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適応障害から副業を始めてよかったこと

昨年からパワハラによる適応障害で休職していたが、今年の4月から復職して同時に副業を始めた。まず始めたのはメルカリ、続いてブログを開設して今はwebライター中心に活動している。負荷を考えると誰にでもすすめられるものではないが、結果として副業は精神的な支えになった。
今回は副業していてよかったことについて紹介していく。

副業がお守りになった

本業で「辞めちまえ」「そんなことでは通用しない」と言われたこともあり、私はライターを続けていく自信を持てなくなってしまった。しかし副業でwebライターとして働き始めると、今まで言われていたことは単なる上司の感想だったことに気付く。クライアントの評価やフィードバック、そして何より個人として手に入れた収入が精神的な支えになった。
この会社で働けなくなったとしても、この場所以外で生きていけるという確信は働くうえでお守りになる。「辞めてもいい」と思うことで吹っ切れたからか、復職後の本業でも堂々と振る舞えるようになった。

視野が広がった

本業に専念することで得られるものはあるが、どうしても経験、知識の範囲はチームの業務内容や上司のやり方に限られてしまう。
その点副業として個人で働く場合、興味があればどんな仕事にも手を挙げることができる。薬剤師でも薬とは関係ない金融ジャンルの記事を書いてもいいし、転職ブログを運営してもいい。
副業で上積みした経験や知識は本業や他の副業にも活かせる。副業で学んだニーズ調査やペルソナ設定の方法は本業にも応用しているし、以前挫折したブログもSEO対策に慣れてきた今ならよりクオリティを上げて再開できそうだ。

会社員のありがたみを実感した

休職中は復職よりも退職してフリーランスになりたいと思っていた。一方で会社員以外の働き方を考えたとき、相対的に会社員の恩恵について思いを馳せるようになった。
休職という制度があるのも会社員だからこそであり、フリーランスになれば傷病手当金をもらうことはない。毎月安定して収入が入ってくるし、失敗したところで仕事が途切れることはめったにない。
会社がありがたいというよりは、利用できるものは利用してから独立しようという気持ちでいる。

それでも、時々この選択でいいのかと思うことはある。
副業として使える時間は限られているので、興味があっても応募に踏み切れなかった仕事もある。チームは異動になったが、パワハラ上司と縁が切れたわけではない。
会社員かフリーランスか、白黒はっきりつけるのは後でもいい。今はとりあえず副業で働くという選択肢でもいい、と思えるようになったのはつい最近のことだ。きっと縁があればそのときは訪れるから、そのときまでは今の会社で働こうと思っている。


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