やーはち|ライター

薬剤師→フリーランスのライターへ。 小説とエッセイを書いています。 ZINE「毒親育ち…

やーはち|ライター

薬剤師→フリーランスのライターへ。 小説とエッセイを書いています。 ZINE「毒親育ちが大人になってから」通販受付中 https://ya-hachi.booth.pm/items/5294664 文学フリマ東京37出店。 Amazonアソシエイト参加中。

マガジン

  • ZINEの制作、文学フリマなど

    ZINEを制作する方法やイベント出展について紹介します。 これからZINEを制作したいと思っている方、ZINEを作ってイベント出展されている方向け。

  • 仕事、生き方に関するエッセイ

    転職や休職、旅を経て考えたこと

  • 旅行記、旅エッセイまとめ

    今までの旅行について書きました。 北海道、ロシアなど

最近の記事

  • 固定された記事

文学フリマ東京38に出展します

文学フリマ東京38に出展しますタイトルの通り、文学フリマ東京38に出展する予定です。 「毒親育ちが大人になってから」に続き、新刊「毒親育ちの恋愛事情」を販売します。 文学フリマ東京38の開催概要🕙5/19(日) 12:00〜17:00開催 📍東京流通センター 第一展示場・第二展示場 📘文学フリマとは?→https://bunfree.net/attend/ 📕イベント詳細→https://bunfree.net/event/tokyo38/ 🎫チケット→https://bu

    • 書店と旅は似ている

      ここ数年、個人書店へ行くようになった。個人書店とはその名の通り個人で経営している書店で、店主独自の基準で本が並んでいる。書店によってやカフェやイベントスペースを兼ねているところもある。同じ書店といってもラインナップが全く異なり、その店独自の雰囲気があらわれる。お気に入りの書店を見つけると、足繫く通ってしまう。 もし特定の本を買いたいだけなら、便利なのは大型書店やAmazonだろう。たいていの本はそろっているし、欲しいと思ったときすぐに購入できる。私も時々利用している。 本を

      • 文学フリマがライターの原動力になった話

        ライターの仕事は文章を書くことではなく、文章を通して人の心を動かすことだと思っている。疑問点を解決して安心させる、商品やサービスを解説して購入したいという気持ちを刺激する…人の心を動かせば数字が動く。PVやお金に結果があらわれる。 しかし数字は見られても、文章を読んだ人の心自体を見ることはできない。結果は大事だが、数字でしかない。実際に読んだ相手が自分の文章を通して何を思っているのか。そもそも文章が本当に届いているのか。普段はWebで文章を書いているので、本当に自分の文章が人

        • 校正しているだけの日記

          文学フリマ東京38に出す新刊を作っている。 今日は一日校正をしていた。明日の午後に入稿なので、今日が最終確認になる。前回はnoteの内容を加筆・修正していたが、今回はほとんど書き下ろしなので校正のボリュームが多い。 目次も作った。InDesignで目次を作るたび、手順を忘れて調べ直している。1冊に1度しか作らないので、毎回忘れてしまう。全体の構造を間違えるとうまく作れないので、毎回エラーが出ないかヒヤヒヤしている。 今回もインタビュー記事を書いた。自分の話だけでなく、他の

        • 固定された記事

        文学フリマ東京38に出展します

        マガジン

        • ZINEの制作、文学フリマなど
          15本
        • 仕事、生き方に関するエッセイ
          17本
        • 旅行記、旅エッセイまとめ
          14本

        記事

          原稿に追われてるだけの日記

          仕事を増やすのが得意で、仕事を減らすのが苦手だ。 面白そうなことには首を突っ込み、時間を忘れてしまう。そのくせ、人に頼むとか納期を調整するのがうまくできない。やりたくないことを後回しにする癖もある。 だから月に1度は予定が詰まり、ずっと作業しなければ回らない時期が訪れる。次こそは予定を立てて余裕を持ったスケジュールを組もうと思っても、翌月には元通りバタバタしている。 今回もZINEの原稿やKindleの版組み、Webライターの仕事とnoteの更新であっという間に一日が終わる。

          原稿に追われてるだけの日記

          書くって楽しい、でもつらい

          やっと文学フリマに出す新刊『毒親育ちの恋愛事情』の初稿が完成した。好きで制作しているのに、書いていて時々苦しくなった。あまりいい思い出ではない記憶も掘り起こしながら書いていた。 創作にあたり、どうしても明るい気分ではいられない時期がある。伝えたいことが辛い記憶の中にあり、取りに行くには感情の底に沈まなければいけない。うわべだけのエピソードを書いても、納得できる作品は書けないだろう。 前作『毒親育ちが大人になってから』を読んだ友人が、私の作品を「魂を削っている」と評した。制作中

          書くって楽しい、でもつらい

          文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

          文学フリマ東京38にて、「毒親育ちの恋愛事情」を販売する。 今週中に入稿なので、今は制作の佳境だ。表紙のイメージはこんな感じになった。 本編で触れるかわからないので、せっかくだからnoteで表紙についてウラ話をしようと思う。 表紙の花は夾竹桃(キョウチクトウ)という。イラストのように濃いピンクだけでなく、薄ピンクや白色の花をつけるものもあるようだ。きれいだが、樹木全体に毒がある。花言葉も「油断大敵」「用心」など、あまり明るい雰囲気ではない。 最初は太宰治が好きだという理由

          文学フリマ新刊「毒親育ちの恋愛事情」表紙のウラ話

          旅に依存していた話

          今は値上げしているかもしれないが、かつて大学近くの食堂ではカレーが250円で食べられた。なぜその値段を覚えているかというと、金欠のときそのカレーに何度か助けられているからだ。食費を切り詰めるとき、食堂のカレーは大いに役立った。現金がなく途方にくれていたとき、財布の底に残っていた食券を発見したときは大いに喜んだ。 大学生のとき、暇さえあれば旅に出ていた。手持ちが減り、生活費として確保しておくべき預金にも手を出した。バイト代が入るまで、食堂のカレーで空腹をしのいでいた。旅に行く頻

          旅に依存していた話

          方法よりも大事なこと

          結婚式のとき、当日のカメラマンを指名できるオプションがあった。カメラマンによって、料金も写真の雰囲気も全く違う。カメラマンの腕一つでここまで違うのかと驚いた。その中でもプランナーさん一押しのカメラマンがいた。 ポートフォリオを一目見ただけで、そのカメラマンを指名したいと思った。友達と向かい合って笑いあう花嫁と友人。自然な表情。当時の雰囲気までも写真に込めたようだった。写真に詳しくない私でさえ、魅力は十分すぎるほど感じられた。 結局そのカメラマンは日程が合わず指名できなかったの

          方法よりも大事なこと

          2022年柏駅西口

          生体と同じように、街も新陳代謝をしている。 久しぶりに柏へ行ったら、かつて通っていた喫茶店「うらら」が日高屋になっていた。「うらら」は西口の角にある食券式の店で、朝行くと350円でモーニングセットが食べられる。とりわけ金がない学生時代の私にとって、コーヒーに厚切りのトーストとゆで卵まで食べられるのはありがたかった。 「うらら」の代わりというわけでもないだろうが、日高屋の近くにはエクセルシオールができていた。開店して間もないのか、店舗は狭いながらも真新しく小綺麗だ。駅が近い

          大道絵師と売文家

          「パリ・ロンドン放浪記」を読んでいると、ロンドンの物乞いにボゾという大道絵師が出てくる。 大道絵師というのは道端に絵具で絵を描き、道行く人からチップをもらう仕事だ。ボゾはペンキ屋だったのだが事故で足を負傷してしまい、紆余曲折の末に大道絵師の仕事にたどり着いた。 大道絵師というのは興味深い仕事だ。どれだけ見事な絵を描いても物乞いに過ぎず、寒さに凍えながら暮らす日々を送る。大した金にはならず、雨の日や寒い時期は商売にならない。 その日暮らしで、持ち物は数冊の本と絵の具だけ。それで

          大道絵師と売文家

          ブログ更新しました。今回はZINEのイベントについて。 https://ya-hachi.com/zine-event/

          ブログ更新しました。今回はZINEのイベントについて。 https://ya-hachi.com/zine-event/

          ライターを名乗るようになってから

          「フリーでライターやってます、やーはちです」 最近の自己紹介はこれで終わりだ。最近は特に「薬剤師です」と言わなくなった。言われるような仕事を全部辞めたからだ。 ドラッグストア時代は「薬剤師さん」だったし、企業時代も「薬剤師でメディカルライター」というポジションにいた。 薬剤師だったころ(厳密には今もそうだが)、決して悪い扱いを受けていたわけではない。国家資格で専門性の高い仕事だから、むしろ褒められる機会の方が多い。それでも薬剤師になってから、いや入学した時点ですでに「薬剤師

          ライターを名乗るようになってから

          ブログ更新しました。 ZINEの売り方を紹介しています。 https://ya-hachi.com/zine-sell/

          ブログ更新しました。 ZINEの売り方を紹介しています。 https://ya-hachi.com/zine-sell/

          次回のZINEに向けて

          この頃ZINEフェスやWebライターの仕事で忙しく、新刊の準備にとりかかる余裕がなかった。昨日からやっと落ち着き始めたので、次回作「毒親育ちの恋愛事情(仮題)」の構想を練っている。 前回のタイトルは「毒親育ちが大人になってから」。主に仕事や生活面の生きづらさに焦点を当てて書いた。しかし、作り終えてまだ描ききれていない要素があった。それが恋愛や結婚についてだった。 まず、恋愛というものはその人の核となる部分が現れると思う。思春期の私にとって、自分の核は不信だった。人を信じられ

          次回のZINEに向けて

          ブログ更新しました。今回はZINEについて。 https://ya-hachi.com/zine/

          ブログ更新しました。今回はZINEについて。 https://ya-hachi.com/zine/