正しいサウナの入り方【初心者ガイド】
近年サウナブームですよね。
自分も3〜4年前からサウナの魅力に気がつきサウナ遠征するほどドハマりしてます♪
サウナに入らない人でも「サウナに入ってととのったー!」なんて言葉を目にしたり耳にしたりする機会も増えたんじゃないでしょうか?
分からない人からすると「なんだよととのうって」「サウナなんて熱くて辛いだけ」と思ってる人もいるかもしれません。
また温泉は好きで、たまにサウナには入るんだけど冷たいのは苦手だから水風呂に入らず汗を流すだけという方も意外と多いんではないでしょうか?
サウナに入って水風呂に入らない、水風呂なんて罰ゲームだと思ってる方々からしたら信じられないでしょうが、それ実はめちゃくちゃ勿体無いないんですよ。
どれぐらい勿体無いのかといったら山登りをして山頂まであと10mの所まで来て景色を拝まずに下山するぐらい勿体無いです、まぢです笑
それぐらい水風呂の存在は重要でサウナの醍醐味といったら水風呂と外気浴と言っても過言ではありません。
「さっきからお前は一体何を言ってるんだよ笑」と思われるかもしれませんが百聞は一見に如かずです。
受け入れた先にサウナトランスなるものが待ってます。
実際に経験していないとサウナ=熱い、熱い=苦行と先入観を持ってしまうかもしれないですが、想像以上のご褒美がちゃんと待ってますので是非、一度サウナへ足を運んで体験してみて欲しいものです。
今回はそんな少し興味はあるけど、どうやってととのえばいいのか分からない、水風呂に入るなんて信じられない、そもそもととのうってなに?そんな方にも伝わるように、魅力をお伝え出来ればと思います。
気持ちの切り替えや頭の整理にもオススメですよ。
是非この記事を参考に試してみてくださいね。
●サウナ(Sauna)とは
まずサウナとは蒸し風呂とも言われる蒸気浴・熱気浴で、フィンランドのカレリア地方が発祥の地とされています。
起源は2000年以上前で、食糧を貯蔵したり燻製にする為のスモーク部屋が厳しい冬の中を生きる人々にとってとても心地がよくいつの間にか沐浴する場所へと変わっていきました。
そうやって少しずつ進化していき現在のサウナが生まれました。
また1936年のベルリンオリンピックにてフィンランドのチームがサウナを持ち込んだ事で他国へと認知も広がっていきました。
いつか本場フィンランドにも行ってみたいですね。
壮大な自然と湖を目の前に薪の火を眺めながらサウナなんて最高に贅沢で憧れますよね。
たぶん人間は火を見るとリラックスすると古代からDNAに刻まれてるんでしょうね。
ストーブで室内温度を高めたり加熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させて湿度を高める事でデトックスを促します。
汗をかいた後は水風呂に入り外気浴などをして休憩したのちに再び入浴する混合浴が一般的とされてます。
●サウナに入る前に
そしたらサウナに入る前に簡単な注意点や予備知識などについてお話します。
まず飲酒してサウナに入る行為は大変危険であり絶対NGなのでやめて下さい。
アルコールは血管を拡張して血圧を下げる働きがあり、その状態でサウナに入ると血圧が下がり過ぎてしまい意識を失ったり不静脈が起きる可能性が高まりますので絶対やめましょう!
ちなみにサウナ後であればビールやサ飯は味覚が研ぎ澄まされてますので最高に美味いのでオススメですよ。
また大量に汗をかく事で水分を消費するので身体に負担をかけない為にもこまめに水分補給を摂る事も忘れないで下さいね。
水分補給でオススメなのがサウナ界では、いわずとしれた伝説の飲料水オロポです。
オロポとはオロナミンC+ポカリスエットを1:1で混ぜた飲み物で、のど越しがよく水分補給とビタミンCが一緒に摂取出来きるので、サウナ後にぴったりと大人気です。
それと根本的に暑いのがそもそも苦手という方なんですが、無理はしないで下さいね。
サウナは我慢大会ではありませんし何分入らなければいけないという明確なルールはありませんので、しっかりと芯まで身体が温まったタイミングで出ましょう。
また湿度がないサウナは砂漠同様、喉や粘膜を痛めたりする事もあるのでロウリュウ(水蒸気システム)が導入されているサウナ施設だと安心して初心者の方でも長く入れますよ。
いや俺は湿度なんかない昭和のサウナがいいんだよという方はそれでも構いません笑
また最近はおしゃれなアロマ水でロウリュウしてくれる施設なども増えてきてます。
沢山種類がある中でこれは白樺の香りがするんですが、これがまた、めちゃくちゃ良い香りでリラックス出来て最高なんです。
職場であった嫌な事や悩みなんて一瞬にして消え去りますよ。
補足ですがサウナの本場フィンランドでは白樺の葉っぱを束ねたヴィヒタというもので身体を叩き発汗を促します。
豊富なミネラル分、刺激により血行が促進されたり疲労物質の排出が高まり疲労を軽減する。
肌が活性化する。
香りによるリラックス効果などがあります。
たまに置いてある施設がありますので是非気にしてみて下さい。
●正ししい入り方
では本題、ととのう為の入り方について8つのステップで解説します。
①ボディソープやシャンプーで身体をよく洗う。
毛穴が詰まっていると代謝が落ちて汗をかきにくくなるのでしっかりと洗いましょう。
②身体の水気を拭いてサウナに入る。
※先ほどの説明同様、熱いのが苦手な方はロウリュウがある施設を選ぶといいですよ。
③体調やコンディションに合わせて座る場所を選ぶ。
熱気は上に昇る性質があるので上段に行くほど体感温度は上がり下段に行くほど体感温度が下がります。
また頭が1番高い位置になり最も熱さを感じやすい部分です。
身体は暖まってないけど顔や頭が熱くて入ってるのが辛い。
そんな方はサウナハットを使用すると熱から頭皮や髪の毛を守ってくれるのでオススメです。
④しっかりサウナで汗をかき身体を暖める。
目安時間 5〜10分 個人差有り
(施設の温度や湿度により前後しますが自分は1回目6分、2回目以降は暑さに耐性がついてるので8分ぐらいにする様にしてます。)
ちなみにサウナ室にはテレビ、温度計、湿度計、時計があり時計は12分で一周回る使用になってます。
時間を気にせずにリラックスしてもらう為にテレビや時計をおかない施設などもあります。
また端の席などしか空いていないと角度的に時計がよく見えないなんて事もよくあります。
自分は防水製のスマートウォッチを使用してアラーム(バイブ)機能を利用するようにしてます。
Apple Watchなどでも大丈夫ですがサウナは高温になる為、高価な時計が壊れたらショックですよね。
自分はお手頃かつコスパの良いXiaomi Smart Band 7を愛用しています。
かなり酷使してますが今のところ全く問題なく使えてますよ。
⑤サウナ室を出る。
そろそろ出たいなと思ったところから30〜60秒数えてから出ると水風呂に入った時気持ちいいのでオススメです。
⑥桶、シャワーにて汗を流す。
この際に冷たい水が苦手な方は水でなくお湯で汗を流す様にするといいですよ。
また汗を流さず水風呂に入る行為は"かけず小僧"と呼ばれ御法度です。
せっかくのリフレッシュを怒られて台無しにしない為にもルールを守って皆が気持ちよく入れるようにしましょう。
⑥水風呂に入る。
いよいよお待ちかねであり初心者が最初にぶつかる難関、水風呂ですね笑
自分も冷たいの苦手だったので気持ち分かります、最初は本当に勇気がいるんですよね。
そんな苦手な方の為に1番心臓に優しい入り方を教えるので安心してください。
まず下半身からゆっくりと入ります。
腰ぐらいまで入ったら両腕をウォータースライダー滑る時みたいな感じで左右クロスさせ肌に密着させます、心臓を守る様なイメージです。
準備が出来たら一気にしゃがんで首までしっかりと浸かって下さい。
冷たい!!!上がりたい!!!という気持ちをグッと抑えてそこで身体を静止して10秒数えてみて下さい。
※この時に動いたらダメです。
10秒数えていると、あれ?なんか平気かも?冷たさが消えてきたかもと感じてくると思います。
これは芯まで暖まった身体が発せられる熱で皮膚の表面付近の水温が温かくなり膜によって冷気から身体が守られているからです。
これをサウナ界では天使の羽衣と呼びます。
そして時間が経つにつれて膜がゆっくりと剥がれていきます。
※バイブラといって水流や泡で強制的に膜を作らせないドSな水風呂の場合は体感温度は下がります。
その間、約30秒〜1、2分になります。
※季節や水温によって入る時間を調整します。夏の日中は長め、真冬は外気温が冷たく身体が冷えすぎてしまう為、すぐ上がるなど。
参考までに水温のメモも載せておきます。
都内で1番冷たいかるまる池袋ではチラーという機械で13度以下まで冷やしたキンキンの水風呂+強力な水流で自分は15秒ぐらいしか入れませんでした笑
ですが一瞬で劇的にととのえるので普通の水風呂に飽きてきた方にはオススメですよ!
初めての方は18〜20度ぐらいで慣れると良いと思います。
少し話が脱線しましたが、水風呂に浸かっていると、次第にふわふわした感覚に包まれ次第に気持ちよくなってきます。
もっと入ってたいと思うのですが水風呂に長時間入り続ける行為は危ないのでふわふわしてきたら頃合いを見て上がりましょう。
⑦露天、又は室内にて外気浴する。
外に出る前に身体の水気を拭く。
⑧ととのい椅子、可能であればリクライニングシートで横になりととのう。
横になると空や自然が鮮やかに感じられ瞑想のようなディープリラックス状態に入り全て満たされている感覚で包まれていきます。
目を閉じるとそこはまるで森の中です笑
これが俗に言うととのうというもので、しっかりと休憩したら一連の流れを2〜3セットぐらい繰り返すのが一般的です。
1回目でととのえなかった人も2回目でととのえたりしますので2セットはやってみる事をオススメします。
ここまで出来たらあなたは既に立派なサウナーです。
サウナライフを満喫して下さいね!
初めてととのった平子さんが良い事を言ってたので紹介しますね。
「僕と一緒でどこかちょっと斜に構えて馬鹿にしてた人。何がサウナだと、何がととのうだと。(まぢで)とのうぜ?笑」と想像以上のととのいに感激して虜になってました笑
●ととのう(変性意識状態)のメカニズム
水風呂から出て横たわっていると、恍惚状態になりましたね。
これをサウナ界では"ととのう"医学的には"変性意識状態"と言います。
簡単にいうと自律神経が完璧に近い状態で整っている状態ですね。
瞑想やヨガにて行うマインドフルネスや部族のシャーマンなどが大麻などを摂取してトランス状態になる時などもこの変性意識状態と言えます。
一体、どういうメカニズムかというとまず、熱いサウナに入る事で交感神経が優位な状態になります。
水風呂に入る事で交感神経がさらに高い状態になります。
高くなり過ぎた交感神経を外気浴で身体がバランスを保とうとします。
その結果、副交感神経が優位な状態に入り精神的にも肉体的にも深くリラックスし満たされた状態になる訳です。
自分は藤森慎吾さんが地元長野県でテントサウナを使用してととのっている動画を見て初めてサウナに興味を持ちました。
なんか凄く気持ちよさそうだけど、なんなんだろう?そんな好奇心から入り方を調べてその日の夜に銭湯に行きました。
初めてととのった時は「No Languge」まさに言葉が要らないぐらい満たされ自然と笑みが溢れました。
想像以上のととのい具合に1人満面の笑顔で空を眺めてたので周りから見たら変なやつだったと思います笑
ちなみに自分が愛読している医者が教えるサウナによると脳内では下記のような変化も起こっているそうです。
DMNとは意識していない状態でも働いている複数の脳部位から構成される脳回路のことで、「自動車のアイドリング」に例えられることもあります。
これが脳のエネルギー消費の70〜80%を占めるため「脳エネルギーの最大の浪費家」と呼ばれたりもします。
PCやスマホでも色々なアプリがバックグラウンドで開いていると動作が重くなりますよね。
この無駄な消費を減らしてくれる効果も医学的に証明されています。
●まとめ
サウナのメリットと効果
①疲労回復やストレス解消に効果的
②自律神経のバランスが整う
③睡眠の質が向上する
④脳疲労の回復が見込める
⑤脳が活性化する
⑥五感が研ぎ澄まされる
⑦死亡リスクが低下する
⑧認知症・アルツハイマー病などのリスク低下する
段々と研究によって様々なメリットが分かってきています。
少ししたら自作サウナも作ろうと思ってます。
作ったらまた記事を書きますので興味ある方はフォローしてくれると嬉しいです。
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