雨水前に卵を立てる

山科閑居さん、といういつも愛読させていただいている方が、立春に卵を立てていた。

卵というものはそれ自体でも「立つ」そうなのだけれど、なかなかバランスを取るのが難しい。それを簡単に立たせる方法があるらしい。

これは息子とやったら楽しいかも!と思いずっとやりたかったのだけれど、仕事やら何やらで結局こんなに日があいてしまった。まだ雨水前なだけマシだと思おう。

ところで、この「立つ」とか「立てる」とかいう言葉は私の頭を大変悩ませるもので、何度聞いても正解がよくわからない。「ずっと標準語だと思っていたのに方言だった言葉ランキング(讃岐弁編)」があれば確実に上位に入るだろうものに「立てる、立てった」という言葉があり。自分で話しながらどれが標準語でどれが方言か全然わからんのじゃー!という状態になるのだ。未だによくわかっていないので、もし記事内で「ん?」と思う表現があっても気にしないでください。皆「立てった」を使えばいいよ。讃岐弁楽しいよ。

そんなこんなで、以下、本編。


山科閑居さんの記事によると

テーブルに塩をひとつまみ置いてその上に卵を立て、その後に周りの塩を吹き飛ばしてから見せれば、友だちをビックリさせられるよ!

とのことなので

用意するもの:塩、卵

塩が飛び散ってもいいようにと白い紙の上に置いてしまったので、大変わかりにくいですね。

文章だけでは塩の適量がちょっとよくわからないのだけれど、まぁ適当に置いてその上に卵を置いてみた。


立てった!!(基本的に「立った」と同じだと思ってもらえれば)

ただ、想像していた程は上手く立たないというか、もちろん何も無い時とは比べ物にならない程立ちやすいのだけれど、物凄く安定しているかというとそうでもない。それなりに「真っ直ぐ立てよう」という気持ちで臨まないと難しい気がする。

息子にはちょっと難しかったようで、最初は上手くいかなかった。しかし何回かすると

できた!!
ちょっとやる気になればできる。4歳にいい塩梅の難しさなのかもしれない。


しかし問題はここからで。塩は多い方が立ちやすいのかと、息子がやった分は塩多めでいってみたのだけれど、当たり前ながらその分、下の塩がよく見える。

周りの塩を吹き飛ばして

と書いているけれども。うーん。前述の通り、これはそこまで安定したものじゃないし、塩が吹き飛ぶほどの風を起こすと卵も倒れるんじゃないかと。


のけられるだけ、指で後ろにのけてみた。軽くふーっと吹いてみただけでは、塩は飛ばず。サラッサラな塩ならいけるのだろうか。


とりあえず最初から、なるべく少量の塩でやってみればいいのでは?とやった結果がこちら。かなり下から見ないと塩は見えないと思う。けど、角度によったらどうしても見えてしまう。

ちなみにこの時の塩は、卵の横のこのくらい。

その後。


やっぱり見にくいよなぁと紙の無い所でやってみた最後の方。この量だと少なすぎて


この量だと


立った。あんまり下に塩も見えないし、最初からできるギリギリくらいの量でやるのが一番綺麗なのかなぁと思いつつ。


息子も何度もやるうちにとても上手になり、楽しそうに遊んでいた。ちなみに周りにはギャラリーを配置してみていたのだけれど、結局イマイチ写らないまま終わってしまった。我が家のウルトラ怪獣とティラノサウルスとドラクエの魔物たちである。

今回は書いてあった通り塩でやってみたわけだけれど、これが砂糖なら?小麦粉なら?パン粉なら?等々、違いが気になるものもあれこれ思いつく。今は片付けが面倒だからやらないけれども、自由研究とかでやってみても面白いかも。どなたかやる気のある方はぜひ。こういうところから新たな技術が生まれるんだぜ(たぶん)。

ちなみに実験(?)に使用した卵のうち1個は、その日のうちにホットケーキになり、スタッフが美味しくいただきましたことをご報告してこの記事は終わろうと思います。いびつだけど、もうほぼ1人でホットケーキを作れるのである!4歳すごい!(親バカ)。


そんなわけで、親子ともに楽しい休日を過ごせました。山科閑居さん、ありがとうございました!


ではまた明日。