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【沖縄・飲食業界】僕が生で見た「新世代」の経営者たち

こんにちは!!

経営・労務コンサルティング(HR領域)を主な事業として運営しているTRIPORT(トライポート)の代表・岡本です(^^)

今回のお話は、前回「沖縄」移住に関するお話をさせて頂いたので、雑談レベルではありますが(^^; その流れで…

(僕は飲食業界に詳しいわけではありませんが(^^;)

沖縄の飲食業界で頑張っている「新世代の経営者たち」

というテーマで、具体的にどんなところが新世代と感じたのか、シンプルに凄いなぁー!!と思ったのか。

5年以上沖縄に住んでみて、様々な沖縄の飲食業界の方々とお会いして感じたことを、完全なる僕の主観でお話できたらと思ってます(^^)

ちなみに前回の記事は下記です!!もし宜しければこちらもどうぞ!!


【はじめに】

いきなりですが…僕は美味しいごはん、そしてお酒を飲むのが大好きです!!笑

というのも、一人でご飯に行ってカウンターなどで食事をしていると、自然とお店のオーナーさんやカウンターで隣に座っている方から、自分の知らない業界・世界の話などをビジネス・忖度・バイアス抜きで色々聞けて、様々な刺激を戴けるからです!!(^^)

ちなみに沖縄の経営者には2パターンいるなぁーと思ってます!!

<パターン1>
内地(東京や大阪、福岡などの本土)から移住してきた経営者
(結婚した相手方が沖縄出身というケースもぼちぼちある印象)

<パターン2>
生まれも育ちも沖縄の経営者
(東京などの内地の大学に進学し就職で沖縄に戻ってくる方や、大学卒業後そのまま内地の企業に勤めてからUターンしてきた方も多い印象)


「新世代の経営者たち」のどこが凄い!?

一言で「凄さ」を表現することは難しいですが…

令和の時代を経営者として生きる、老若男女、沖縄で頑張っている様々な飲食店オーナーさんに直接お会いしてお話を聞かせて頂いた結果、僕が感じた印象としては下記のような点があります。

・「日本全国」、むしろ「世界」を視野に入れての経営を大事にしている

・多様な価値観を理解しつつ、沖縄文化も大事にしている


・マネタイズというよりも「ワクワク、ドキドキ、楽しい、嬉しい」などのポジティブな方向性での企画・創造を大事にしている

・沖縄県内にある企業同士だけでなく、内地の企業とのコラボレートによる新たな付加価値創造(シナジー)なども大事にしている
                               等々…

沖縄には原価率40%超(業界平均30%前半)でお料理を出してくれるお店も多々ありますので、シンプルにナイスコスパなお店という点も凄いのですが…(^^;

(参考:一昔前の沖縄の経営スタンスに対する印象)
実際に沖縄生まれ沖縄育ちの経営者たちにヒアリングした結果なのですが…

どちらかというと閉鎖的で、内地を避けている印象であり、また沖縄県内の所得格差が非常に大きいことからも分かる通り、利権争いが水面下で行われているような印象でした(-_-;)


事例紹介

例えば、下記飲食店(お肉の一心)さんなんかは、マーケティング戦略の観点でインバウンドの海外からのお客様にとっても力を入れているお店だったりします!!

このお店のオーナー宮城さんは生まれも育ちも沖縄の方ですが、英語が話せるので…

「沖縄食材」×「沖縄の人と話せる楽しさ」

という掛け算で、お店、そして沖縄の魅力を世界に発信していたりします(^^)
(海外からの旅行客同士の口コミでの来客もかなり多いそうです!!)

また宮城さんの場合、ネパールの若者(とっても勤勉で優しく素敵な子)を雇用しているのですが、家族のように大事にされているのもホント素敵です(^^)

他にも下記那覇にある「隠れ家フレンチ(よっちゃん亭)」さんや「隠れ家bar(Blanc de Blanc)」さん、は、それぞれが物凄い料理・お酒のスペシャリスト、超一流のシェフ、バーテンダーさんですが…

BARで内地の一流シェフとコラボレート企画をしている様子

個人のチカラだけでなく、内地(東京や大阪など)の一流シェフを沖縄に招待してコラボレートディナーを開催したり、ジャズ奏者を招待して「食×音楽」というコラボレートをしたり(^^♪

現在の沖縄ではそのような「シナジー経営」をされている方が増えてきているように感じます!!

他にも那覇市の某飲み屋街では…

合同イベントBBQの様子

例えば、「蒸し料理専門店(ムジルシ)」さんは同一エリアの複数の飲食店さんと合同で様々なイベントを定期的に開催したり、地域活性化をするための活動もされている等…

自分のお店だけでなく地域全体で発展させていくという視点がビジネス目線でも非常に効果的な取り組みだなーと、素晴らしいなぁと思ってます!!(^^)



「隠れ家的カジュアルワインバー&肉料理店(ブーシェ)」さんは、沖縄の「ちょっと背伸びしてかっこつけたい若者たち(笑)」のために…

お洒落な空間で、かつ、美味しい料理とお酒を…
原価率40%超という”超低価格”で提供してあげたい!!

…という粋な計らいで、あり得ない原価率でお酒とお料理を振舞っていただけるような、そんな素敵なお店もあります(^^♪

上記に挙げたお店たちは数ある事例の幾つかでしかありませんが…


新たな付加価値創造のための「シナジー経営」

大量生産・大量消費の時代はとっくの昔に終わりを迎えており、また、SNSが発達し個人でも情報発信ができる現代において、多様な価値観、かつ、グローバルな視点は非常に大事だと思っています!

かつ、自分のチカラだけでなく他者のチカラとのシナジーを意識したビジネスを考えることがとっても大事だよなーと思います!

何より、「お客様を喜ばせたい!!幸せにしてあげたい!!」という思いの強さが経営の本質ですし、本当に素敵だと思います!!(^^)

(余談)
ぜひ沖縄に来る機会がある方は、とっても素敵なお店なので事前予約のうえ、お邪魔してみてください(^^♪(笑)


(参考)「沖縄」という場所について

沖縄という場所は、「アメリカ・ロシア・中国・韓国・台湾」、その他「東南アジア諸国(ネパール・ミャンマー・ベトナム等)」等からアクセスしやすく、また、地政学的にも重要なエリアになります!

そして、元々「琉球王国」という、日本の中でも異文化を感じることができるエリアであり、観光資源も豊富で「ウェルビーイング」という概念の中でも非常に重要なエリアとなります。


沖縄という観光資源を有効活用している、新世代の経営者たち

そんな複雑さの中でも、多くの魅力がある沖縄というエリアだからこそ…

上記のような「世界の中における日本」という意識や、「沖縄という魅力を前面に出しながらも、様々なエリアの魅力とコラボレート」することによる効果を意識している点を多々感じます!

また、ヒトをワクワク・ドキドキさせる魅力的なサービス・コンテンツを思考し続けているというのも印象的です!


余談

ちなみに沖縄に住んでみると分かるのですが、前述した様々な国の方々は、旅行で来ているという意味ではなく、実際に沖縄に住んでいる方が非常に多くいます!

シンプルに多様な価値観・文化に触れる機会も増えるため非常に嬉しいです!!(^^)

アメリカ海兵隊(エンジニアチーム)とのBBQ

実際に僕自身、例えば、沖縄に駐屯している海兵隊の方と交流したこともあったり、ミャンマーやネパールの方とも仲良くさせて頂いています!!


ビジネスに必要なものとは

ビジネスに必要な要素は物凄く多いので列挙するのは難しいと思いますが、ざっくり大きな粒度で考えていくと…

1、ヒトの”あらゆる感情を揺さぶる”魅力的なサービス・コンテンツ
2、マーケット(TAM)規模の確保
3、集客からサービス提供まで、安定的に利益を生み出すスキーム
                             等々

あたりかなぁーなんて思います!!
(下記「バリューデザインシンタックス」の考え方が素敵です)


前回の記事でも言及しましたが、今後の世界における日本経済において「観光資源」はとても重要であり、この資源をいかに活用できるか…

「沖縄」という最高の観光資源を日本だけに留まらず、世界に発信したいという思いに、若き経営者たちは自然と気付き、その魅力を発信するコンテンツを意識して経営しているようにも感じます。

マーケット規模の確保という観点でも、常にインバウンド、世界の中における沖縄という観点で、世界をマーケットとして考えたサービス・コンテンツを考えアウトプットされていると感じます。

ただ、3つ目の「集客からサービス提供まで、安定的に利益を生み出すスキーム」という観点では、まだまだ改善の予定があるかなぁという印象。

もちろんこの課題を解決するためには、上記1・2の「コンテンツ」や「マーケット」との関係性が深いのですが…


【最後に】沖縄の「地方創生」にどう貢献できるか

最近では例えば、「不動産×経営コンサル×飲食」という複合的なコンテンツも徐々に沖縄に進出しています!

例えば、飲食店を経営したいと思う方は…

経営のプロではないため、飲食というビジネスを継続して利益をあげていくことが非常に難しいという課題に対して、「餅は餅屋」という考え方で…

・経営…「テナントの確保、マーケティング、その他管理業務」はA社
・サービス提供…「飲食店を経営したい方」B社

という役割分担のビジネスも出てきていますね!!(日本各地で徐々にみられるようになってきているかと思いますが…)

沖縄のコンテンツをよりスムーズに経営という視点でサポートしつつ、現地に利益を落としていくスキームを構築することが、結果的に日本全体の発展に繋がるのではないかと思います。

私自身は「ヒト(特に”労務”)」という分野の事業展開を主としている人間なので、直接的な貢献は難しいかもですが…

沖縄でエンドユーザー向けに様々な魅力的なサービス・コンテンツ、付加価値を提供している経営者たちが、よりビジネスを発展できるような安定的な企業を構築する組織作りの観点での後方支援ができるようなポジションで、今後も引き続き、机上の空論ではない地方創生に取り組んでいきたいと思います!!

そして沖縄の良さ・素晴らしさを、ヒト・モノ・カネのあらゆる視点で全国に発信していきたいと思います!!

今回も最後まで読んでいただいた方、本当に有難うございました!!


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