。
せっかくここまで来たので、円山公園まで行くことにしよう。

写真には、「サンビル地下街」とある。
札幌中心部でないのにもかかわらず地下街があるとは、さすが中央区だ。

初めてこの駅に来たのは、2022年3月の札幌遠征の頃。
某就労移行に見学のために来たのだが、あの時は正直言ってあまり栄えていないなと思った。
しかし、札幌に来て2年も経つと、自分の中の「都会」の基準がどんどん下がってくるので、これでもかなり都会に見えてきてしまう。

円山公園入口

西28丁目駅から円山公園は徒歩10分程度でアクセスできるので、すぐに公園に到着した。

北大から円山公園というと、かつての北大では桜が見頃の時期、学生たちが「都ぞ弥生」(北大恵迪寮の寮歌)を歌いながら、大学から円山公園まで花見をするために歩いて行ったという逸話があるらしい。

北大から円山公園まで徒歩とは大変だなと思っていたが、実際歩いてみるとそれほど遠くなかったので、体力のある大学生なら余裕だっただろうと思う。
(ただ、今回私が歩いたルートが、当時の学生のそれと同じだったかどうかは定かではない。)

円山公園にて

首都圏や関西圏、四国九州などでは、既にが満開になっているようだが、北海道はまだまだ、開花すらしていないので、入口を少し見たら引き返す。

円山公園付近の交差点

円山公園まで来たので、あとは地下鉄で帰ろうかと考えたが、何となく地下鉄に乗るのも面倒に感じてきたので、惰性で大通方面に進む。

都会かつ観光客も多い地域のため、看板も充実

地下鉄東西線の円山公園~西18丁目~西11丁目の地域は、私が道外からの札幌移住者に特におすすめしているエリアだ。
住民の民度が高く、文化度も高く、かつ利便性も高く(札幌中心部に近い)、さらに自然も多い、まさに攻守ともに最強のエリアだと考えている。しかしながら、スーパーマーケットを含む商業施設の類はそれほど多くはないので、人によっては合わないだろう。

西18丁目方面に歩いていると、「札幌フードセンター円山店」(マックスバリュ)があったので、買い物のために寄ってみる。
私はイオン系スーパーをメインで利用しているが、何となくマックスバリュはどの店舗に行っても雰囲気が暗い感じがして、敬遠したくなることがある。
今年秋に、イオン北海道が札幌市内の「西友」を買収することになるようだが、西友は果たして何の店舗になるのだろうか。

札幌市資料館の真裏から撮影

それからは特に変わったこともなく、だらだらと札幌市資料館のある西11丁目駅付近まで歩いてきた。

大通公園にて

あとは大通公園を通って、テレビ塔に辿り着いたら終了だ。
ようやく春の陽気が札幌にまで上陸してきて、公園内の雪はほぼ消え、ベンチで過ごす人も増えていた。

気温は13度もある

丸井今井札幌本店付近にある気温計を見ると、13度となっている。
これまで1時間半以上歩いてきているので、上着がなくても全く平気という感じである。

テレビ塔が近づいてくるにつれて、外国人観光客の姿が多くなってくる。
しかしさっぽろ雪まつりの時期と比べると、観光客はかなり少ないように思えた。

テレビ塔近くにあるツリー

札幌テレビ塔のある、大通西1丁目に到着した。
もう4月なのに、クリスマスツリーが設置されていた。

札幌テレビ塔に着いた。
北18条駅付近から北大を通り、円山公園、そして大通公園までやってきたが、意外と近いなと感じた。
北大構内は日曜日で人が少なかったため快適で、環状通も歩道が広かったのですいすい進むことができた。
西28丁目駅から円山、大通方面に関しては、市街地が連続しているので、だいぶ歩きやすかった。

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